2011Jリーグ ディビジョン1
第26節第2日

2011.9.18

大宮アルディージャ

0

AWAY

FULL TIME

0

0-0

0-0

セレッソ大阪

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

9,781

監督コメント

今日の試合は、決定的なチャンスを大宮さんの方に、我々よりも多く作られた試合だったと思います。ただし、大宮さんには最後の決定力という部分が欠けていたのではないかと思います。
逆にセレッソですけれど、通常であれば後半、フィジカルの強さがでてきて相手を圧倒できる試合ができていたんですけれども、今シーズン初めて後半にフィジカルの強さが出せなかった試合ではないかと思います。
その理由としてはこの直近の2試合、Jリーグで5対4、その後ACLで4対3という非常に体力的にタフな試合をしてきたということと、さらにはこの暑さと湿気、私がベンチで声を上げているだけなのに汗がだらだらと出てくるほどの気温と湿度でしたので、そういったところで体力の消耗も非常に激しかったと思いますし、さらには選手のメンバーの入れ替えという部分も影響したと思います。
この0-0という引分けは大宮さんよりは、我々にとっていい結果だったと言えるんではないでしょうか。

Q.今日は監督の言われたとおりU-22の選手や負傷した選手たちがはずれているということもあって、黒木選手、尾亦選手などこれまで出場機会に恵まれていなかった選手が出場しました。彼らの評価と言うのは監督から見ていかがだったのでしょうか。
A.今日は2人名前をあげたいんですが、一人はCBの藤本康太ですね。彼が今日の我々の中でのベストプレーヤーだったと思います。さらにボランチの黒木もよかったと思います。二人とも他の選手以上に走って、フィジカルの強さを見せてしっかりと自分たちの役割を果たしていたと思います。

選手コメント

・藤本康太
むっちゃ疲れました(苦笑)。
なんかシャトルランをしているようなゲームで、すごくやりづらくて、相手の攻撃の選手が前を向いてどんどん走ってきていて、そういうところについていく形になり、すごく疲れた試合でしたが、負けなくてよかった。
普段(試合に)出ている人がいない分、本当に総力戦だったと思うし、今まで出ていない人が出て、頑張って、そして負けなかったので、こういう試合をしてこそ、チームの底力というものは上がっていくもの。
勝てた試合だったと思うが、危ない場面もあり、どっちに転ぶか分からないところもあり、そういった意味では、まあまあの(出来の)試合。失点がなかった部分ではよかったが、相手の攻撃もそんなにうまく機能していなかったのもあるので、そんなに自信とかつけられるような、そこまでの試合ではなかった。
次の山形戦も下位のチームなので、しっかり叩いて少しでも上に行けるようにしたい。
負けていないことも大事なので、これを継続して次は勝ってACLに弾みを付けていきたいです。

・中後雅喜
なかなか今日は前にボールを運べなかった。
ウチの特長である、前にボールを入れて、そこで反転して前を向いてプレーすることがなかなかできなかったので、前半は後ろのディフェンスラインとボランチの6枚で回しているような感じだけになってしまった。後半は僕らが前に運ぼうとして取られてしまい、攻守が入れ替わりになることも多かった。
内容的にはちょっと消化不良。無失点だが、お互いに攻めきれなかった感じに近いかなと思う。前半の内容からいえば、いつもどおりのセレッソらしいサッカーをすれば点を獲れていただろうし、勝点3を獲りたかったのが本音。
ここ数試合失点が多く、逆転の試合ではフィジカル的にもキツくなるし、チームとしてフィジカル的な部分でも問題があったのかなとも思う。ただ、僕とか(黒木)聖仁とか、久々に出る選手もいたし、そういうなかで変化を付けられなかったのは、僕らの責任でもある。