2012Jリーグ ディビジョン1
第22節第1日

2012.8.18

ジュビロ磐田

藤田 義明 (09')

菅沼 駿哉 (16')

前田 遼一 (82')

前田 遼一 (85')

4

AWAY

FULL TIME

3

2-2

2-1

セレッソ大阪

山口 螢 (13')

扇原 貴宏 (26')

ケンペス (68')

ヤマハスタジアム(磐田)

10,939

監督コメント

本当に内容のともなった、いいゲームだったと思います。それはスコアにも表れてますし、見応えのあるゲームではなかったかと思います。残念ながら結果としては負けということで、我々の望む結果ではなかったというところだけが悔やまれます。前半ですが、互角のゲーム運びではなかったかと思います。その中でセレッソはボールをしっかり繋ぐということを冷静にやることができたと思います。さらにはジュビロさんのストロングポイントである右サイドの攻撃を抑えるという、そういった部分もでていたと思います。両チームとも攻撃的な姿勢が出ていた前半だったので、両チームとも2点をあげるという、そういった前半だったと思います。後半、我々は同じフォーメーションで臨みました。少し修正を加えたのは、よりサイドで起点を作って攻撃することを意識したということです。丸橋あるいは酒本を使うということですね。そういった姿勢が3点目につながりました。ただし、ここでジュビロさんのようなクオリティの高いチームに隙を見せてはいけないということを、今日は大きな教訓として学んだと思います。もっと隙のないプレーを逆転した後に続けていれば、違った結果が出たと思います。内容的には本当にしっかりとしたものを出せていたので、残念な結果ではあるのですが、チームとしてこれから必ず成長していくと、もっともっと成長していけるという手応えは感じています。

Q.失点の先制点、そして2点目もセットプレーからでしたが、それはディフェンスラインの連係のズレが失点につながったのでは?
A.リスタートで失点を喫してしまう、それも2失点してしまうのは本当に悔やまれる部分ですが、ただリスタートに関しては常日頃から相当な反復練習をしているというのは、いつもクラブハウス(練習グラウンド)でご覧になっている皆さんであればよくご存じだと思います。そういう練習を積んでいてもやられてしまうという部分が、やはりリスタートの怖さかなという気がしています。(失点は)最終ラインの連係のズレということをおっしゃいましたが、最終ラインの4人に関しましては今シーズンスタートからずっとほぼレギュラーとしてやっている選手ばかりなので、ここは連係の部分というよりは集中力、注意力が足りなかったということになると思うので、そういった部分はもう一度選手たちと話をしていきたいと思います。

Q.シンプリシオ選手に代えて横山選手を入れたのはコンディションのためか、それとも戦術的な意図があったのか?
A.まさしくおっしゃる通りで、コンディションを考えての交代ということでした。なぜならばファビオ・シンプリシオはヨーロッパ、ローマというチームから来た選手なのですが、やはりシーズンが終わっていわゆるプレシーズンにあたる部分で移籍が決まったということで、彼にとってはまさしくシーズンが始まった状態であるということを考えると、90分を常に戦うというのは、しっかりと見極めながら采配をふるっていかなければならないと、そういうことで今日は交代させました。

選手コメント

・山口螢選手
向こう(オリンピック)でやっていた、前にいくプレーをやって、そういう意味で、ポジション的にも前で使ってもらっていましたし、そのなかでゴールという結果を残してもらっていたのはよかったですが。最後3-2で終わられないといけないゲームやったと思うし、点を取られてしまうのは今の課題なのかなと思います。
(前からプレスにいっていたが身体的には問題なかったか?)前半立ち上がりとか少しきつかったが、そういう動きを繰り返して、身体が慣れてくるので、その辺に関しては全然大丈夫でした。90分やれたことはよかったし、多少疲れはあるが、ここからもうちょっと自分自身も上げて行ければ。コンディションに関しては問題ないです。
(チームとしては負けられない状況に追い込まれているが?)点も取れているので、あとは失点しないことが大事だと思うし、次の試合にむけてそこを課題にやっていければ。セットプレーで2点やられているし、クロスに関する対応が今日はダメだったと思う。真ん中を崩されてというのはなく、全部サイドからだったので、そういうところをしっかりと全員で集中してやっていきたい。

・扇原貴宏選手
前半、ちょっと簡単に失点してしまって、苦しい展開になりましたが、後半すごくよくなって、いい形で逆転できて、そこまではよかったとは思いますが……。リードしている展開のなかでのゲームの運び方とかは、まだまだ課題があると思うし、向こうにボールを持たれている時間が長いなかでも、ちょっとラインが低かったり、押し込まれていることが多いので、なんとかボールをもうちょっと自分たちの前でプレーすることとか、奪ったあとにつなぐこととか、その間にラインをしっかり押し上げて相手をゴールから遠ざけていかないといけないと思う。ああやってずっと押し込まれている状態だと、ああいうふうに(逆転される)なってしまっても仕方ないと思うので。リードしている展開のなかのゲーム運びというのを変えていけば勝てると思うし、そういうちょっとしたところだと思うので、切り替えて次は頑張っていきたい。
(得点したFKに関しては、GKとディフェンスラインの間を狙ったのか?)そうですね。そういうところにボールを蹴ろうと思ったら、たまたま入ってくれたのでよかったですが。

・杉本健勇選手
悔しいです。途中から出たときは勝っていたのに、僕が出て逆転されてしまった。その中でももっと考えてプレーするべきでした。4点取られたら5点取りに行く気持ちでいかないと勝てない。
(柿谷選手との2トップは?)もっともっとコンビネーションをうまく合わせていかないといけない。でも試合を重ねていけば、いいコンビネーションはできてくると思う。そしたらチームとしてもっと良くなるし、安定してくると思う。