2010Jリーグ ディビジョン1
第18節第3日

2010.8.15

京都サンガF.C.

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪

家長 昭博 (81')

京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

10,849

監督コメント

「今日は戦術的に非常に難しい試合でした。というのは京都が戦術を変更して、1週間しっかりと練習を積んでこられた。そういった中で、前半は突破のスペースを見出せなかった。ただし、後半京都は、このシステムで試合を重ねられてこないということもあって、あるいは我々の選手たちの技術が、あるいはスペースを見つけられる動きがうまく出せるようになり、それがゴールにつながり、勝利につながった。そういうゲームだったと思います」

Q 丸橋選手へのハーフタイムの指示は?
A 「丸橋の一番大きな技術的な持ち味は、キックの精度の高さだと思います。それが前半なかなか出せていなかったので、これは今日の試合に限ったことではないのですが、もっと前でプレーをして、キック力、精度を生かすプレーをするようにと、そういう話はしました。リスタート、セットプレーのキッカーを務めていますし、クロスも非常にいいものを持っているんですけれども、まだまだ試合のなかでその持ち味を出す回数は少ないんですね。ですから、これは試合を重ねることによって、あるいは経験を積むことによって、彼も学んでいくことだと思いますが、もっと自分の武器を前に出て生かすようにと常々指示しています」

Q GKの松井選手のプレーについてと、(負傷交代した)上本選手の状態について教えてください。
A「松井ですけれども、彼の持ち味が試合のなかで十分に出ているということが無失点につながっていると思います。彼の一番よいところは、技術的にしっかりしたものを持っているということ、試合の流れを読んで、最終ラインのカバーがしっかりできる。その判断がしっかりできるプレーヤーであり、そこがしっかり出せているから無失点につながっているのだと思います。上本のケガですが、今報告を受けているのは打撲なので、ひどいものではないだろうということ。ただし、明日にならないと最終的な判断はできないと思います」

Q 家長選手の能力、評価、今後への期待について聞かせてください。
A 「彼の持ち味としては、技術的に本当にいいものを持っている。さらにはパスもしっかり出せる。非常に下半身も強く、フィジカル的にも球際にも強い。そういったクオリティを兼ね備えています。彼に今後求めたいのは、フィニッシュの数を増やすこと、そしてゴールの数を増やすこと。この数字が増えていけば間違いなく日本のサッカー界を背負って立つ選手になると思います」

Q チームとして守備が機能している要因は?
A 「ディフェンスということで、茂庭、上本この2人のCBの活躍なしには語れないが、さらに両サイドバック、ボランチの2人、それから3人のシャドーということで、チームとして全員が高いディフェンスの意識を持っているからこそ、前半戦失点数が一番少ないという結果が残せたんだと思います。ひとことでいうと、全員が手を抜かない、サボらないでしっかりとディフェンスをしている。そしてマイボールになったときにオフェンシブな我々の姿を出そうとして戦っている。それがうまくかみ合っているということだと思います」

選手コメント

家長昭博
「(得点になったのは)乾から良いボールが来たのでファーストタッチがイメージ通り止められたし、逆サイドに撃てっていうのは練習でいつも言われているので逆サイドに思い切って蹴りました。ゲーム内容は全然ダメだったし、それで勝点3取れたのはデカいと思うので、前向きにとらえてまた次の試合に頑張ります。京都はやりにくかったです。守備の選手も人に強い選手が多かったですし、いい組織があったのであんまり崩せなかったのもあったので、前半特に苦しめられて、後半ちょっとずつスペースが空いてきたけど、あまり決定的なチャンスもなかったので、京都のペースといえばそうだったかなと思います」
・松井謙弥
「うれしいですね。前節も(失点)ゼロ、今日もゼロで来ているので、このままでいきたいです。(なかなか出番がなかったが)ずっと準備をして、そのために練習してきたので、試合勘はやっていくうちに出てくると思う。ディフェンスラインの後ろに出てくるボールはカバーしようという意識はありました。前の選手はリスクを冒して攻めているので、それは仕方ないし、自分も少しでも力を貸せればいいと思ってプレーしました」