2009Jリーグ ディビジョン2
第49節第2日

2009.11.22

ベガルタ仙台

朴 柱成 (89')

1

AWAY

FULL TIME

0

0-0

1-0

セレッソ大阪

ユアテックスタジアム仙台

19,063

監督コメント

「本当に残念な結果になってしまいました。セレッソは今日、本当にたくましくいいパフォーマンスをしていました。それがこの結果になってしまって、残念です。お互い激しいマークをする中で、ほとんどチャンスらしいチャンスはお互いにありませんでした。最後に仙台にゴールを決められてしまった。うちの選手の今日のパフォーマンス、気持ちがすばらしかっただけに、負けて残念でなりません。今日の試合内容からいけば、どちらが勝つにふさわしいというのは、決めにくい試合であり、引き分けが妥当だったかと思います。しかし、サッカーと言うのは、今日のようなサプライズがあるものです。仙台にとっては本当に天国からのプレゼントといえるほどのサプライズ、そしてセレッソにとっては、まさに地獄と言えるほどのサプライズでした。あらためて言いますが、選手たちのパフォーマンスを考えると、本当によく頑張ってくれていただけに、残念な結果になってしまいました」

Q 後半の頭から香川選手を入れましたが、前半、カイオ選手と乾選手の2シャドーがうまく押さえられていたということか? 香川選手に期待したことは?
A 「おっしゃるとおりで、仙台に限らずおたがいが非常にハードなマークをした試合だった。香川にはいつもどおりのプレーをしてほしいということで送り込んだ。コンディションでいえば、香川だけでなく、カイオと西澤もベストコンディションではないなか、チームのためにできる範囲のプレーをしてくれている。試合の中で、シンジは今日今までとは違ったひざのところに痛みが出てしまったわけですが、それでも2回、3回と彼と、前の3人のところでチャンスを作ってくれたと思います。あらためて言いますが、今日の試合は引き分けというのが妥当な結果だったと思います」
Q 香川選手を途中で下げたことで、引き分けでもいいというゲームプランになったのか?
A 「特にプランが変わったということはありません。西澤も入って、乾と黒木の2シャドー、そしてゲームの運び方という点でも、最後まで同じでした」
Q 仙台とは1勝1分1敗と五分になったが、仙台への評価は?
A 「本当に仙台はいいチームだと思います。というのは、セレッソとあわせて昇格したわけですが、J2のベスト2、一番いいチームを選ぶとすれば、セレッソと仙台ではなかったかと思います。それはシーズンの数字を見てもわかると思いますが、本当に同じような数字が両チームにはほぼ残っていると思います。本当にJ1昇格に値するチームだと思います。セレッソにとって不運だったのは、主力であるカイオ、シンジ、マルチネス、チアゴがけがで同時に試合に出られない時期があったこと。そういう時期を乗り越えてJ1昇格を果たしたわけですが、仙台もJ1昇格にふさわしいチームだったと思います」

選手コメント

・香川真司
「先発か途中からか、ずっと昨日まで悩んでいて、今朝(途中からと)決めました。(けがは)ボールごと持っていかれた感じ。打撲みたいな感じで、重傷ではないのは事実です。(交代は)やりたかったから、できるところまでやろうと思ったが、インサイドパスをしたときに、ちょっと厳しかったので・・・それでダメだと思った。(失点の場面は)くやしかったし、目の前であれだけ喜ばれたら、くやしかった。でも、あと2試合あるので、しっかり次のホームで、最後のホームなので、チームとして勝って次につなげるようにしたいです。(残り2戦の出場は)難しいと思います。でも昇格は決まっているわけだし、ホームで次、いろんな意味で最後だし、アキさんも最後だし、最高の試合ができるようにやっていきたい。自分としては最後はくやしい終わり方になりましたけど、J1昇格ができたことでこの1年よかったと思うし。あとは来季につながるサッカーができるように、チームとしてやっていきたいです」
・藤本康太
「崩された感じはなかったのに・・・最後のあの一本ですね。その前のところでも、クロスを上げられて、寄せなければいけなかった。上げられたときは、みんながペナルティエリアの中にいた。そこで足が止まっていた感じでした。まだ2試合残っているし、どうなるかわからない。次はホーム最終戦。ホームのサポーターの前で恥ずかしい試合はできないです」