2010Jリーグ ディビジョン1
第25節第1日

2010.10.2

セレッソ大阪

播戸 竜二 (27')

丸橋 祐介 (84')

2

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FULL TIME

1

1-0

1-1

アルビレックス新潟

大島 秀夫 (72')

キンチョウスタジアム

8,041

監督コメント

皆さん、こんばんは。今日の結果は本当にうれしく思います。というのも、キンチョウスタジアムではまだ負けがない。さらにこのキンチョウスタジアムで戦いながらサポーターそして選手、クラブに勝者のメンタリティというのが植え付けられつつあると感じています。サポーターの方は試合の最後まで声をからして応援してくださいましたし、選手たちはそれに応えようと走りきった。こういう試合を重ねながらチームは成長していくものです。近い将来必ずタイトルに結びつく、そういう感触を得た試合だったと思います。

Q.近い将来必ずタイトルを取ると確信をもつ理由は?また、今日のような戦い方は監督として決定力不足と思われるのでは?
A.近い将来という意味ですが、今シーズンも数字の上ではまだ優勝、タイトルの可能性はあるんですけれども、逆に非常に難しい状況であることも間違いないと思います。ただし、チームのサポーターの皆さん、スポンサーの方々そしてフロント、こういったクラブとして一体感をもち、成長しているという手ごたえを感じていますし、さらにはセレッソの育成組織から本当にいい選手をどんどん送り出してもらっていますので、将来というものは本当に明るい、そう思っています。フィニッシュに関することですが、クラブハウスのある津守でも、昨日取材の中で話をしていたのですけれども、おっしゃるようにこれだけの決定機を数多く作りながら、その中で何%ゴールを決めているのかと、この数字を見ると非常に物足りないものがあります。だからこそ毎週フィニッシュという部分は反復練習を重ねています。正直なところを言えば、もっともっと点を取らなければいけないし、もっと点を入れることができるチームだと思います。

Q.前半途中からはゲームをコントロールしていたが、後半の最後に攻めあげられていたのは守備面での問題か?
A.当然、課題というのはDFにおいてもありますけれど、リーグ最少失点という数字からわかるように、今日の試合内容も含めてDFの部分では機能していると思います。逆に問題があったとすれば、今日のようにこれだけの決定機をはずしてしまうと、逆に流れが相手の方に行ってしまうことがサッカーにはよくあります。今日のゲームでキーパーとの1対1を何度もはずしてしまった。逆に対戦相手、新潟さんのゴールですけれども、ゴール前にあれだけの人数がいながら、最後押し込まれてしまったというゲームだったと思いますね。サッカーではよく言いますけれども、決めるべきときに決めないと逆にやられると。そういう典型的な流れになってしまったと思います。チームとしては攻守のバランスというのが大事になると思いますので、それは毎週練習の中で、あるいはビデオを見ながら、コミュニケーションをとって、その攻守のバランスという部分を微調整してやっています。

Q.丸橋選手がゴールを決めましたが、これまでSBで使っていたが今日は前で使っていたその判断の理由とその評価を教えてください。
A.マル(丸橋)のストロングポイントとしては、まずしっかりとパスがつなげる。中盤でのビルドアップのところで彼の持ち味が生きると思いましたし、もうひとつはフィジカルの部分ですね、非常に運動量が多い。そういった理由で彼を今日はシャドーで起用しました。彼には2回決定的なチャンスがありました。一つ目はキーパーとの1対1だったんですけれども、それをはずしてしまった。しかし私は、今日本当にうれしかったのは、彼は決勝点を取るという非常に大事な仕事をその後にしたということです。あれだけのミスをした後に下を向かないでしっかりと気持ちを切り替えて、決勝ゴールという結果につなげた、こういった試合の積み重ねで選手は成長していくものだと、僕は思っています。

選手コメント

・播戸竜二
「最初のチャンスで2点ぐらい決めていればね。点が取れて良かったなと思います。
アマラウのシュートのときはタイミングも見計らっていたので、オフサイドにならないようにラインだけ見てというのを考えていたので良かったです。(何本かシュートを)はずしましたけど、良い感じでボールも来てたし、気持ち的には落ち込むこともなく…多少はあるけど、下を向かずにやった。そこからしっかり気持ちを保ったまま、ゴールを決めたというのは収穫かなと思います。早めに試合を決められるチャンスが僕自身も含めて何回かあって、1-0のまま自分も交代してしまいましたが、チームとしてしっかり決めきる強さがもっと必要だと思います。これからドンドン上に行こうという位置にいますし、その辺をどん欲になって決めきるのが大事だなと思います。
良い感じで試合に入れたし、どんどんボールを呼び込んで起点になろうというのを前半からしてましたが、後半になって1点を守ろうというのか、相手も前から来ていたのもありますが後手後手になってしまった。そういうところで自分がもっと迫力を出して起点になって、3シャドーを生かせれば更に良かったかなと今は思います。
与えられた仕事をしっかりやるというのが大事でしたし、次、アドリアーノが帰ってきてどうなるかは分かりませんが、どうなってもしっかり自分の仕事や役割をやらないといけないと思います。その辺の準備をやらないといけないです。
点を取ったから次スタメンというほど甘くないと思うので、自分のコンディションをしっかり作って、どういう所でチャンスを与えられても良いように準備しないといけない。
2試合チャンスを与えられて、1つ結果を出せたのは自分にとっても良かったと思うし、まだまだチャンスを貰えたらやれるというのを証明できたかなと思います」
・丸橋祐介
「 (ゴールを)決める前に1対1ではずしていて、その瞬間『やってしまった・・・』と思ったので、何がなんでも決めようと思ったし、もうシュートを打つことしか考えてなかった。最初は戸惑っていたけど、乾くんとかがアドバイスをくれたりして、途中から前へ行くことを考えたので、決勝ゴールが入った時はうれしかった」