2012Jリーグ ディビジョン1
第5節第1日

2012.4.7

大宮アルディージャ

0

AWAY

FULL TIME

3

0-0

0-3

セレッソ大阪

清武 弘嗣 (53')

キム ボギョン (55')

キム ボギョン (67')

NACK5スタジアム大宮

8,180

監督コメント

今日のゲームは互角といえるゲームではなかったかと思います。そういった中でもセレッソは非常にいいプレーをしていたと思いますし、相手に決定的なチャンスを与えることがなかった。その要因として我々はゲームプランをしっかり持ち、中盤で激しくマークに行った後、ボールを奪ったら切り替えの速さ、スピードで勝負するということを考えていたのですが、そういった部分を前半からしっかり出せていたと思います。後半になって、チャンスがしっかりとゴールという結果につながるようになりましたし、さらに相手に隙を見せない高い集中力を選手たちが見せてくれたと思います。そういった要因から、しっかりとした勝利という結果につながったんだと思います。

Q.今季初出場の高橋選手の評価と前線の選手のコンビネーションについてのできをお願いします。
A.まず高橋大輔に関してですが、非常に長い間ケガの関係で戦列を離れていたので、立ち上がりはなかなかゲームに入っていけないような部分があったかと思いますが、彼は自分でしっかりそれを乗り越えて、非常に経験のある選手なので、そういったところを乗り越えて、前半の中頃からは非常に落ち着いたプレーができるようになったと思います。最終ラインでの動きもしっかり理解をしていて、非常にいいカバーリングをしていたと思います。本当に彼が復帰したことは嬉しかったです。この長いシーズンを戦っていくにあたって、彼のようにまたチームに貢献してくれる選手が一人増えたということで、監督として非常にうれしく思いました。
二つ目ですけれども、攻撃においては今日は非常に運動量が多くて、その中でも特に今週要求し続けた縦の動き、そしてダイアゴラムの動き、こういったアグレッシブな動きが非常によく出ていたからこそ、今までのゲームに比べて非常に機能した部分があったと思います。

Q.中盤の守備が激しくできていたというお話でしたが、その中でも山口選手が効いていたと思うが監督の評価は?
A.全般を通して見れば、おっしゃったとおり山口のディフェンスはよかったと思います。ただ一つハーフタイムに修正した部分があり、前半酒本のサイドがディフェンスにかなり手を焼いていた部分があり、酒本が一人でがんばっていた部分があったが、そこでハーフタイムに修正をして、後半は酒本がサイドでディフェンスをする際に山口がダイアゴラムのポジションを取るようにと、そこを彼も理解してくれて、後半さらに完璧とも言えるディフェンスをしてくれたと思います。

Q.中盤で激しくマークに行ったことで決定的なチャンスを与えることがなかったというお話でしたが、それは大宮の攻撃を分析してのことなのか、それとも試合の中で選手が判断してのことなのでしょうか?
A.これは全て対戦相手を分析して、インフォーメーションを選手たちに落としていたという結果だと思います。分析してわかったのは、大宮さんというのはビルドアップを非常に大事にすると、そしてその中で中盤でカルリーニョス選手であったり、ラファエル選手であったり、あるいは9番の曺 永哲選手等が絡んでボールをつなごうとするチームであると。その分析をした上で、我々としては中盤でそのボールを奪った後に早い仕掛けをすると、これが一番有効だと考えたので選手たちにはそういった話をして試合に臨みました。

選手コメント

・清武弘嗣
前半から決めるチャンスはあったと思うので、そこは反省です。ただ、前半から点が入りそうな雰囲気はあったので、後半も特に修正することなく、流れに任せてやりました。
(PKの場面は)自分が取ったので、蹴りました。みんなも「決めろよ」と言って任せてくれたので。蹴るまでに時間があったので、少し考える時間がありましたけど、決めることが出来てよかったです。(今季初ゴールは)やっぱり、いいモノですね(笑)点も取れて勝てたので、良かったです。(2点目のパスについて)螢が横に入ってくれて、ワンツーで崩せて、あのタイミングで縦に入れられたら相手も嫌だと思いますし、ケンペスもいい落としをしてくれました。ボギョンは流し込むだけだったと思いますけど、上手く決めてくれました。3点目も、試合を決める上では大きかったです。ただ、この勝利に満足せずに、チームは今、いい状態なので、次も勝ちたいです。個人的にも、今季一番いいパフォーマンスだったと思います。

・キム・ボギョン
(ゴールの瞬間は冷静でしたね)試合前からコンディションは良かったし、点が取れるイメージがあったので、シュートチャンスが来ても慌てることはなかったです。(昨日の練習は大事を取った?)そうですね。監督に配慮してもらって、そうなりました。その分、ゴールという結果でお返し出来て良かったです。(1点目の場面は、ケンペスからボールが来る予測はあった?)(清武から)ボールが出た時、ケンペス選手はシュートまで持っていくのが難しいかな、と思ったので、落としてくれると信じて走り込みました。いいボールを出してくれました。ケンペス選手と上手くコンビが合ったので、嬉しかったです(笑)。

・高橋大輔
(復帰戦を見事に勝利で飾りました)嬉しかったですね。勝てたことも良かったし、試合の流れやリズムに自然と合わせることが出来たので、自分にとっても大きな試合になったなと思います。(藤本選手は、「守備が締まった。サイドもカバーしてくれて、助かった」と話していました)いや、いや(照笑)でも、やりやすいですね。一緒にやるのも、もう3年目なので、意思疎通も出来ますしね。(茂庭選手は、「あれぐらいは出来る選手だから」ということと、「南津守の練習が生きていた」と話していました)そうですね。自分の中でも、大きかったですね。一緒にやったのは、おとといだったのですが、すんなりと入れた感覚はあったので、あれが一番大きかったですね。(ただ、実際の試合のプレッシャーは違った?)そうですね。最初は少し相手のプレッシャーを受けて、びっくりする部分もありましたけど、慣れてくれば、個人としても、チームとしても失点しないようなプレーは出せたと思います。試合中に、噛みしめながらプレーしていました。細かな部分は修正しつつ、コンディションはもっと上がって行くと思います。
(先制後は、C大阪のやりたいように出来た?)そうですね。後半は完全に相手をはめることが出来ました。前半の途中からああいう展開に出来ればよかったですけどね。でも、後半になってああいう形になるのは、個々のポテンシャルがあるからこそだと思います。後ろから、頼もしく見ていました。(ラファエルが頻繁にサイドに流れてきたが?)多少は、嫌だなーと思っていましたけど、サイドハーフも戻ってきてくれたし、螢もカバーしてくれました。“頼もしい仲間たちだな”、と思いながらプレーしていました。