2012Jリーグ ディビジョン1
第16節第1日

2012.6.30

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (90'+1)

1

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FULL TIME

1

0-1

1-0

浦和レッズ

鈴木 啓太 (20')

大阪長居スタジアム

36,723

監督コメント

非常に動きの激しいゲーム展開だったと思います。特に今日の対戦相手の浦和さんは非常にクオリティの高いチームでしたので、そういう展開になったかと思います。
前半ですけれども、我々が前からプレスをかけようとしていたんですけれども、コンパクトに守備をすることができなかったために、中央に空いた穴、スペースを使われて先制点につなげられてしまいました。前半はなかなかそれが修正できなかったんですけれども、後半に向けてハーフタイムに修正をして、後半は最初から最後まで圧力をかけ続けながらコンパクトに試合を運び、「結果を何か何でも出すんだ」ということでゴールに向い続けた。そういう後半だったと思います。
試合の最後に同点ゴールが決まったのですが、これは残念ながら後半の最後だったというべきなのか、あるいは幸運にも最後にようやくゴールが決まったというべきなのか、両方の側面があると思います。内容を考えれば、後半のもっと早くに同点ゴールが決まってもおかしくはなかったし、それがあれば逆転できたかもと、そんな風に思います。
全体的な内容はよかったのですが、フィニッシュの精度は非常に低かった。これは来週、選手たちに厳しく要求していこうと思います。

Q.清武選手の最終戦でしたが、今日の清武選手について感想を聞かせてください。
A.清武は常に今シーズン、安定したプレーを見せてくれていたと思います。ただ今日は後半、おそらく疲れから足が止まったように見受けられたので、フレッシュなブランキーニョを入れることでアグレッシブな力を加えたいと思い交代しました。今日の試合に限らず、清武の高いクオリティに関してはここで言及することはないと思います。
レベルが高いからこそ代表で活躍し、そしてヨーロッパに行くチャンスを勝ち取った、さらに彼がセレッソで輝き続けたからこそ、今の彼があると思っています。彼のチームへのこれまでの貢献に対して心から感謝したいと思いますし、また彼と仕事をすることができたことを誇りに思います。

Q.永井選手を最後で入れましたが、彼に与えた指示を教えてください。
A.酒本が右サイドで攻撃の崩しを担っていたのですけれども、そこに永井を入れることで、より右から相手に圧力をかけるという意図でした。彼には「サイドからの攻撃をとにかくアグレッシブにするように」という指示を出して送り込みました。
その中から播戸のヘディングにいたったクロスであったり、決定的なチャンスも生まれ、よりアグレッシブなチームになったと思います。
いつも選手たちに求めていることなのですが、途中交代で入った選手は何か流れを変えるプレーをしていかなければいけない。常にそれを求めているんですけれども、今日交代で入った播戸、ブランキーニョ、永井は3人とも私の求めるものをよく理解してくれて、相手に圧力をかけ続けてくれたからこそゴールにつながったと思います。

選手コメント

・清武弘嗣選手
今日は本当にガチガチでした。やばかったです。久々に緊張しました。ずっと硬かったです。曜一朗(柿谷)が前半から決めてくれていたら(笑)。(交代は)これからのセレッソのことを考えるとしょうがないです。サポーターのみなさんは温かかったですね。頑張ります!

・柿谷曜一朗選手
前半押していたし、良い形で攻められていたところもあったのですけど、最後の僕のところでミスなどで上手く行かなかった。最後まで諦めずにやろうと自分の中で思っていたし、キヨのラストゲームだということで気持ちも入っていたので、負けなくてよかった。

・山口 螢選手
前半はマンツーマンでやっていて、(一人に)ついている分、周りが開いてしまって(ボールを)回されてしまいました。相手のボランチにスペースを使われて失点してしまいました。後半は選手どうしで話をして、しっかり前から行って、それがはまりました。でも、決めるところを決めれば勝てた試合だった。今日は勝ちたかったという思いが強かった。負けなくてよかったのですが。点を取ったのが曜一朗(柿谷)君でよかった。キヨ(清武)君が抜けた後はやっぱり曜一朗君だし、結果を出してくれたことはチームにとってプラスになる。でもチーム全体でもっと決めれるところを決めれるようにしたいし、そういう意識をもってやりたい。