2012Jリーグヤマザキナビスコカップ/Aグループ
第6節

2012.6.9

ベガルタ仙台

梁 勇基 (63')

1

AWAY

FULL TIME

0

0-0

1-0

セレッソ大阪

ユアテックスタジアム仙台

8,638

監督コメント

非常に内容のあるビッグゲームと言える試合だったと思います。セレッソとしては非常にパフォーマンスも良かったですし、その中で選手一人一人の戦う気持ちも存分に見れました。さらには戦術的に中盤をダイヤモンドの形で臨んだんですけれども、選手たちがしっかりと理解した上でチャンスを作り、グラウンダーのボールをしっかりとつなぎ、内容のあるゲームをしたと思います。残念ながら前半、オフサイドになってしまったゴールがありました。後半ですけれど、より相手に圧力をかけ、我々のやるべきことをやっていたとは思うのですが1チャンスで(相手に)こぼれ球を拾われて打たれたシュートが(選手に)当たって(コースが変わり)、ゴールキーパーの松井には反応のしようのないシュートになってしまったと、そこは不運だったと思います。残念ながら負けてしまいましたが、最終節に勝利することで決勝トーナメント(進出)が決まるという状況に変わりはありませんので、最後まで戦い抜きたいと思います。

Q.前の試合(6/6vs.川崎戦)で3点取って、今回最後のところで決め手を欠いたように思うが?
A.確かに0(得点)、ゴールが決まらなかったということですが、しっかりとチャンスは作れていたと思います。ただしおっしゃるように、得点が0だったということはフィニッシュに精度を欠いたという部分は当然あったかと思います。それが最終的には負けという結果につながってしまいました。

Q.「たられば」のことになりますが、オフサイドのゴールが決まっていたら結果は違っていたと思いますか?
A.正直、試合が終わったあとで確かに「たられば」の話をするのは非常に難しい部分があるとは思います。ただし、サッカーのパフォーマンスの内容を考えると、今日あのゴールが認められて先制していれば勝利の可能性は広がったであろうということは、過程の話として言えることはできるかもしれません。やはり1点というのは非常に大きな重みのあるものなので、それが先制点ということであれば、ゲームの流れを左右するものであったであろうと(思います)、これも過程になる話ですが。あらためて言いますが、非常に「たられば」の話をするのは難しいということで回答とさせていただきたいと思います。

Q.中盤をダイヤモンド型にしたという、その意図は?
A.意図としてはいつもと違う形で選手たちのストロングポイントを引き出していきたいと言うことになります。左利きの丸橋、それから右には山口ですね。彼らは非常に攻撃的なパワーを持っていますので、彼らの持ち味を生かすということ。それからブランキーニョを2トップの下という形で、言ってみれば3人目のストライカーとしての彼の能力を生かしたいと、そういったことを考えてダイヤモンドという選択をしました。

選手コメント

・柿谷曜一朗選手
(内容は互角だったと思うが?)いや、互角以上に、セレッソがいいサッカーをしていたと思う。相手はJ1の首位だが、僕らも、ナビスコ杯だけど首位に立っているという強いメンタルで立ち向かっていけていたし、攻められる部分がありながらも、僕らも攻める部分があった。最後の決定力の差というものが出たところはあるが、僕の(オフサイドとなった)ゴールも、選手からは見えないところ(でのジャッジ)なので、何とも言えないが、今度はそういうギリギリのところではなく、しっかり認められるゴールを決めることができるように、また次からやっていきたい。
(川崎F戦からさらにメンバーが変わったなかでも、内容ある戦いができ、チームとしての底力を見せられたのでは?)
そうですね。チームの雰囲気もすごくよくて、誰が出てもいいサッカーができるという雰囲気作りもできているし、能力が落ちることもないし、その人、その人の特長を活かしたサッカーができていると思うので。結果的に、今日は、いつもとポジションが違う選手が多々いて、新しい(出番を得た)選手とかが入ったなかでも、そういう練習が、中2日ではできていない状況だったし、最初入り方は難しいところもあった。でも、90分通して、いい戦いができたんじゃないかなとは思う。ただし、結果がついてこなかったのがすべて。後ろ(守備陣)がしっかり耐えていてくれていた分、僕ら(攻撃陣)が前で仕事をできなかったのがすべてじゃないかなと思う。
(予選リーグは最終戦に勝てば決勝トーナメントに進出できるが?)
キヨとかみんな帰ってきて、自分がスタメンで出られるかどうかは、その日になってみないと分からないし、今日もゴールして、スタメンの座をしっかりつかみ取ることができればよかったのだが……。それと同時に、ゴールをすることでチームが勝てるので、今日は悔しいが、いいメンバーが帰ってきたところで、そこで強くなったセレッソを、また次の試合で見せられればなと思う。

・舩津徹也選手
チームとして勝点1でも取りたい試合だったし、取らなければいけなかったと率直に思う。この試合で先発したが、そういう意味では、(個人的に)まだまだだったのかなと思う。
(オフサイドになった幻のゴールへのクロスは惜しかったが?)今から何を言っても一緒だが、そういう意味で自分があそこに絡めたのはよかった。
(ショートパスをつなぐ形も、時間を経つごとにできていたと思うが?)
僕がどうとかではなく、周りの人がいいポジションで受けてくれていたので、それは本当にやりやすかったと思うし、それがそういうプレーができた要因だと思う。
(次に向けて)自分はマルチなポジションをできるようにやっているし、その1つがサイドバックだと思うが、次もメンバーに絡めたり、スタメンに絡めたりできるよう、これからの練習でやっていきたい。

・吉野峻光選手
後半は押されているイメージがあったので、早い段階で(交代が)来るかなと思って準備はしていました。ここ何試合かありますが、点を取られてから火が付く、それじゃ遅いと思います。
(自身の動きは)入ってすぐは、いいリズムでできていたと思います。途中、くだらないミスもあったので、そういうのを無くしていきたい。前回(6/6vs.川崎戦)に比べても、じょじょに良くなってきていると思います。
(ナビスコカップは)得失点差で、まだ最終戦にチャンスがあるので、みんなでしっかりと勝って、納得いく試合をして決勝トーナメントに行きたい。