2011Jリーグ ディビジョン1
第23節第1日

2011.8.24

横浜F・マリノス

兵藤 慎剛 (15')

中村 俊輔 (44')

2

AWAY

FULL TIME

1

2-0

0-1

セレッソ大阪

杉本 健勇 (59')

ニッパツ三ツ沢球技場

10,480

監督コメント

みなさん、こんばんは。本当に今日は互角のゲームだったかと思います。両チームのパフォーマンスを考えれば引き分けが妥当な結果ではなかったのではと思うのですが、しかし横浜さんのほうがフィニッシュにおいてはより精度が高かったということだと思います。

Q.負傷(左ひざ)した清武選手の状態は?
A.まず清武ですけれども、ケガの状態についてはどの程度のケガなのかというのは今の段階でははっきりわかりませんので、詳しくお話できるのは明日になると思います。チームとしてはマルチネス、ボギョンだけではなく、さらに清武がケガで戦列を離れるということはゲームを組み立てる、あるいは崩しにかかわる選手が一人さらに減ってしまうので、非常に厳しい状態になったと言えます。

Q.初ゴールした杉本選手についてお聞かせください。
A.彼はFWとしてやるべき仕事をしてくれたということだと思います。今までずっといいプレーはしてきていたんですけれども、ゴールという結果に結びつかなかった、そこを今日しっかりゴールに結びつけたことはやっぱり若い選手にとって非常に大きな自信になると思うので、そこはよかったなと思っています。チームとしては厳しい状況にありますけれども、そういった中でも若い選手が少しずつ出て、そしてレギュラーの座をおびやかすということも必要になってくると思います。

Q.互角ということでしたが、前半はセレッソのミスが目立っていたと思います。その理由は?
A.おっしゃるとおりで、中盤から前にかけての、前線にかけてのオーガナイズという部分で、簡単にボールを失うということがあったので、グラウンドがスリッピーだったこともありますけれども、それでもやはりセレッソのミスが多かったというのが前半勢いがなかった要因だと思います。決して横浜さんから激しくプレスをかけられたとか、ゲームを支配されていたとかではなくて、やはり自分たちのミスによるものだったと思います。

Q.前半はファビオ ロペスと播戸の2トップのように見えたのですが、やり方を変えたのですか?
A.そうですね、2トップという形で少しスタイルを変えた部分もあります。さらには終盤、倉田をボランチに下げ、杉本を入れることによって、よりフィニッシャーが前に揃ったという形にはなったと思います。逆に言えば組み立てる選手がいなくなってしまった部分もあるんですけれども、それでも交代の後流れをつかむことができた。そして引分けになってもおかしくなかった、そういうパフォーマンスは出せていたのではないかと思います。

選手コメント

・杉本健勇
(J初得点について)空いていたので、思いっきり振りぬきました。
清水戦で先発で出たけれど、シュートチャンスもあったのに決められず、シュートの数も少なかった。それに、交代して入ったバンさん(播戸)は3点も入れて、刺激になった。だから今日、途中で出て点を決められてよかった。次につながったと思います。でもチームの勝利になるゴールじゃなかった、まだまだ。
2点目も取れたし、1点目を取ってもっとゴールに向かう姿勢を見せられればよかった。まずは1試合1試合ゴールを狙って常にやっていきたい。J初ゴールを決められたのはよかったけど、でもここからだと思います。
すぐ次に浦和戦があるので切り替えて、明日からまたやっていきたいです。

・扇原貴宏
相手が引いてきていたので、ボランチからもっと縦に(パスを)入れられればよかった。横パスばっかりになってしまった。
ゲームをもっとボランチが組み立てていかないと勝てない。
相手がしっかりブロックを作ってきているのに横パスばかりで崩されてしまった。もっとスイッチを入れられるパスをしないといけない。
引きすぎていたのはありますし、前との距離が遠かった。もっと前で、相手の間で行ければよかった。
やれている感はあるけれど勝てていない。2失点目はクリアミス。細かいミスが失点につながる。まだまだです。自分のプレーをもっと出せるとは思っているし、もっとできると思っています。