天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会
3回戦

2012.10.10

セレッソ大阪

杉本(59')
藤本(89')

2

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FULL TIME

1

0-0

2-1

モンテディオ山形

前田(50')

キンチョウスタジアム

NaN

監督コメント

皆さん、こんばんは。今日は勝ったということで結果は嬉しく思いますが、パフォーマンス、ゲームの内容に対する満足感というものは残念ながらありません。選手たちは今、Jリーグの方に非常に高い集中力を見せてゲームに臨んでいますが、残念ながら同じ集中力を今日の天皇杯では見せることができなかった。これが原因で厳しいゲームになったと思います。ただし最後、勝負を分けたのは選手のクオリティであったり、技術という部分ではなかったかと思います。センターバックの(藤本)康太があれだけのロングシュートを、なかなか決まらないシュートだと思いますが、最高のシュートを決めてくれて勝つことができた。内容をトータルすれば勝利に値する部分もあったかもしれませんが、心から喜べる勝利ではないと言うのが正直なところです。

Q.山口選手とヘベルチ選手が今日は逆(のポジション)だったことが多かったようだが、その意図は?
A.我々のオフェンシブハーフの選手というのは自由に動いていいということを言っているので、その影響だと思います。ただし前半ですが、チーム全体の動きが非常に悪かった。さらに攻撃において崩しのプレーが全く出ていなかったということで、ハーフタイムに二人の選手を同時に交代しました。

Q.今日勝ったことで次の12月15日の4回戦へ進出となったが、監督の契約は12月2日までであり、それ以降の天皇杯の指揮を取るつもりはあるのでしょうか?
A.ここで言えるのは、まず今日一番大切なのはセレッソが勝って次のラウンドに進んだということだと思います。そして天皇杯、12月ですが、私が指揮をとっていてもいなくてもセレッソにとっては大きな差はないと私は思っています。Jリーグ残り6試合ありますが、その中でまず私の持っているものを全て出して、あとは12月どうなるかはまだはっきりと決まっていませんが、私がいてもいなくても天皇杯におけるセレッソというのはやるべきこと、サッカーのスタイルというのは変わらないと思っています。

選手コメント

・藤本康太選手
(ゴールの場面は)蹴る直前に、力を抜いたらいいコースに飛びました。打った瞬間に「あ、入るな」と思いましたね。1年に1回、出るか出ないかというゴールだった。あそこでボールを回して、打っていい形でいけてよかった。(リスクを冒して前に行っていた?)相手の2トップがすごく引いていたので、僕らもそこまでいって攻撃に参加したほうがいいのでは、と思って上がって行った。タカ(扇原)がよく見ていてくれた。(タイトル獲得に向けて)去年はあと一歩のところで負けたし、今年のタイトルはこの大会しか残っていない。強い気持ちで、全員で目指したい。

・杉本健勇選手
マルから良いボールが来るなと思ったので、そこに走り込みました。思い通りのゴールでした。入り方も良くなかったので、試合の流れもどっち付かずという感じだったので、(後半に交代が)来るなと思っていましたので、準備はしていました。自分も入り方を気を付けて行こうと考えていました。セレッソに帰ってきて、まだ天皇杯でしか点を取っていないので、そこはダメだと思う。天皇杯で点を取るのも大事ですが、Jリーグで取るというのが大事だと思う。今日の1点は、自分自身のバネになると思うし、これからもっともっと行けると思う。ちょっと試合があきますけど、この結果を次のJリーグで出せるようにやっていきたいと思います。相手がやりにくいというか、自分たちの細かいミスが続いていたので、そこは直さないといけないと思う。失点してもおかしくないシーンが何度もあったので、そこは選手達でもっと改善していかないといけないなと思います。チャンスで決めるというところを、もっと磨いていって出せるようにしていきたいです。

・山口 螢選手
(得点シーンは)マル(丸橋)と上手くワンツーでかわせたので良かったと思います。全体的に見ても、もうちょっと内容も結果も伴わないといけない試合だったと思います。天皇杯はこういうふうになるというのは分かってましたけど、相手も前から連動してきて、ブロックも堅かったのですごく良いチームだなと思いました。その中でも前で失い方が悪くてカウンターをくらうシーンが多かったので、次のJリーグに向けてはそういうのをなくして行ければ良いかなと思います。今日の試合を反省するところはしっかり反省して、次の試合に向けてリフレッシュしたいです。Jリーグは今、流れ良く勝ってるので、失点を減らしながら攻撃もしっかり点を取りたいです。久々に失点ゼロで、点を取って勝つという試合をしたいので、しっかり準備していきたいです。

・松井謙弥選手
勝ったから良かった。失点は自分のミスなので、チームとしてどうこうという感じじゃないです。山形は奪ってカウンターという形が早かったので、後はしっかり声を掛け合ってやりました。
(藤本のゴールは)負けられない、負けちゃいけない相手だったのでホッとしたという感じですね。少しでも良い成績が残せるように、リーグ戦も天皇杯もしっかりやって行きたいです。