2011Jリーグ ディビジョン1
第13節第2日

2011.5.29

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

1

0-1

0-0

大宮アルディージャ

ラファエル (14')

キンチョウスタジアム

5,351

監督コメント

「今日の試合は互角の試合ではなかったかと思います。ですから負ける内容のゲームでもなかったのですが、逆に勝利を収めてしかるべきゲームかというと、そうでもないゲームでした。そして今日もまた同じことを繰り返してしまいました。前半は思うようなサッカーができず、逆に後半盛り返して流れをつかむことはできました。けれどもチャンスで決めることができなかった。そういう試合になったと思います。」

Q ACLのガンバ戦でこれまでの悪い流れを断ち切れたように思えたが、きょうまたこのような流れになった要因は?
A「立ち上がりを含めて前半のパフォーマンスに関しては常々選手たち、またスタッフと話しをしながら、ここを課題として変えて行こうとしているのですが、それでもこうなってしまうことは、うまく理由を説明できない部分であるのが正直なところです。改善しようとみんなが取り組んでいる中で同じことをしてしまう。それはなぜなのだろうと、今自分でも問いかけているところです。」

Q今日はピッチ状態が悪い中で、どのような指示をされましたか?また(ピッチコンディションにより)パスがつながらないというのはセレッソにとって不利になりましたか?
A「まず、二つ目の質問ですが、おっしゃった通りセレッソにとって不利になった部分はあったかと思います。セレッソのほうがボールポゼッションを大事にして試合を運ぶチームだからこそ、その点は否定できないと思います。
次に最初の質問ですが、指示としては試合前シンプルにプレーしようと、前になるべく早くボールを入れてその後に前からプレスをかけて行くという戦い方を指示しました。雨によってフィジカル的な要素が非常に強く求められるゲームになったのですが、大宮さんには非常に体格のいい選手も含めて、その部分で強さもあったかと思いますし、今日のゲームで雨が及ぼした影響はかなりあったというのは正直思います。」

Q 5日前のガンバ戦のあと、燃え尽きたような部分はありませんでしたか?
また、キンチョウスタジアムでのはじめての敗戦について感想を。
A「気の緩みというのは、そんな事が絶対にないようにと昨日話しをしたばかりなのですが、それでもあったかもしれないと思います。なぜならば、ガンバ戦というのはクラブの新しい歴史を作るんだということで、相当強い気持ちで臨んだ試合であり、さらに勝利を収めてあれだけ気持ちよくみんなで喜びを分かちあった試合でした。その後のリーグ戦ですから、この喜びを勢いにつなげて今日勝利を勝ち取りたかったところですが、やはり難しい部分があって、気の緩みにつながってしまったかもしれないと思います。ただし、それは今日の試合に限っていえば前半だけだと思います。
キンチョウスタジアムでの初めての敗戦ですが、これはいつかは来ることなので、逆に今日の教訓を生かして次の試合の勝利につなげるよう、気持ちを切り替えたいと思います。」

Q今日の失点の要因はどのようなものでしょう。相手が上手かったのか、それともセレッソに問題があったのか。
A「DFのマークがずれて、あそこまで行かれたことが問題としてありますし、相手のFWのシュートがすばらしかったことも当然あるとは思いますが、一般的な分析をすればガンバ戦での我々のゴールでもあったことですが、GKは二アサイドを絶対にやられてはいけないというのがあったと思います。」

選手コメント

・清武弘嗣
「僕はやっていて楽しかったです。(このようなピッチコンディションでのゲーム前のプランは?)こういうピッチだったので、蹴って裏に走るというプレーをみんなでやろいうという話をしていたのですけど…。前半と後半の攻める方向によってピッチ状態が違ったので、後半の方がやりやすかったというのはあります。今日は個人的には悪くなかったので、あとはゴールを決めるだけです。チームが勝てないことは何かあるのだなと思いますが、チームは1週間オフがあるので、そこでリフレッシュして次の福岡戦に準備していきたいなと思います。
(キンチョウ不敗神話が崩れましたが)ずっと負けないというワケにもいかないと思いますし、ここでリセットしてもう一度新たな気持ちで行けるんじゃないかと思います。
(ドリブルはしにくかった?)それは相手も同じなので、芝の状態によってサッカーを変えられるようにもっともっとしないといけないと思います。
(チームが勝てないのは何かあるのだなという何かは?)試合の入り方ですかね。点を決められる前にそういう雰囲気がありますし…。もう一回みんなで集中しなおさないといけないなと毎試合毎試合思ってるんですけど…やられますね…。
(ACLとリーグ戦で切替が難しいとかは?)それはないです」
・茂庭照幸
「(痛めたのは?)右足首のちょい上くらい。しょっぱなにやっちゃって、あとは地獄だった。ついてないですよ、今日は。
(雨でセレッソらしいサッカーができなかったのでは)後半みたいなサッカーを雨の日でもしないといけない。(前半は)いいコンディションのときにするような前がかりの守備になってしまった。雨のときは4バックがフラットに並ぶのも一つ。こういうことを修正して、(後半は)ある程度できた。前半も抑えたかったのに、残念です。(大宮は)雨を考えていましたね。でも中盤の選手のポジショニングがよかった。
(キンチョウスタジアム初黒星ですが)大宮は1点取ってから引いてたし、守ろうって意図があったと思う。でもそれはそれとして、大宮の守備はすごかった。最後返すイメージだったけど。(負けたことは)いつか負けるときは来るかもと思ってた。それが今日だった。でもこれをいい方向に変えるととらえることが大事。勝ってなかったし、ここで一回フッ切って、セレッソの歴史を新たに作っていくっていう気持ちで臨んでいきたい。肩の力が抜けて、いい緊張感でやっていきたい。サポーターにはより厳しく叱咤してもらって、熱い応援をしてもらいたい。それで一緒に新しい歴史を作り上げたい。
(立ち上がりの失点について)チームで取り組むべき問題。しっかり取り組んでいきたい、今はそれしか言えない。(ACLで勝った気の緩み?)選手はそんな気持ちはない。行こうという心があった。雨の中で後手後手になって、クリアするところ、クリアした後のポジショニングがいけなかった。若干前がかりになってしまっていたし、雨の日ならではの失点につながってしまったと思う。(ボールが止まっていたのでは)それはあったと思います。止まるポイントは(ウォーミング)アップで確認していたけど、雨が降り続いてよりボールが止まりやすくなってしまった。キンチョウの水はけ(の悪さ)もあるけど、それを雨でもストロングポイントにするために、そういうとこを(スタジアムに)要求していかないといけない。でも勝たないとそんな要求はできないし、まずは結果を残すこと。勝ち続けて、雨が降っても水溜りのないピッチを作ってもらうため、そのためにも勝ち続けないといけない。(大宮のラファエル選手、石原選手について)ラファエルはやっぱり能力の高い選手。でも石原のほうが嫌らしい選手だと思う。誰が見てもうまいって言うより、ピッチに立って、マークについてはじめてわかる嫌らしさ。雨の日じゃなくても嫌な2トップだった。いい2トップだと思う。それにしても、サポートする中盤がよかった」