2011Jリーグ ディビジョン1
第21節第1日

2011.8.13

セレッソ大阪

キム ボギョン (76')

1

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FULL TIME

1

0-0

1-1

ガンバ大阪

中澤 聡太 (79')

大阪長居スタジアム

37,172

監督コメント

みなさんこんばんは。
今日の結果は前・後半の試合内容を反映したものだった、ひとことで言えば「勝利に値するチームは無かった」と言うゲームであったと思います。戦術的にも、タフなディフェンスという部分においても、両チームとも強い気持ちで戦いましたので、妥当な結果といえるのではないかと思います。

Q.キム ジンヒョン選手が今日はいいパフォーマンスを見せていましたが、二つ前の試合で大きなミスをした後、どのような取り組みでここまで来たのかを教えてください。
A.彼はこの2試合で代表のゴールキーパーとはどうあるべきかという姿勢、心構えを見せてくれていると思います。その点で私はジンヒョンのプレーぶりを心から称えたいと思います。
今日も勇気を持ってすばらしいセービングを何度も見せてくれたし、フィード面でもすばやい切り替えでチャンスを作っていました。こういう強い気持ちを持つ彼だからこそ、明るい未来が待っていると思います。

Q.途中からワントップで出場したファビオ ロペス選手について手ごたえを感じましたか?
A.ファビオだけでなく、何人かの選手が入れ替わっている部分があるので、彼が感じている難しさというのは、他の選手が感じていることと同じだと思います。
それは組織プレー、連携の部分になるんですけれども、そこはガンバさんのほうが長い間積み重ねていた分、安定したベースがあると思います。セレッソは選手の入れ替えがどうしてもあるので、あらためて微調整が必要なのですが、それを可能にするだけの選手がセレッソには揃っていると思います。
川崎、ガンバ、そして今後鹿島、清水、横浜と試合が続きますけれども、これだけの強豪と試合をしながら、チームの中で組織プレー、連携を高めていかなければならない時期にあたっています。

Q.清武はA代表で自信をつけて戻って来たと思いますが、今日の清武選手の評価を。
A.ひとことで言うと「エクセレント」。非常にすばらしかった。今日の試合を決めるであろうというシーンには必ず清武がかかわっていたので、そこが清武のすばらしい部分だと思います。つまり彼は、二つ、三つ先のプレーが読める選手であることを証明したと思います。
交代はフィジカル的にきつい部分があったのではないかという判断でした。彼は間違いなく将来日本のサッカー界を背負って立つ、それだけの能力を持った選手だと思います。

選手コメント

・ファビオ ロペス
まずデビューできて本当に嬉しく思っています。
前半はなかなかいいサッカーができなかったですけど、後半は非常に盛り返しましたし、そういう環境でプレーーができて非常に嬉しかったです。
いままで経験したことのないシステムだったので難しさは感じたのですけど、セレッソがボールを失った時はチームがリトリートしますし、そうすると中盤とフォワードの間にスペースができてしまって僕が孤立する形になってしまった。
それはこれから練習を重ねていくことで良くなっていくと思います。しっかり練習をして次に備えたいと思います。
今日は自分の持ち味を全然出せなかった。サポーターやマスコミのみなさんは僕のゴールと勝利を期待してくれていたと思いますが、残念ながらそんなところを全然出せなかったですが、今日は初めての試合だったので、これから頑張って行きたいと思います。

・キム ジンヒョン
僕はこの前の試合を最後のチャンスだと思ってやったのですけど、今日も、今日だけでなく今からずっと最後のチャンスだと思ってやっています。それによってもっと集中力が出せるし、今日もいいセーブがあったと思います。
キーパーとして止めるのが1番の仕事なのですが、1点取られてしまった。そこをしっかり集中力を出して守っていたら勝っていたので、悔しいです。
(カウンターの起点にもなっていましたが?)僕は投げただけですが、みんながいい場所に走ってくれていたからだと思います。