2012Jリーグ ディビジョン1
第24節第1日

2012.9.1

アルビレックス新潟

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (81')

東北電力ビッグスワンスタジアム

24,601

監督コメント

みなさん、こんばんは。実はまだ時差ボケの関係があって眠い部分があるのですが、そういった中で今日は本当に選手たちが良い内容のゲームをしてくれました。グループとして、チームとして戦うという気持ちを存分に見せてくれましたし、モチベーションの高さもひしひしと伝わってきました。今日の勝利というのは本当に重要な勝利ですが、まだまだ満足することなく勝利を積み重ねていかなければいけないと思っています。

Q.決勝点が柿谷選手で、監督最初の白星ということで、感慨深いものがあるのではないか?
A.おっしゃる通り、やはり特別な思いというものが彼のゴールを見た瞬間によぎりました。と言うのは、彼がプロとしてのキャリアをスタートして二年目に私が就任したわけなのですが、言ってみればカワイイ息子であると、そしてカワイイ息子であるが故に過ちを犯した時には正しい道に導いて行くと、そういったことを繰り返してきたわけですが、今日のように一皮むけて成熟したプレーを見せてくれて本当に嬉しく思いました。そして今日はさらには技術的なレベルの高さだけではなく、戦術的な部分で試合の前に彼に話したことをしっかりと理解してくれて、ピッチで表現してくれたと思います。今日のように曜一朗と改めてこうやって同じチームで働くチャンスが巡ってきたということを改めて嬉しく思っています。

Q.若い選手たちの可能性について聞かせてください。
A.セレッソというのは、ここ数年非常に若い選手を続々と送り出す、発掘して送り出すということで評価をいただいていると思うのですが、その中には香川真司、乾(貴士)、清武(弘嗣)といった選手もいました。そして今日プレーしていた、丸橋、扇原貴宏、山口 螢、それから杉本健勇、彼らも間違いないく先ほど名前をあげた先輩たちの後を、同じ道を歩んでいくと確信しています。さらに柿谷曜一朗ですが、年齢的には先ほどあげた選手たちよりは少し遅くなったかもしれませんけれども、それでもまだ23歳、これからもっともっと成長して、間違いなく世界に羽ばたいてくれる選手だと思っています。

Q.後半になって杉本選手を投入された、その意図を教えてください。
A.まずケンペスと交代しても、杉本健勇というのは同じスタイルでプレーできる選手なので、戦術を、ポジショニングを変える必要がないと。そのまま同じポジションでプレーできるということが一つあります。さらに健勇はしっかりと前でボールをキープできる。これは非常に優れている部分でもあるし、(柿谷)曜一朗の決勝ゴールにつながったように、背の高さを生かしたヘディングの強さ、こういったところを彼に期待して送り込みました。彼が前でボールをキープできることで、他の選手たちもしっかりと押し上げて攻撃に絡んでいけるというところは、非常にチームにとってプラスになったと思います。彼のパフォーマンスが非常にチームに勢いをつけたとうところは間違いなくあったと思います。

選手コメント

・柿谷曜一朗選手
今日は下のチームがつまずくなかで、勝ててよかったと思う。(得点は杉本からのボールだったが)健勇は絶対に競り勝つだろうと思って、信じて走っていた。シュートの場面では、もっと落ち着いてシュートしてもよかったかなと思うが、思い切りふり抜いたシュートになった。試合を通して、最後のところを決めきる、思い切ったシュートというものが足りなかったかなと思う。
(レヴィー・クルピ監督の初戦だったが)監督が代わって、少しサッカーは変わったが、自分のやること、ゴールを求めていくというところは変わらないと思っている。自分がゴールして、(監督も柿谷選手がゴールして喜んでいたが?)僕もうれしいです。これからのギリギリの試合が続く中で、自分がゴールして勝てたらもっと信頼してもらえる。まだまだ足りないことが多いと思うので、練習からやっていきたい。レヴィーのために、チームのためにしっかりやることを考えたい。

・杉本健勇選手
(ゴールをアシストした形だが)自分としては、あまり意識はないですね。チームが勝てたことはうれしかったですが、自分が何かできたという手ごたえはないです。曜一朗がいいところにいてくれて、信じて走ってくれたので、イメージどおりだった。お互いにいい関係でやれているので、これを続けていきたい。自分自身はまだまだで、個人的にも結果を残したいと思っている。もっともっとゴールの意識を持って、チーム全体として決めきる意識や精度が必要。しっかり練習でやっていきたい。

・キム・ジンヒョン選手
今日は、前半から攻めて行って、みんなでしっかり守って、立ち上がりからよかったと思う。レヴィー監督が言っているように、パスをつないでゴール前まで行くこと、100%ではなかったが、それういうのができていたと思う。最後まで集中が切れず、「1-0で勝って終わろう」という意識がみんなに共通してあった。(ゴールにつながったキックは)曜一朗と健勇の間に相手が1人しかいなかったので、健勇に合わせようと狙って蹴った。うまく競り勝ってくれて、点につながった。