2009Jリーグ ディビジョン2
第8節第1日

2009.4.15

セレッソ大阪

カイオ (40')

乾 貴士 (44')

香川 真司 (47')

香川 真司 (70')

4

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FULL TIME

1

2-0

2-1

ファジアーノ岡山

西野 晃平 (75')

大阪長居スタジアム

5,194

監督コメント

「今日の試合は数字の上でも決定的なチャンスを数多く作り、4点取ったということで、勝つべくして勝ったゲームではありますが、逆に言うとこういう結果が出たときこそ、選手にあらためて厳しい要求をするチャンスだと今私は感じています。選手というのは、常に高い目標を持ち続けなければ、真のプロとはいえません。しかし、今日は集中力を失ったプレーが数多く見られました。シンジ、カイオ、乾で4点取りましたけれど、本当は7点、8点を目指して戦わなければいけない試合でした。もっともっと結果に、あるいは数字にこだわり続けて、最後までプレーをしなくてはいけません。4-1で勝ったから、すべてがよかった、いいゲームだった、そんなゲームではありませんでした。皆さんもご覧になったと思いますが、うちのチームは2つのPKを取られてもおかしくないプレーが2つありました。そういったミス、あるいは前半にGKのキムがピンチを2回防ぎました。あの時はまだ0-0でした。まだまだ集中力が足りない、そこを痛感したゲームでした」

Q 柿谷選手を交代出場させた意図は?
A 「柿谷に限らず、交代枠を3つ使って、濱田と平島も投入したわけですが、3人のプレーには納得できませんでした。曜一朗に出した指示は、シンジと同じようにディフェンスではハードなマークをする、マイボールになったら自分の持っているものを存分に出して来いと言ったのですが、攻撃面においてはまったく仕事をしていません。濱田もアシストのできる決定的なパスを出す場面が2回あったのですが、2本ともミスをしてしまいました。平島はクロスを上げるチャンスがありましたけれど、ミスをしました。交代枠の3人のパフォーマンスについては納得できませんでした」

Q 仙台との激しい試合のあと中2日で疲れがあったのか?
A 「疲れというのは、私は感じませんでした。というのは、岡山のほうが日曜日の試合が遅かったですし、うちのほうがリカバーできる時間がありました。そういう点において、フィジカル的には問題なく最後まで走れたと思います。そんななかで、マルチネスとシンジが風邪をひいていて、その点で少しきつかったかなというのはありました」

Q ここまでの手応えは?
A 「正直言って、技術、体力、戦術についてまだまだ修正点があるが、こういう公の場で発言することは避けたいと思います。選手たちを見ていて思うのは、非常に仲がよく、すごいいい雰囲気で、日々のトレーニングでハードワークをしている。それは今年のチームのいいところだと思っています。逆に、もっともっと高い目標を持ってほしいというのもあります。今日の失点は、取られてはいけないものでしたし、攻守においてもっと数字にこだわってほしい。リーグナンバーワンの得点力、あるいはリーグ最少失点、そういうところで、まだまだ成長する余地はあるので、チームの中でお互いにもっと厳しい要求をしてほしいと思います」

選手コメント

・香川真司
(1点目は)乾がすごくためてくれたので、自分は押しこむだけでした。出してくれた乾に感謝です。(2点目も)乾が溜めて、自分はスペースに走るだけだったので、助かってます。でも、シュートを外しているところもたくさんあるし、まだまだ決定力が高いとは言えないので、そういう所は毎試合こだわっていきたいです。(交代に関しては)点は取ったけど、ミスも多く、チームに貢献できてなかったと思うし、自分ではまだ調子が良いとは言えないし、課題はある。札幌戦までにはしっかり上げていきたいと思います。今日の試合は結果的に見ると快勝ですが、内容的に見るとやられているところはやられていたと思います。次の札幌はホームで勝ててないから気合いが入ってると思うので、また厳しい試合になると思います。しっかり修正して頑張ります。
・乾 貴士
(ゴールは)いいボールが来たので…。(アシストは)シンジが2点とも良いところに走りこんでくれた。試合後、監督には気を抜くなと怒られた。勝ったことは良かったけど、内容は全然よくないと言われました。気持ちを切り替えて次に臨みます。開幕から負けてないということは良いことだと思うので、これをしっかり続けて、負けないようにやっていきたいと思います。