2012Jリーグ ディビジョン1
第23節第1日

2012.8.25

セレッソ大阪

山口 螢 (65')

柿谷 曜一朗 (77')

2

HOME

FULL TIME

0

0-0

2-0

横浜F・マリノス

キンチョウスタジアム

14,336

監督コメント

非常にタフでそして厳しいゲームだったと思います。
対戦相手の横浜さんですけれども、15試合負けなしと、そして経験のある選手も揃っていてゲームコントロールというところで非常に優れたものを持っているチームだと思っていました。
その中で、今日のセレッソですけれども、今週練習してきた部分というのがしっかり出せたと思います。特に切り替えの部分。相手を上回る切り替えのスピードを求めながら今週やってきたのですけれども、そこがしっかり出せたと思います。
もう一つは相手のキープレーヤー・中村選手をしっかり抑えると、そういうところもきっちりとできていたゲームでした。
90分を通してゲームを支配できたと思いますし、バランスも良かったと思います。厳しい状況の中でミスの許されないゲームだと思っていたのですけれども、選手たちはミスをせずにやるべきことをしっかりとやってくれたからこそ、この素晴らしい勝利につながったと思います。

Q.今日の試合はセレッソがボールを支配した時間が長かったと思いますが、シンプリシオ選手のプレーも含めて、中盤がバランスよく機能しているということでしょうか?
A.ファビオ(シンプリシオ)の加入だけではないと思います。言ってみればチームとして成長している部分ではないかと思います。山口、それから扇原。この選手達がいることで、中盤でバランスが取れたプレーができていると思います。
3人ともまずしっかりディフェンスができます。特に山口はボールを奪ったあと、攻撃に飛び出して行ける。そういったプレーがチームとして噛み合うようになってきたことで、中盤でいいプレーが出るようになっていると思います。
ただ、もっともっと成長できるという部分も感じながら今日はゲームを見ていました。

Q.38分にキムジンヒョン選手が傷んでいる時に、山口選手と丸橋選手に指示を出されていましたが、どのような指示だったのでしょうか?
A.ゲーム中の流れを見ながらの指示というところですが、山口に話したのは相手の左サイド、我々の右サイドの攻撃に関する指示でした。
我々が左サイドでボールを持っている時に山口がもっと右サイドから飛び出していけたのですけれども、そこのポジションが後ろすぎて、相手に驚異を与えるような飛び出しができていなかった。その話をしました。
ハーフタイムにも、あらためてその話をしたんですけれども、前半の最後の部分、あるいは後半が始まって何回かそういったプレーで、我々の左サイドにボールがある時に山口が右サイドから飛び出して裏に行くと。そういった部分で彼は非常に良く理解してくれて、相手の非常に嫌なプレーをやってくれた、そしてゴールにつながった部分もあったのではないかと思っています。

選手コメント

・山口 螢選手
前半も決めるチャンスはありました。自分自身も得点はすごく意識しているところでもありますし、監督からもゴール、ゴールと言われているので、得点することができたことは良かったです。このポジションになって2戦目なので慣れていないところもあると思いますけど、まだもっと運動量を上げたりして、良くなっていくと思いますし、またこれからも点を取り続けられれば良いと思います。
(得点シーンは)最初はパスを出そうかなと思いましたが、中に切り返したらディフェンスがいなかったので、あとは流し込むだけでした。イメージ通りでした。チームが勝てていないので、自分が点を取って勢いづかせたいという思いはありましたし、自分が取って勝てたら良いなと思っていました。1-0で終わるのではなくて、2点目が取れたのが大きいと思いますし、3点目も取れるチャンスはありました。そういうところで最後の質をもっと上げていけたらと思います。
(プロに入ってずっとボランチをしていて戸惑いはない?)逆に守備重視でやっていて前に行けなかった気持ちが、今は出ているかなと思います。
ホームでしたし、また事前にお客さんもたくさん来て貰えるという情報もあったので、気持ちも入っていました。今日のようなゲームをしていたら、負けることはあまりないと思います。これからはもっと良くなっていくと思います。毎試合課題は出てくると思いますけど、それをしっかり修正して前に進んでいきたいと思います。

・柿谷曜一朗選手
(得点は)前半外したので・・・。キーパーのポジションが少し左に寄っていたので、きっちりと流し込みました。崩して奪った点ではないですけど、1点は1点なので良かったです。マリノスはずっと負けていないチームだったので、守備は堅いというのは分かっていましたので、前線から奪ってショートカウンターで攻められたらいいなという感じはありました。でも最後のところはキーパーも含めて堅かったので難しい試合にはなりましたけど、螢が思い切ったプレーで流れを変えてくれたので、あとはチームとしてやることが決まってたと思います。あの追加点は意味のある追加点だったと思います。1点差の時も今から守るのじゃないぞとみんなで声を掛け合って、押されていても、「今は耐えろ耐えろ!」と声を掛け合うことができた。磐田戦も、ガンバ戦も出来ていたのですけど、それ以上に集中してできたのが良かったと思う。ポストに当てられたり、危ないシーンはありましたけど、結果がでて本当に今日は良かったです。
(丸刈り効果は?)それでサポーターの方にメガホンを持って挨拶をしてくれと言われたのですけど、1試合だけ結果が出たところで何か言うのはどうかと思ったので、今日は断りました。ここからドンドン勝っていって、また自分がゴールできたときには、しっかりメガホンを持って、自分の気持ちもですけど、試合に来てくれて有り難うということを伝えようと思います。今日は断ってしまったのですけど、それはメディアを通じて謝りたいなと思います。

・キム ジンヒョン選手
ホームで札幌と今日の二試合連続無失点で勝てて良かったです。ジュビロには4-3で負けて本当に悔しかった。自分としても大きな自信になりました。ホームだし無失点で守ることだけを考えていました。前のみんなが良いプレーをしてくれていたので、自信をもってすることができました。今、本当に良いプレーができてるし、よくなってきていると思います。点を取れるのだから、しっかり後ろが守れば勝ち続けられると思います。