2009Jリーグ ディビジョン2
第39節第2日

2009.9.13

ファジアーノ岡山

川原 周剛 (89')

1

AWAY

FULL TIME

3

0-0

1-3

セレッソ大阪

香川 真司 (54')

黒木 聖仁 (59')

乾 貴士 (63')

岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム

11,541

監督コメント

「本当に今日の勝利をうれしく思います。というのは、ディフェンスにおけるハードワークを含めて、選手の戦う気持ちというのが前節までと比べると、本当に大きく変わった。そのスピリッツ、戦う気持ちがあったからこそ、後半の3ゴールが生まれたと思いました。前半は、岡山が激しいマークをされましたので、非常にタフな試合になりましたけれども、今日一番感じたのは、選手たちの気持ちの強さ、そして、勝負とタイトルにこだわる気持ち、その選手たちの気持ちをひしひしと感じるゲームでした。首位の座を奪い返すことが出来て、本当に大きな勝利だったと思います」

Q 前半、かなりショートパスでつないでいたが、あと一歩でつまっていたが、後半は縦の動きが出ていた。それは監督の指示によるものか?
A 「私は逆に、ハーフタイムで『前半のサッカーを続けよう』と指示しました。というのは、岡山は本当に激しいディフェンスをされていたのですが、これは、一般的に90分続くものではない。前半、非常にパスはよくまわせていたと思いますが、崩しきれなかった。ただしそういったディフェンスは体力の消耗を伴うもので、それは、岡山が後半に交代枠を3つ使ったことからもわかります。その中で、セレッソは我慢強く前半と同じサッカーを続けたことで、3ゴールに結びつきました。この数字は、第1クールを思い出させる数字です。シュートが15から20本、得点は3得点。攻撃は本当によく機能したと思いますし、ディフェンスもよかった。攻守にわたって、今日は本当に選手たちがよく頑張ってくれたと思います」

Q 香川選手の交代は、次の試合(湘南戦)を考えてのことか?
A 「シンジですが、体力の消耗がそうとうあったと思います。それは他の選手たちも同じで、フィジカル的に本当にきつい試合だったと思います。ただし3点差がついたということで、ケガをさせないということで、シンジを交代させました。ハーフタイムの平島もそうです。少し足に違和感があるということで、次のゲームを考えて、交代をしました」

選手コメント

・香川真司
「前半からボールを回して走っていたので、(岡山もセレッソも)お互いに疲れていた部分もあった。(先制点のシーンは)うまい感じでフナくん(船山)がガミさん(石神)に出して、あそこで勝負があった感じだと思う。俺はもうパスを決めるだけだった。そういう意味ではフナくんとガミさんに感謝したい。(前半ガッチリ守られていたが)崩せなかったし、あれだけ引いて守られていて、自分たちの攻撃ができず、フラストレーションがちょっとたまっていました。でも、相手も疲れてきているのをみんな感じていたし、その分、(後半に)3点取れたから。相手の疲れもあって、後半勝負というのを明確に感じていたし、それでゴールできたと思います。(乾選手がゴールしたあと、乾選手に首投げをしていた?)あいつも久しぶり(のゴール)やったから、うれしそうやったんで、投げました(笑)。あいつも点を取っていなかったんで、『取りたい』というのは試合のなかでも話していたし、そういう意味では取ってくれてよかった。チームとして勢いも出て、次の試合でチームにもプラスになるし、あいつにとってはいいゴールだったと思います。大事なのはチームの勝利だし、これからも(自分としても)得点でチームに貢献していきたい」
・乾 貴士
「(ゴールのあと)投げられて蹴られて散々でした(笑)。疲れましたが、勝ててよかったです。前半はあれだけ相手に引かれて、点が入らないのは仕方がなかった。ゴールはいつか入ると思っていた。長い間点が入らなかったことは、気になっていた。あせりみたいなものがあったときもあったし、正直今日取れてほっとしています。でも、得点以外は、オフサイドやシュートミスでチャンスをつぶしたのは課題です。首位に戻ったことは本当によかった。いい形で湘南戦を迎えられます。次が大事な試合。湘南には2回負けている。次は勝てるように頑張りたい」