2011Jリーグ ディビジョン1
第1節第1日

2011.3.5

ガンバ大阪

アドリアーノ (65')

遠藤 保仁 (76')

2

AWAY

FULL TIME

1

0-0

2-1

セレッソ大阪

倉田 秋 (73')

万博記念競技場

20,055

監督コメント

「今日のような試合、当然負けるのは悔しいですし、さらにダービーに負けるという結果は本当に残念です。ただし今日のパフォーマンス全体を考えれば、引分けでも妥当な結果だったのではないかと思います。先日の今シーズン初の公式戦のアレマ戦に比べると、ずいぶんパフォーマンスがよくなっています。これから、2節以降チームとして上向きになっていくと思います」

Q.前線の連係の部分、1トップ3シャドーでお互いの意図がかみあっていないように思いますが。
A.「おっしゃる通りだと思います。なぜならば、今年も前の4人の選手は昨年に比べて3人が変わっているんですが、まだ公式戦2試合目でしかありません。さらにはガンバさんといえば、チームとしての基盤というのが非常にしっかりしているので、長い時間をかけて熟成してきたコンビネーションというものがある。それに対してセレッソは毎年メンバーが変わってしまう分、どうしても組織的な、連係の部分では時間がかかってしまうと思います。ただし、先日のアレマ戦よりは今日の方が確実に良くなっている」

Q.今日はガンバの方が押し込んだ原因は、前でボールが収まらなかったからなのでは?
A.「おっしゃる通りだと思います。特に前半、それが顕著だったと思います。前でなかなか我々はボールが納まらなかったので、相手がゲームの流れを掴んでしまったのではないかと思います」

Q.最初の交替で中後選手から清武選手に代わったときに、倉田選手がボランチに入りましたが、この形は想定していたものなのですか?
A.「一言で言うとブラジル的な発想ということになります。負けていた状態だったので、何かを変えなければならない。その時に、練習ではシュウ(倉田選手)はボランチをしたことはないんですけれども、ボランチはできる選手、ずっとボランチでやってきた選手だと理解していましたので、あの状況でよりオフェンシブに戦うために、シュウをボランチに一つ落とすのがいいのではないのかと、ああいった形の交替にしました。残念ながらガンバさんにその後決勝点を取られてしまったわけですけれども、交替としてその場のブラジル的ひらめきだったという部分がありました」

Q.前線の4人の問題が生じてしまったのですが、これはある程度時間がたてば、試合数で解決する問題でしょうか?
A.「これから間違いなく良くなっていきます。前の4人の選手は本当にクオリティの高いものを持っていますし。例えるならば、ガンバさんの二川選手と遠藤選手の連係、これはお互いがそれほどやみくもに走ることもなく、2人のところで自然な崩しの形での連動というのがうまくいっているのは、これまでがあったから十分にまわっているということ。我々としては新加入選手のいる分、もう少し時間をかければ関係はよくなっていきます」

選手コメント

・中後「予想以上に打たれた感じ。(ボールを)取ってからの部分がうまくいかず、前半が終わったので、後半は前からいけるところは入っていった。守備の面ではセットプレーなどで、危ない部分はあったし、攻撃に移るところでもう少しいいリズムが作れれば良かった。でもはじめから完璧にできるのは難しいし、これからきちんとやっていきたいと思う」
・倉田「ダービーだけあって熱狂的でしたね。これをやりたかったんです。ボランチに入ってリズムを作ろうと動かしたけど、守備の部分はこれから。ボランチに入ってもいい形でプレーできるようにしたい。(得点について)気持ちよかったです。今シーズンの初ゴール、J1でも初ゴールだったんで。でも勝たないと意味がないです。次はそれが決勝点になるようにしたい。前半は守備が多くて、後半はいい形ができた。もっと合わさないと、いい形はできない。徐々にはよくなってるし、中2日でよくなってきてる。次まで一週間あるし、いい調整をして次は勝ちたい。ガンバはいい守備をするし、プレッシャーもしてくる。うちのシュートの精度、ゴール前での最後の精度がちょっと。そこを意識したい」