天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会
4回戦

2010.11.17

鹿島アントラーズ

オウンゴール(17’)
野沢(44’)

2

AWAY

FULL TIME

1

2-0

0-1

セレッソ大阪

アドリアーノ(84’)

カシマサッカースタジアム

NaN

監督コメント

みなさん、こんばんは。今日は非常に互角の試合だったんじゃないかなと思います。前半は鹿島さんが試合を支配していましたが、セレッソは逆に後半試合を支配することができたんではないかと思います。前半のセレッソというのは非常にパフォーマンスが悪く、さらに一つ低いレベルのものだったと思います。後半になってかなり息を吹き返して、いつも通りにできたのではないかと思います。やはり勝利、引分けというところまでは若干足りなかったのですが。

Q.前半支配できなかったという原因はどのように考えますか?
A.精神的なものだったと思います。やはりセレッソの方が、試合にいい状態で入れなかったからだと思います。後半になってかなりセレッソの生産性というか、ゲームを作る力が出てきはしました。前半なかなかパフォーマンスが出し切れず、後半から勢いが出るということは今シーズン何回かありました。

Q.ケガ人3人ぐらい先発からはずれていると思うのですが、次のリーグ戦に向けての回復状態は?
A.間に合うと思います。当然我々にはJ1リーグが残っていますし、マルチネス、(上本)タイカイ、(高橋)ダイスケの3人は、しっかり土曜日の試合に照準を合わせていますし、明日からしっかりどれくらいできるのか、大阪に帰ってから確認したいと思いますが、私の考えでは3人とも大丈夫だと思っています。

選手コメント

・アドリアーノ選手
「本当に今までセレッソのサッカーで、見せたことのないような内容の悪い前半だったと思います。ボールがまったくつながらなくて、まるで今まで一緒にやったことがないようなメンバーが、いきなり集まってサッカーをやっていたような、そんなサッカーになってしまいました。その原因として、グラウンドがスリッピーで、非常に難しいコンディションだったということと、ウチの選手にはスピードのある選手が多いので、特に乾や清武というところにいいボールが入らず、そこでキープもできなかったこと。それらが原因で、前半にああいう(苦戦する)ことになったと思います。前半のなかでは、監督からもバイタルエリアでのファウルに気をつけるよう言われていました。今までも何度も対戦して、スカウティングビデオでも研究していて、鹿島にはFKでいいボールを蹴る選手が多いですし、何点も(セットプレーから)取っているということも分かっていました。だから、そこを避けなければいけなかったのですが、前半バイタルエリアから5回ほどファウルをしてしまい、そのうち2本がセレッソのゴールに入ってしまいました。そのファウルとセットプレー以外では、あまり鹿島にシュートも打たれていなかったので、気をつけなければいけなかったのですが……。ただ、後半はよかったと思います。試合も支配しました。だいぶ盛り返して、僕自身もゴールを決めることができ、2点目のチャンスもあったんですが、残念ながらそれを決められず、こういう結果になってしまいました。(残り試合に向けては)残念ながら優勝の可能性はなくなり、2位ともちょっと差が開いているので、3位のACL出場枠を狙えるように、残り4試合全部勝つ気持ちでやっていきたい。天皇杯でACL出場権を取れなかったので、あとは残りのリーグ戦でしっかり力を出していきたい」
・藤本 康太選手
「(前半)相手の入り方がよかったんだと思います。前からプレスもかけてきたし、逆にうちがそれをやっていなくちゃいけなかったし、そうすれば違う結果になってたかもしれない。(後半)鹿島も前に来なくなって、逆に自分たちが回しやすくなった。3点くらい取れるチャンスがあったのに、残念です。次に切り替えてやりたいです」