2011Jリーグ ディビジョン1
第19節第2日

2011.7.31

セレッソ大阪

乾 貴士 (22')

1

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FULL TIME

3

1-2

0-1

鹿島アントラーズ

田代 有三 (38')

田代 有三 (45'+2)

小笠原 満男 (90'+3)

大阪長居スタジアム

28,039

監督コメント

みなさんこんばんは。今日は鹿島さんに負けたというよりは「自分たち自身に負けた」といえるかと思います。
というのは重大な三つのミスをしてしまった、最初の2失点の部分とPKを失敗してしまったと言うことです。
鹿島さんのようにしっかりとしたサッカーをされるチームに対して、こういうミスが出てしまった以上、負けという結果が出てしまうのは仕方のないことなので、これ以上引きずることがないようにしたいと思います。

Q.PKのシーンは、チーム全体としては乾選手に蹴らせたいという雰囲気でしたが、ボギョン選手に代えたのはどういう意図でしたか?
A.私はキッカーを代えたわけではありません。というのは本来蹴るべきキム ボギョンが蹴ったということです。
選手たちには「PKを獲得した選手がPKを蹴るようにしよう」という話をしていていましたし、今日PKを獲得した選手が、チームの中では一番うまい、確実に蹴ることができると思っているボギョンであったということで、本来蹴るべきボギョンにキッカーを任せました。それがあの時点での私の決断でもあったと言うことです。

Q.今日は乾選手のラストで先制点はすばらしかったと思いますが、今日の乾選手の評価をお願いします。
A.乾は最近の数試合は本当にいいパフォーマンスだったと思うし、今日も代表に入る選手にふさわしいプレーをしてくれたと思います。
そうは言っても退団をする選手ですので、PKの話に戻りますけれど、私は乾が蹴るよりも、今後もセレッソでプレーを続けるボギョンがPKを蹴って今後も自信を持ってプレーを続けて欲しいという、チームのことを考えた上での決断をしました。
乾には香川真司と同じ道を歩んで欲しいと思うし、乾と真司の二人と2014年のワールドカップでブラジルでぜひ会いたいなと、その日を楽しみにしたいと思います。

選手コメント

・乾 貴士
勝てなかったが)後悔しても始まらないので、次のステージのことを考えたいです。
(ボーフムは)もうシーズンが始まっているので、次のチームで自分のいいところを出したいです。
今日のようなゴールはあまり決めたことがないんですけど、いいところに入ってくれた。(相手の)間に入っていこう、と思っていました。PKの場面は正直、蹴りたかった。最初はボギョンも渋々譲ってくれたけど(笑)。PKは獲得した者が蹴るという監督の指示なので。
(最終戦として感慨深かった?)最初はなんともなかった。でも終わりのほうは自分でも時間を気にしたり、いろいろと考えてしまいました。
(28,000人の大観衆でしたね)はい、いい雰囲気で、集まってくれたサポーターのためにも勝ちたかったので、そこは申し訳ないなと思います。点をとって終わりにできて嬉しいけど、勝てなかったのは悔しいです。
試合後のロッカールームでは、ジンヒョンが謝ってきました(笑)。あとはみんなと話しながら、スタッフも含めて「ありがとうございました」という感じでお礼が言えました。
(2014年のワールドカップは意識していますか?)そこを目指して頑張りたいです。でも、今はまだまだ。ドイツで頑張って、ボーフムを2部から1部に上げたいです。
セレッソでの3年間はいろいろありましたが、サッカーをやっている中で一番成長できました。プレースタイルがここでできた、この3年間は最高でした。
思い出はいっぱいあって、これが一番というのは決められないです。毎日楽しかった。辛い時もありましたけど、本当に楽しかった。大好きなチームなので、ドイツに行ってもセレッソのことはチェックします。
セレッソサポーターの皆さんには、J2の辛い時期に僕は加入したんですけど、たくさんの応援をもらいましたし、J2で優勝できなかったときも、J1に上がってからも励ましをもらって、本当に感謝しています。その感謝の気持ちを忘れず、ドイツでも頑張ってきます。
(ドイツ行きの準備は?)まだまだ、これからです(笑)。