2011Jリーグ ディビジョン1
第10節第1日

2011.5.7

セレッソ大阪

小松 塁 (90'+4)

1

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FULL TIME

1

0-1

1-0

ベガルタ仙台

太田 吉彰 (30')

キンチョウスタジアム

11,576

監督コメント

「皆さんこんばんは。今日の試合は本当にフィジカル的にタフな試合でしたので、私も疲れるほどでした。仙台の選手は、試合が終わったときに5人の選手がグラウンドに倒れこんでいましたが、それぐらいフィジカル的にタフな激しいゲームだったと思います。しかし、私たちのチームも強い気持ちで戦い続けたので、結果は妥当だったと思います」
Q 前半、なかなか波に乗れなかったのは、疲れがあったためでしょうか?
A 「まずはっきり言っておきますが、疲れた選手がセレッソにいるとしたら、私は、それは認めません。なぜならば、ブラジルのクリチバという私の地元に、クリチバというチームがあって、1月にシーズンがスタートして、先週までに30試合戦っています。28勝2引き分けという成績ですが、疲れたなんていう選手はいないと思います。セレッソはまだ8試合しかしていません。セレッソの選手が疲れたなどと言うことは、私は認めません。セレッソは今日、仙台がやられたことをしなければいけないと思います。疲れを感じるとするならば、試合後に感じるものだと思います」
Q 今まであまり代えなかったピンパォンと中後を交代させた理由は?
A 「今日は、両チームともに3人の交代枠を使い切ったことからもわかるように、本当にフィジカル的にタフなゲームだったと思います。そのなかで、小松と永井を送り込んだのは、彼らのフィジカル的な強さを中で生かしてチャンスを作っていきたいということで、交代しました。ハーフタイムに中後と倉田を代えたのは、ボギョンのポジションをひとつ下げて、ボランチにすることで、マルチネスと2人からいい球出しができる、また倉田を含めた前線の選手の絡みで崩しができるという狙いで、交代しました」

Q 仙台とは、去年も0-0の試合があったり、ボールを持っても決定機を作れないという試合が多いですが、やりにくさはありますか?
A 「私が来日してからは、仙台との試合は、常に互角でいい勝負を繰り広げてきたと思います。通常は、セレッソのほうがポゼッションは上回りますが、なかなかチャンスを作りきれないという互角の試合をこれまで続けてきたと思います」

Q マルチネスとボギョンが並ぶWボランチは初めてだったかと思うが、手ごたえは?
A 「ボランチに関しては、次のACLはマルチネスが出場停止で出られませんので、ボギョンをボランチで、と。今日のパフォーマンスについて言えば、2人とも非常にいいボールを出して、ゲームを組み立ててくれたと思いますし、ボギョンについていえば、アウェイでの全北戦でもボランチをやって、非常にいいプレーをしていたので、自信を持ってボランチで起用したいと思います」

Q ブラジルでは、マルチネスとボギョンのように、左ききのボランチが並ぶことはよくあるのか?
A 「ブラジルで一般的に言うと、ボランチに左ききの選手が並ぶことはあまりないと思います。いうならば、左ききの選手が右サイドバックをやるというような、実際なかなかないのは間違いないと思います。ただ、ボギョンがひとつポジションを落としてプレーすることで、彼にとっては非常にスペースができる、ボールをしっかりさばけると思います。右利きのボランチ2人を試合で使うことがあるならば、左ききのボランチを2人使うということは十分にあることだと私は思います」

選手コメント

・小松 塁
「(ゴールシーンは)残り時間も少なかったので、あのような放り込みの形になったんですけど、リョウ(永井)も上手くつないでくれて目の前にボールが来たので、あとは打つことだけを考えていました。浮いていたので、右足で被せる形で蹴りました。
監督からは2トップになるので、相手のセンターバックの所にしっかりプレスをかけて、マイボールになったら積極的に仕掛けていけという指示をもらいました。
ちょっと中盤でパスを回しすぎかなというのがあったので、もうちょっとシンプルにドリブルだとかで仕掛けた方が、相手はいやなのかなと思って入りました」
・永井 龍
「前半をベンチで見ていて、とりあえず出たかったです。自分だったらなんとかできると思ってました。欲を言えば、もっと出たかったです。結果を出すこと、点を入れたかったです。アシストはできたけど、点を取れないとダメ。流れは変えられたとは思っていますが。(アシストについて)あのトラップの後、自分で打とうとしました。ちょっと(ゴールを)取られてしまった感じです(笑)。
流れを変えられたのは良かったです。自分が入ったから良かったと言われたい。Jリーグで自分が出た試合は、まだ引分け以上で負けてないので、ベンチの時以外は、永井が出たら負けないっていうジンクスができたらいいです。
課題は点を取ることです。FWは点を取ってナンボだし、チャンスはできているので、次は点を取りたいです」