2009Jリーグ ディビジョン2
第19節第1日

2009.6.3

セレッソ大阪

乾 貴士 (19')

黒木 聖仁 (87')

2

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FULL TIME

2

1-0

1-2

東京ヴェルディ

大黒 将志 (51')

柴崎 晃誠 (72')

大阪長居スタジアム

5,791

監督コメント

「今日の試合は、内容的には今シーズンでパフォーマンスとしては一番出来が悪かったと思います。それは、主力選手の欠場が3人、4人出ているということにも関わるのかもしれませんが、それでも、いつもと同じシステムでやっている以上、もっといいサッカーができたはずだし、選手はもっと期待に応えるようなプレーをしてほしかったと思います。試合の最後になって初めて目を覚ましてやるべきサッカーが出ましたけれど、あれを最初から出さないといけないと思います」

Q 柿谷選手を先発で起用した理由と、乾選手への評価について
A 「曜一朗を起用した理由は、香川、乾と同じ攻撃的な能力を持つ選手であるということで、起用しました。ただ評価に関してはまだまだ持てるものを出せていないと思います。前節、徳島戦は3ボランチで臨み、少し攻撃の迫力がなくなったので本来のシステムに戻したのですが、皮肉なことに今日はボランチの藤本康太を投入してから攻撃に厚みが出てチャンスが生まれるという試合になりました。逆に乾ですが、点を取りましたし、何度かいい形からシュートを打っていましたので、まずまずの出来だったかと思いますが、ヴェルディが本当にいいマークを乾に対してしていた。ヴェルディは今シーズンの最高のゲームを今日されたのではないでしょうか?」

Q セレッソの選手に前半、ミスが出た具体的な要因はなんでしょうか?
A 「一番大きな要因は、今日はうちはもっと前からプレスをかけていこうという話をしていたのですが、それができずにズルズルと引いてしまったところ、それから逆にうちがやろうしていた前からのチェイシングをヴェルディにされて、最終ラインの3人からボランチの2人、ボランチからシャドーの2人へのボールのつなぎが非常に激しくマークされていたこと、その2点だと思います」

Q 黒木選手の初得点は明るい材料だと思いますが、彼に期待することは?
A 「プロフェッショナルとして、非常に素晴らしい姿勢を見せてくれています。本当に練習が好きだし、いつものトレーニングを見ていればいつゴールを決めてもおかしくないと思っていました。誰からも好かれる本当にすばらしい人間性を持っていますので、セレッソにとって本当に大切な選手になると思います。彼に足りないのは、これから経験を積んでいくことで、戦術的なポジショニングを覚えていくことだと思います。また今日のゴールですが、勇気を持ってゴール前に飛び込むよう指示を出したんですが、その期待に応えて大切な時間帯にゴールを決めてくれたと思います」

選手コメント

・乾 貴士
「自分たちのゲームが全然できなかったので、結果がこうなってもしょうがないと思う。第2クール2引き分け、というのはダメですね。もっと攻撃を増やさないとダメ。守備ばかりしていた感じだった。もっと自分たちのサッカーをやっていかないと。正直言って、シンジ、マルチネス、カイオ、チアゴがいないから・・・と言われたくないので、しっかり全部勝ちたい。うまくいかないところがあるので、もっと連係を高めて、意識を高く持ってやらないとダメ。ゴールはガミさんが早くリスタートして、ルイさんが出してくれた、ごっつあんゴールです。曜一朗は悪くなかった。僕のほうが悪かった感じ。2人で連係を高めて、やっていけたらいいと思う」
・黒木 聖仁
「前半は今までで一番悪かった。みんなの距離が遠くて、ボールが来る前に見ていても、探さないといけなかった。前から行ってもずれて、迷って、攻撃に集中できなかった。
シンジ君(香川)がいないのはわかるけど、全体的にサッカーのスタイルが変わって、悪かった。左サイドだけど、前に行けとの指示だった。前に行った時はポゼッションできたけど、低い位置に行くとできなかった。ゴールはずっと決めたかったけど、できなかった部分、点を決められて良かった」