2012Jリーグ ディビジョン1
第28節第1日

2012.10.6

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (27')

オウンゴール (76')

柿谷 曜一朗 (86')

3

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FULL TIME

2

1-1

2-1

サガン鳥栖

金 民友 (20')

豊田 陽平 (70')

キンチョウスタジアム

10,013

監督コメント

今日の心境を伝えるのに、なかなかいい言葉が見つからないですね。なぜこういう試合が続くのかと・・・。
ただここで断言できるのは、次の(天皇杯の)山形さんとの試合も3-2で勝つんじゃないかと(笑)、そういう感じがしています。
本当にこういうスコアが続いていることは説明のしようがないところでもあるんですけれども、間違いなく言えるのは、チームが本当に輝いているいうことだと思います。一人一人の選手がピッチで気持ちを存分に出しているし、サポーターのみなさんの素晴らしい後押しがあるからこそ、今こうしていい流れで結果が出ているのではないかと思います。

Q.まずは最初の扇原選手の交代、そしてヘベルチ選手をサイドバックで起用した理由を教えてください。
A.実はあの交代策というのは、心の中ではまったく準備していなかった部分だったんですね。なぜなら扇原を代える前に、まずは児玉に足の調子について確認したんですけれど、「まだいける」という話だったので、扇原をまず最初に交代させました。もし、児玉がああいう形(足の状態により)でピッチを出ることがわかっていたなら、扇原を残していたところでした。
そして、児玉が交代した時にグラウンドを見渡して、「試合に負けている」そして「左利きは誰だ」と考えたときに、ヘベルチを左サイドバックで使おうと、その瞬間のフィーリングで決めました。決して練習したポジショニングではなかったんですけれども、(この時に交代で入った)吉野も含めて非常によく自分の役割を果たしてくれたと思うし、選手たちを心から讃えたいと思います。

Q.今、吉野選手の名前が出ましたが、彼が出て流れが変わったと思います。彼に対する評価をお願いします。
A.本当にその通りだと思いますね。吉野が入ったことによって流れが変わったと思います。さらには枝村です。今日も決定的な仕事をしてくれたと思います。3点目のPKにつながるプレーのことです。
彼ら二人を含めて途中交代で入った選手達が期待に応えるプレーを、今日もしっかりとしてくれたと思います。

Q.今日もゴールを決めた柿谷選手の働きに対する評価をお願いします。
A.今日は本当に最高の活躍をしてくれたと思います。
香川、清武、あるいは乾といった選手たちと同じ道を歩んでいくためには、ゴール数、アシスト数といった数字を結果として出しながら、今日のようなプレーを続けていかなければならないと思います。
今日のプレーをひとことで言えば、「彼は我々の期待に応えてくれた」と、試合を決定づける、差をつけられる選手としての期待に応えてくれたと言うことだと思います。この数字を出し続けていけば、フル代表にたどり着ける日もいずれ来るのではないかと思います。そして彼の夢に向かっていくためにもこの数字が必要だと思っています。

Q.怪我上がりの酒本選手を90分間出場させましたが、彼に対する評価をお願いします。
A.本当にいいパフォーマンスだったと思います。僕が知る限り、彼はJリーグでも有数のサイドバックだと思います。
彼の持っている技術力、キックやパスの精度、アシストできる能力、そういったものを今日の試合でも遺憾なく発揮してくれて、しっかりと自分の役割を果たしてくれたと思います。

選手コメント

・キム ジンヒョン選手
PKは豊田選手が蹴る前に僕と目があったので、僕の動きを見て蹴るなと思ったので、1回止まりました。バランスをとって、ボールを見てから飛ぼうと思いました。キーパーを見て蹴る時は絶対に強いボールは来ないし、コースは甘くなると思っていました。自分のファウルでPKになったので、絶対に止めないといけないと思いましたし、チームのことを考えて勝つためにどうやって止めるかを考えるしかなかったです。
(PKの直前に柿谷選手が「自分で見せ場を作ってオイシいところ持って行くな!」と励ましたと言ってましたが)「自分でファウルしたから自分で止めたらいいやん!」ってね。ケンペスも「判定は判定だから、しっかり切り替えて止めろ!」っていう話もしました。
(ケンペスとは何語で?)「シュウチュウ!」って…「ゴールに行って止めろよ!」みたいな顔をしてました(笑)
顔はメッチャ怖かったです。
(レヴィーサッカーで何が変わった?)サイドバックが上がっていってシュートを決めるチャンスもあるし、クロスも簡単に上げるし。そういうプレーができているから点が決められるのじゃないかなと思います。これから代表合宿に行ってきます!

・柿谷曜一朗選手
(先制されたが)油断したこともあり失点してしまったが、逆転して、途中には追いつかれることもあったが、90分間で自分たちが3点、相手が2点でしっかり勝てたのでよかった。(PKの場面は)エダ(枝村)さんがしっかり粘ってくれた。「蹴っていい?」と聞いて蹴らせてもらった。エダさんには感謝しています。(3連勝だがチームとしてどこが変わった?)特にはわからないが、監督によって戦術が違うのはあるけど、僕たちはそんな違いを感じずにやっている。監督は、「ボールを失わない」「シュートを打っていく」ということを常に言っているので、それを試合の中でやることで結果につながっていると思う。今日は、攻められる時間帯があったが、11人全員で守備をして、苦しい時間帯が続いたが危ないシーンはジンヒョンが押さえてくれた。感謝している。

・枝村匠馬選手
自分が入って流れを変えたかったのに、先に点を取られてしまったので、意地でも勝ちにつながるプレーをしようと思ってました。
それがPK(獲得)につながったと思います。
(PKは柿谷選手が「蹴りたい」と言ったのですか?)そうです。曜一朗が言いました。特に(自分が蹴りたいといのは)ないです。
(前節の神戸戦でも決勝ゴールを決めましたが)こういうのはチームのいい流れに乗った感じです。自分が入った時にはいい流れになるように、これからも持っていきたいです。

・ヘベルチ選手
(左サイドバックに入ったのは)やったことがなかったので難しい状況でしたが、チームプレーで貢献できればと思って入りました。(キム)ジンヒョンが後ろから声を出してくれましたし、横の(藤本)康太がいろいろサポートしてくれたので、なんとかできたと思います。攻撃でも守備でも、自分の持ち味を出せるようにプレーしました。クルピ監督からは勝利のクロス、いわゆるウィナーゴールにつながるボールを出すように求められているので、それが(オウンゴールに)つながって良かったと思います。