2009Jリーグ ディビジョン2
第15節第2日

2009.5.17

セレッソ大阪

マルチネス (25')

香川 真司 (37')

石神 直哉 (60')

香川 真司 (77')

香川 真司 (87')

5

HOME

FULL TIME

3

2-2

3-1

水戸ホーリーホック

高崎 寛之 (33')

遠藤 敬佑 (38')

高崎 寛之 (89')

大阪長居スタジアム

5,116

監督コメント

試合前にある程度予想していたのですが、水戸の大きな特徴として攻撃力もあるけれども、ディフェンスももろいというところ。そこを考えるとセレッソのディフェンスがしっかり頑張れれば、勝機はあると思っていましたが、ある程度予想された試合になったと思います。試合のスコアを見ると、中身には比例しない数字が残ったと思います。水戸は数少ないほぼ決定的なチャンスを決めていたのに対し、セレッソはそれよりも数多くの決定機を作りながら、5点しか取れなかった。勝つべくして勝ったといえますが、終了間際の失点は非常に残念なものでした。
Q残り15分での失点はこれまでなかったのですが、今日してしまった理由は?
A 「おそらく終了間際の油断があったかと思う。それを差し引いても、水戸は精度の高いクロスとそれに合わせる決定力を持っていますので、それに対応するだけのディフェンス力、しっかりはじき返す力がまだ足りなかったと思います。すべてのゴールを見てもらうとわかるのですが、水戸のゴールはクロスからのもの、またはクロスのこぼれを拾ったものだった思うのですが、セレッソまったく違う持ち味で、ゴール前まで細かくつなぐコンビネーション、あるいは個人の勇気のあるドリブル突破、そういう違う持ち味がゴールには凝縮されていたと思う」
Q カイオが離脱して、今日は小松が先発、西澤選手が途中から出たが、今後のプランは?
A 「小松はあと2,3試合を重ねれば、本来のコンディションに戻って、持ち味をさらに出してくれると思う。西澤も同じで、試合を重ねればもっともっと持ち味を出せると思う。小松は1点目にもかかわっていましたし、すべてのゴールにFWのどちらかが関わっていたと思う。ここで強調したいのは、西澤は素晴らしい技術と経験を持っているので、ボールにさわらなくても、相手を引っ張っていくことで目に見えないアシストをできる、そういう非常に高いクオリティを持っている」
Q ハーフタイムのコメントで「サッカーで相手に勝とう」と言われた意図は?
A 「前半、ちょっとナーバスになった選手がいたので、あえて伝えました。後半に向けて冷静になろう、後半はメンタルのコントロールをしようということを伝えました。それがしっかりできたことで、後半もしっかり得点を重ねることができた。不要な警告をもらうことなく試合ができた」

選手コメント

香川真司
「(ハットトリックは)うれしいです、素直に。PKは、自分か乾がとったら、それぞれが蹴るようにいわれていた。ほかの選手がもらったPKは、得点の多い自分が蹴ることになっていた。PKの練習は昨日しました。PKを蹴ったのは、プロでは初めてです。ハットトリックもプロでは初めてです。もちろん、ハットトリックは狙っていました。(自身2点目は)監督から、『GKを抜いて決めろ』と言われていた。あのゴールが一番よかったと思う。(これで得点ランク1位だが)ランクに入るのはいいこと。今後もっと自分の質を上げていきたい。まだ第1クールなので切り替えたい。点は取れたが、チームとしては3失点。イージーなミスもあった。そういうところを求めていかないといけない。開幕当時に比べて、多少いい感じになって、試合の中で自分のプレーが出せている。これからも毎試合自分のプレーをしたい。(小松)ルイさんとはずっとやっているので、全然問題ないです。アキさんとは初めてプレーしたが、存在感がすごい。試合を落ち着かせて、自分の2点目もアキさんがスルーしてくれた。(代表に)選ばれたら力出すだけ、しっかり準備したい」
西澤明訓
「声援は嬉しいですね、やっぱり。地元、大阪やったっけなって思って(笑)。ありがたいですし、チームも攻撃は良かったと思います。(香川選手に関して)前の8番よりシュートは上手いと思うし…(笑)。もっともっと点は取れると思います。あれだけキッチリ取れたら頼もしいと思います」