プレシーズンマッチ
1回戦

2009.2.22

セレッソ大阪

香川 真司(7分)

1

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FULL TIME

0

1-0

0-0

ガンバ大阪

大阪長居スタジアム

16,602

監督コメント

今日のゲームの位置づけとしては、あくまでもプレシ-ズンマッチであり、開幕に向けた準備の一環ということですが、セレッソとしては、今シーズン初めて90分のゲームをこなしました。それは、ガンバ大阪さんにとっても同じであって、シーズンの中でのひとつの準備としてとらえられたものだったと思います。その中で、シーズンより多い交代枠を使ったわけですけれど、いい感じのゲームができたと思います。一番の目的はやはり、90分を通したゲームの感覚を取り戻す、ということだったと思いますが、うちとしては開幕までにさらに2試合練習ゲームをした上で、開幕に向けていい準備をしていきたいと思っています。

Q天皇杯チャンピオンであるガンバ大阪に勝ちましたが?
A「確かに天皇杯チャンピオンチームではあるが、先ほども申しあげておりますが、この時期というのは、シーズン開幕に向けての準備段階ですので、結果が重要ではないと思っています。当然、ガンバ大阪さんもうちもベストコンディションではありませんし、森島、名波の引退記念試合という要素もありましたので、やはりプレシーズンマッチ、プラス引退記念試合であり、決して勝ちにこだわるゲームではなかったと思います。そうはいっても、やはり本当に勝ってよかったというのが正直なところで、やはりこうやってチームが勝ち癖をつけていくというのが、大事なところだったと思います。さらには、引退するモリシ、名波、彼らのためにも勝ってゲームを終われたというのは、本当に重要なことだったのでは。さらには、今日駆けつけてくださったサポーターのためにも勝利をあげることができた。やはりそういう意味では大きかったと思います」

Q開幕に向けての準備段階で、香川選手や乾選手が豊富な運動量でチャンスを作るというのはセレッソにとってよかったのでは?
A「乾とシンジというのは、スピードもあり、フィジカルも強い。カイオも同じだ。うちの攻撃陣3人は、スピードが持ち味だ。そういう攻撃というのは、シーズンを通して続けていきたいと思っています」

Q 実際に90分試合をして、収穫、昨季から成長したところはどこか?
A「重点的に修正したところはあえてここでは申しあげられないが、ゲームを通して昨シーズンよりもよくなったところ、あるいはまだ修正し切れていないところが、あったと思いますので、またビデオを見ながら、選手たちと振り返って修正を図っていきたいと思います」

Q開幕までに修正する点は?
A「申し訳ないけれど、このような公の場で話さないようにしたいです。チームの中で話したいと思います。もちろん修繕点、改善点というのはまだまだあると思います」

Q新戦力の融合という点については?
A「非常によかった、トータルでよかったと思います。ですが、まだまだ試合の中でのパスのタイミング、マークに行くタイミング、連係のタイミングは修正が必要だ。こうやってゲームを重ねるというのは、実際の中での修正ということで一番いい機会だと思う。技術的に言えば、彼らは全員いいものを見せてくれたと思う」

Q羽田、小松両選手の復帰の見込みは?
A「はっきりとした目途はまだわからないが、今後あせらないでしっかり復帰の時期を見極めていきたいと思います」

Q今季、J1昇格への自信のほどは?
A「今の段階で昇格候補だというのはまだ早すぎる。当然目標とはしているが、昨年も感じましたが、J2のレベルは実力差がない。実際去年山形が、あれだけの成績を上げて昇格するというのを開幕までに予想された方は少なかったと思う。うちは第2クールのけがでつまづいてしまった感がありますけれど、そういったことを考えると今の段階でどこのチームが昇格候補ということは言うことはできません。私たちはやるべきことをやって、よりいいサッカーを追求する、その繰り返しになるかと思います」

Q今日起用した黒木選手はどういうところを評価しての起用か?
A「ひとことでいうと、いいボランチになるためのすべての要素を備えている。パス、マーク、シュート、身長、背格好を含めてすべてを備えている。交代で出た濱田のほうは、経験があり、しっかりボールを動かせる。今日出られなかった羽田は、攻守にわたって大きな存在だ。あのポジションにはいい選手がそろっている」

選手コメント

黒木選手のコメント
立ち上がりしかボールに触れなかったし、後半は疲れてきて、頭で考えられなくなってしまいました。
(ボールを)取れないところもたくさんあったし…。
スタメンで出られたのは良かったですけど、自信はまだまだ全然ないです。

キム選手のコメント
昨日の晩から試合前までイメージトレーニングをしてきて、いいイメージで試合に入ることができました。
立ち上がり10分まではちょっと緊張したけど、その後は修正して、落ち着いてプレーできたと思う。
実際に試合に出てみて、クロスのタイミングや試合展開が早いのには驚きました。
でも、セレッソに入ってから、GKコーチにプロのプレーや技術といったことを教えてもらってきたし、自分なりにはできたと思っています。
自分のセールスポイントである正確なフィードも、少しは見せられたと思う。
もっと精度を上げてチャンスにつなげられるよう練習していきます。
日本に来て言葉の壁はあるが、少しでもディフェンス陣とコミュニケーションが取れるように、いつも心がけています。


マルチネス選手のコメント
技術面でもフィジカル面でも、もっと調整しなければいけない。
まだキャンプの練習試合を含めて今日で2試合しかしていないので、もう少し試合を重ねてつかんでいきたい。
(乾・香川とのプレーについて)細かいところは彼らとこれから長くプレーすることによってわかってくる部分もあると思うので、開幕までにもっとコミュニケーションをとっていきたい。