2012Jリーグ ディビジョン1
第12節第1日
2012.5.19土
セレッソ大阪
ケンペス (36')
1
HOME
FULL TIME
2
大阪長居スタジアム
1-0
0-2
柏レイソル
レアンドロ ドミンゲス (63')
田中 順也 (66')
大阪長居スタジアム
19,643人
監督コメント
選手コメント
・山口 螢選手
失点の仕方も悪いですし、1点目を取られてから2点目を取られるまでがいつも早いので、チームとして、どうにかしてそこを変えていかないとダメだと思う。
(1失点目は)茂庭さんがいなくて自分がセンターバックの位置に入りました。クロスが上がってきて、自分の頭を越えたので誰かいるかなと思ったのですが…。そこは中に絞り切れてなかったのもありますけど、シュートを撃たれた時に、そんなに強いシュートじゃ無かったのでキーパーが取れるかなと思ったのですけど、ジンヒョンも被ってて、誰もいなかった。
あの状況で失点しなかったら勝てたと思いますが、そこで失点してしまうのがセレッソのネックなのかなと思います。やっているサッカーはそんなに悪くないと思うので、最後の粘る部分とか、最後にクロスを上げられるところでスライディングしたりだとか、そういう最後のところが足りないと思う。もっと周りが声を出してお互いがカバーできるようになれたら良いのかなと思います。
・藤本康太選手
後半の失点するまでは自分たちの思い通りの展開だったと思います。
あの(失点の)場面は(茂庭選手が)出るのかやるのか分からなかった状態で失点してしまったのが反省点です。
2点ともそうですが、ちょっとしたところでのコミュニケーションや受け渡しの部分でしたが、あの時だけそれができてなくて、甘さがあったのかなと思います。自信を持って戦えてないなと思います。
今日のゲームは両チームともクオリティの非常に高いチームだったということもあって、レベルの高い、そして互角の戦いだったと思います。前半、柏さんが二度、三度と決定的なチャンスを作られてボールがクロスバー、あるいはポストをたたくというシーンを作られましたが、セレッソはカウンターの中からしっかりとグラウンダーのボールをつないで先制点に結び付けることができました。後半ですけれども、前半以上により接戦となったと思います。その中で悔やまれるのはセレッソにとっての失点というのが、茂庭が負傷していた中で選手交代をする、そういった時間の中で失点をしてしまった。言ってみれば10人で戦っているような状態で失点をしてしまったことが非常に悔やまれます。柏さんは逆転されてからはしっかりとポゼッションを意識して、スコアを最後まで維持できるようにというポゼッションを相当意識されたと思います。我々としては攻撃に行きたかったのですが、うまくかわされた、パワーをそがれたという部分が後半はあったかもしれません。
Q.キム ボギョン選手はどの段階で体調不良で出場できないとわかったのか?また、出場できないということでプランはどう崩れたのか?
A.まず、昨日の夜の段階で熱、あるいは鼻づまりといったこともあり、体調がよくないと言うことで、薬を飲んで今日まで様子を見るという話をしました。今日の昼の食事の段階で、まだ体がだるいということだったので、最終的には試合の3時間半前、もう一度試合前の食事をしたときに本人と話をして、今日のメンバーをはずれるということを決めました。本人もこういった形で今まで試合に出たことがあるのですが、チームに迷惑をかけてしまったことがあるので、はずれたほうが自分としてはいいのではないかと言う、本人からの申し出もあったので、そういった決断をしました。キム ボギョンなのですが、彼はリーグで得点王争いの2位、そしてチームで一番点を取っている選手ということもあって、彼がいなかったというはチームにとっては非常に大きな痛手だったと思います。ただし、だからと言って彼のいなかった今日のチームの戦いぶりを否定するつもりは全くなくて、チームとして一丸となって、何が何でも勝利を勝ち取るぞという気持ち、それからプレーを最後まで見せてくれていたと思います。
Q.交代の意図について伺いたい。茂庭選手の負傷の際、ディフェンスの選手ではなく、あえて横山選手を入れたこと。また村田選手の投入の意図は?
A.まず横山を投入した意図ですが、今週の試合直前の練習を含めてセンターバックでプレーの練習をしてきたということがあります。そして彼のプレースタイルからいって空中戦に強い、また足元のボールのマークも非常に強い、そういったプレースタイルをもっている横山ならセンターバックは全く問題なくできるということで、山下ではなく、今日は横山を起用しました。彼のパフォーマンスというのは今日本当によかったと思っています。また村田を投入した意図ですが、右サイドで彼の持ち味であるスピードを生かす攻撃をするということ。今日は2トップのケンペスと播戸がいましたので、サイドを村田がえぐってクロスを供給するという、そういった意図で彼を投入しました。決定的なチャンスを作ってくれたのですが、最後決めきれなかったというところは非常に残念でした。
Q.リーグ戦の中で競った状態で後半相手に主導権を握られて落ちてしまうというところが多くある。前半と後半で変わってしまうように見えるが?
A.僕が考えているのはボールポゼッションで後半相手に上回られているからといって、決してゲームを支配されているとは言えない試合もあるということ。今日のゲームに関して言えば、確かに逆転されてからの柏さんはボールをしっかり回されていたと思います。そこはボールを簡単に失わないという意識を徹底して、回されていたと思いますが、そこは我々のサッカーが決して受け身になっていたという訳ではなかったと思います。他の試合では我々のほうがポゼッションでは下回っていても、後半切り替えの速さから決定機を相手よりも作っていたということも多くあったと私は考えています。