2010Jリーグ ディビジョン1
第8節第2日

2010.4.25

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

1

0-0

0-1

名古屋グランパス

玉田 圭司 (90'+1)

大阪長居スタジアム

13,867

監督コメント

・レヴィー・クルピ監督
「いたってシンプルな感想ですが、勝ちにふさわしいサッカーをしながら、残念ながら負けてしまった、おおざっぱにいえば、そういうか感想になります。勝利さえ伴っていれば、今シーズンのベストゲームといってもいいぐらいの試合内容だったと思います。残念ながら、望む結果にはなりませんでしたけれども、こういったことがあるからこそ、サッカーというのは常にいろんな感情の伴うスポーツだと思います。今、選手たちには言ったんですけれども、明日、クラブハウスに集合するときには、顔を上げて胸を張ってきてほしいと。90分、勝利に向かって、最後まで戦う姿勢を見せたことについては満足しています。ただ終わったことですので、次の試合に向けてしっかり切り替えて、来週に向けてしっかり準備をしよう、そういう話を今、したところです」
Q 終盤、どちらに得点が入ってもおかしくないなかで、丸橋選手の投入の意図は?
A「今、どちらに点が入ってもおかしくない、という話でしたけれど、私は点が入るならセレッソしかないだろう、特に後半はそういうゲームだったと思います。丸橋投入の意図ですが、左サイドバックの尾亦がイエローカードをもらっていたということ、それから相手のサイドからの崩しを多用していたこともあって、丸橋を入れることでまずサイドをしっかりと守る、そして彼のフィジカルの強さ、ボールさばきのうまさを使って、カウンターをしかけようということですね。交代についてもう少し細かく話をすると、本当は、丸橋と乾を代えて、乾のポジションに入れようとしていたのですが、まさしく交代というときに、尾亦が足をつったということで、尾亦に代えて丸橋を入れて、そのあとすぐに石神を入れて、丸橋をひとつ上げたということです」
Q 結果的に丸橋選手のファウルからFKになったというのは、運がなかったということでしょうか?
A「というよりは、試合の中で何度もファウルをしてしまい、相手のFKは何回もあったわけです。それまでは、ちゃんと防げていたものが、これはたまたま偶然、入ったばかりの丸橋が犯したファウルがゴールにつながってしまった。これは決して彼の責任ではありませんし、サッカーでは起こりうることです。逆にすべてこれを水に流すわけにはいけません。これを大きな教訓として、学ばなければいけません。いつも選手に言っているのですが、手を使ってファウルはするな、それは今年だけではなく以前から言っていることですが、さらには名古屋のように非常に空中戦の強いチームに対して、試合の終盤にああいう形でファウルをしてしまう、それがどれだけ危険なことか学ばなければいけません。しかし、まだまだ丸橋も若い選手なので、これをひとつの教訓としてもっともっと成長してほしいと思います」
Q 今季のベストゲームという話でしたが、マルチネスが復帰してきた場合、ここに彼を入れるのか?
A「それは今週1週間考えて、マルチネスのコンディションを見なければならない、また、対戦相手のやり方もまずは見ないといけない。残念ながら、マルチネスとアドリアーノという大事な選手を欠いていたが、チームとしての完成度は上がっているという手ごたえを感じています。名古屋という強い相手に対して、互角以上に戦えた。これは、ベースとして大事にしたいと思います」
Q 攻撃を活性化させた家長選手の出来については?
A 「間違いなく先日のゲーム以上に成長した姿を見せたと思います。今日が先発としては 2試合目ですが、彼の持っている技術、体力を存分に見せてくれた。今シーズン、セレッソにとって間違いなく重要な選手になると思います」

選手コメント

・家長昭博
「決定的な部分が決められなかった。自分の実力だと思う。接戦の試合で決められないのは考えていかなければいけないと思う。(勝負は)最後に決められるか、決められないか。チャンスの数より最後に決められるか、決められないかで決まるし、サッカーは決めないといけないと思う。名古屋にボールをキープされたが、チャンスは十分あった。うちの展開に持っていけたが、決定的なところ、一番大事なところでミスをしてしまったので、もっともっと精度を上げていかないといけないと思う。最後のセットプレーの弱さなんかも悔しいです。(セレッソの課題は)勝ちきる集中力がもっと必要だと思う。あと、守りきる集中力も上にいくには必要だと思う」
・播戸竜二
「こういう結果になって残念です。試合展開では引き分けが妥当かと・・・。(前半のシュートを相手GK楢崎選手に防がれたことについては)今日はさすが、と認めざるを得ないパフォーマンスだった。すばらしかったです。経験もあって、しっかりとした技術もある。こぼれを狙っていたけれど、そういう処理もうまい。詰めていても、足が出ないところで押さえている。守護神ですね。セレッソの攻撃はよかったと思う。相手の1ボランチのところのエリアをうまく使えたし。あとは最後の部分だけ。楢さんがうますぎるのもあった。サポーターは拍手してくれて、しっかりわかってくれていた。どうしようもない試合で負けた、ということではなかった。切り替えて、次の仙台の完全なアウェイのなかで、今日のような試合が出来るかどうか、勝ちきれるかどうか。負けを引きずることはないと思います。久々の出場で、ゴールがほしかったですが、J1の舞台で点を決めるのは簡単なことではない。これからもしっかり練習していきたいです」