2009Jリーグ ディビジョン2
第9節第2日

2009.4.19

コンサドーレ札幌

岡本 賢明 (06')

キリノ (41')

西嶋 弘之 (49')

クライトン (73')

4

AWAY

FULL TIME

1

2-1

2-0

セレッソ大阪

香川 真司 (19')

札幌ドーム

11,035

監督コメント

今日のゲームは、セレッソにとって非常に大切なゲームになった。なぜなら、たいへん大きな教訓を得ることができたからです。セレッソは技術的に上回っていたが、集中力に欠けていた。コンサドーレには、集中力の高さで4-1という結果で負けてしまった。こんなに素晴らしい崩し方はない、というシーンが2回あった。シンジと乾のフィニッシュのシーンです。それだけ美しいサッカーをしながらも、集中力に欠け、4-1で負けてしまった。大きな教訓となります。コンサドーレのゴールは、うちのミスが原因です。

Q:なぜ、柿谷投入の準備をしていながら、香川との交代をやめたのか?
A:大差で負けているゲームということを、選手にメッセージとして伝えたかった。負けている状況の中で、いかに選手たちが決定力を求め、最後まで戦い続けるのかを伝えたかった。(香川)シンジは必要以上に落ち込んでいるようだったので、メンタルを鍛えるために交代しなかった。(試合直後)乾は負けたことにより泣いていた。私はあえて選手たちを集めて話をしました。次節も同じ先発メンバーで戦うつもりだと伝えました。同じメンバーで戦って、勝つ必要があるからです。

Q:集中力を欠いた理由をどう推測するか?
A:サッカーはとにかく相手のあるスポーツです。うちの集中力より、コンサドーレの集中力がすごかった。コンサドーレは勝つべくして勝った。コンサドーレは昇格候補であり、昇格争いで、これからもこういった厳しいゲームが続くと思う。

Q:香川から柿谷の交代の準備をしていたが、他の交代のオプションは? 小松や西澤は?
A:小松、アキ(西澤)というオプションについては、2人がメンバーに入るのは、まずまだない。(小松は)ケガあがりであり、アキはボールワークを始めた段階で、まだ時間が少ない。最後の決定力不足で、セレッソの持ち味である「くずしのサッカー」をすることができなかった。負けたときこそ、チームとして学ぶべきことが多い。(今後)負けなしのゲームが続くことを信じている。

選手コメント

・キム ジンヒョン
後ろから見ていて、立ち上がりから集中力を欠いていた。もっと集中しなければならないと思った。2点目と4点目は触ったので、もっと集中していれば取れていた。そこで止めていれば、流れは変わった。残念だったが、次に向けて切り替えたい。今日の敗戦を1つの教訓として、忘れない。失点した場面を(VTR)で確認して、できていなかったところを修正して、次節は考えてやりたい。
・香川真司
得点のチャンスを生かせなかった。でも、(得点の)チャンスは次にもあると思う。(今回大量失点したが)まだこれから反対に3点取れる試合はあると思う。今日の試合は、守備でやられてしまった、カウンターからやられてしまった。しっかり気持ちを切り替えて、次に試合でやっていきたい。必ず、次の試合は勝ちます。
・乾 貴士
3-1のときに、ビッグチャンスはあったけれど、決められなかった。そこでしっかり決めていれば、流れが変わったはず。反対にカウンターをくらって、4-1になってしまった。試合をつぶしてしまって、申し訳ないと思います。次の試合は、気持ちを切り替えて、がんばります。