2009Jリーグ ディビジョン2
第41節第1日

2009.9.23

東京ヴェルディ

河野 広貴 (14')

土屋 征夫 (84')

2

AWAY

FULL TIME

4

1-0

1-4

セレッソ大阪

藤本 康太 (49')

香川 真司 (52')

酒本 憲幸 (53')

藤本 康太 (78')

味の素スタジアム

7,023

監督コメント

「今日の試合も、前節に続き、試合を通して本当にハードワークが出来たと思います。前半先制されてしまいましたが、そのあと決してあわてることなく、冷静にパスをつなぎ、フィジカル面でも落ちることなく、走りきるなかで、後半の立ち上がりに一気に逆転をした選手たちの集中力は本当にすばらしかったと思います。これは、今日先発した選手だけではなく、ベンチの選手、あるいは今回メンバーを外れてしまった選手も含め、今チームにいる選手が本当に気持ちをひとつにして、最高の準備をしている、その結果が試合になって表れたと思いますし、勝者のチームにふさわしい姿勢というものが、少しずつ見えてきたかなと思います」
Q 後半になって前のコンビがよくなりましたが、今日の香川選手、乾選手のコンビネーションはいかかでしたか?
A 「いつもどおりのコンビネーションを2人で見せてくれたと思いますが、ヴェルディは前半しっかりとコンパクトに守って、激しいタイトなマークをされていたと思いますが、しかしながら、セレッソのフィジカル的な強さが、前半の終盤あるいは後半、フィジカルが落ちないハードワークが続いたので、ヴェルディは最後は耐え切れなかったのではないかと思います。非常に2人ともスピードある選手で、さらには後半、前半よりも上がってきたのではと思えるぐらい、非常にスピーディなプレーを仕掛けてくれていたと思います」

Q ここへ来て今まで点を取っていなかった選手が点を取っていますが。
A 「非常にすばらしいところお気づきになりました。黒木あるいは藤本、酒本、ですね。彼らが点を取れているのは、チームとしてやはり連係が高まりつつある証拠だと思います。そういう状況になれば、必然的に攻撃のチャンス、機会がまわってくる。連係が高まるに連れて、チームとして自信を持ちつつあるという証拠ではないかと思っています。こういった形で、チームがひとつになれば、いろんな形での得点が今後も考えられると思います」

Q 藤本選手はすばらしい活躍でした。彼のプレーについて一言お願いします。
A 「コータ(藤本)は、フィジカル的な能力の高さでいえばおそらくチームナンバーワン の選手といえると思います。まだ若いですが、高いジャンプ力を生かしたヘディング、強烈なシュート、技術的にも高い。以前はパスに少し難点がありましたけれど、今日の試合を見ていただいてもわかるように、パスにおける冷静さ、パスつなぐプレーも非常に自信を持ってしてくれたと思います。先ほど申し上げましたけれど、藤本康太のように、シーズン途中で出場機会のなかった選手が、こういった終盤の一番大切なときに活躍してくれる、それがチームの総合力というものだと思いますし、あらためて言いますけれど、出場機会のない選手、あるいはベンチでスタートしている選手も、目標達成するまではひとりひとりが最高の準備をして、集中力を保って試合に臨んでほしいと思います」

選手コメント

・香川真司
「(ヘディングでのゴールは)いいボールが上がったし、相手もそれほど大きくなかったので、競り勝てると思いました。ナイスゴールでした。前半は、湘南戦が終わって、少しメンタル的に落ちたところがあったかも。でも、それはしょうがない部分がある。前半相手を1点に抑えて、ハーフタイムに切り替えてやろうと思った。前半の最後から相手が落ちるのがわかった。だから、後半は行こうと。前半の入りが課題です。湘南戦の次ということで、結果がほしかった。勝ててよかったです」
・藤本康太
「(傷は)後半はズキズキと痛かったが、負けていたので気にせずにやりました。(1点目の場面は)普段自分はあそこまで上がらないですが、いい形でインタセプトできたので。(乾)タカシがいい落としをしてくれて、あとは決めるだけだった。たまたま上がったら点が取れちゃったという感じです。自分としては負けていたので、どうしても点が取りたかった。自分が決めたことよりも、(そのあとも得点して)すぐに3点取れたことがすごくうれしかった。でも、守備ではまた失点してしまった。そこが課題です。しっかり後ろが守れば、前が必ず点を取ってくれる。前の選手を信じてやっていれば大丈夫だと思っています。後半、相手が落ちたのも、前半にうちの前線であれだけパスを回されて、(ついていた)DFが疲れるのは当然のこと。先に点を取られて悪い流れだったけれど、後半トントンと点が入った。前半の入り方が課題ですね」