10/28 東京NB Match Preview
- 10/28 東京NB戦
- メディア
継続したい守備の強度と連続性。焦れずに守り、保持でコントロールしゴールに迫り、難敵撃破を目指す
2026/27WEリーグ第6節・RB大宮アルディージャWOMEN戦から中2日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、再びアウェイにて日テレ・東京ヴェルディベレーザとのWEリーグ第5節に挑む。相手はWE参入後、勝ったことがない難敵だが、今季初の連勝でさらなる上位を目指す。
直近の大宮戦は、「守備の精度と強度を上げること、奪ったボールは確実に自分たちのボールにして、ゴールにつながるチャンスを増やすこと」(松田岳夫監督)をテーマに挑んだ中、前半の途中からパススピードを上げて相手のプレスを外すと、両サイドから何度もゴールに迫った。相手に寄せる守備の強度も高く、開始11分に背後を取られた場面を除けば、前半はチャンスらしいチャンスを作らせなかった。得点こそ奪うことはできなかったが、攻守にコントロールして前半を終えると、後半に入り50分、和田麻希が長い距離をドリブルで運び、放ったシュートが相手DFに当たってこぼれたところを百濃実結香が頭で詰めて先制。67分にも荻久保優里のCKから浅山茉緩が追加点。終盤は大宮の反撃も受けた中、「前回の対戦では強さが課題になったので、そこでは絶対負けないようにプレーしたい」(中谷莉奈)と試合前に話していた守備陣が奮闘。後半アディショナルタイムに1失点こそ喫したが、「球際の激しさ、一歩の速さ、一歩詰めること。そこの部分は1試合を通じてかなり出せていた」と指揮官も評価する戦いぶりで勝点3を手にした。

今節の東京NB戦に向けても、「ここ数試合と、基本的に我々がやるべきことは変わりません」と松田監督。上位相手にも積み上げてきたことをいかに出せるか。そこが勝負になる。もっとも、「どのゲームでもポゼッション率が高い」(松田監督)相手に対し、こちらの守備の時間は長くなるだろう。ただし、そこで強度を落としてしまえば、1-4で敗れたクラシエカップの二の舞になる。「一歩の寄せを早くすること。激しく、攻守の切り替えを速く戦うこと」(松田監督)を続けて相手のプレーを制限したい。東京NBは一人一人が高いテクニックを持ち、どこからでも得点を奪える組織力もあるが、中でもクラシエカップで決められた北村菜々美と式田和。この2人の突破を防ぎたい。個での対応とともに、チャレンジ&カバーの距離をしっかり保つこと。連動した守備が重要になる。一方で、奪った後の攻撃でも、「自分たちでコントロールする時間を作れるか」を松田監督はテーマに掲げる。縦に急ぎ、すぐにボールを失ってしまえば守備の機会は続き、ボディーブローのようにダメージを受けてしまう。自分たちが保持して押し返す時間を作ることで、結果的に守備での負担も軽減できる。勇気を持ってボールを動かすことも、この試合では求められる。
リーグ戦5試合を終えて2勝2分1敗。8得点6失点。複数得点はすでに3試合を数える。昨季以上にチーム、選手個々が成長していることは間違いない。少しずつやれることも増えている。このタイミングで東京NBから初勝利を挙げることができれば、成長曲線は一気に上がるだろう。中2日と日程はタイトだが、現状の持てる力を発揮して、大きな勝点3と連勝を大阪に持ち返りたい。
試合前日コメント
松田 岳夫監督

Q:第6節・RB大宮アルディージャWOMEN戦について。試合前にポイントに挙げられていた「攻守にアクションを起こす」ことを体現できた部分も多かったのでは?
「球際の激しさ、一歩の速さ、一歩詰めること。そこの部分は1試合を通じてかなり出せていたと思います。試合の流れ自体は、出だしはそこまで良くなかったですが、徐々にボールを動かすことでリズムを掴めました。ただ、シュート数は、前半は2本か3本。シュートまで行き切れない課題は引き続きあります」
Q:大宮とはクラシエカップで対戦したばかりでイメージも鮮明に残っていましたが、日テレ・東京ヴェルディベレーザとも先月クラシエカップで対戦しています。1-4の敗戦から学ぶことは?
「ここ数試合と、基本的に我々がやるべきことは変わりません。積極的にプレッシャーをかけること。一歩の寄せを早くすること。激しく、攻守の切り替えを速く戦うこと。それによって、我々に生まれたチャンスをしっかり生かすこと。そういう形になっていくとは思います。その中で、どのゲームでもポゼッション率が高い相手に対して、そこでは対抗できない。ある程度、ボールを動かされることはやむを得ない。ただ、最後のところでしっかり相手のプレーを制限しないといけない。また、例え守備の時間が長くなっても、攻撃している時間を大事にしていきたい。自分たちでコントロールする時間を作れるかがポイントになります。ここ数試合も、勇気を持ってボールを動かす、前から来る相手をはがした後に、チャンスは訪れています。カウンターのように見えるけど、実はしっかりポゼッションした中で、はがして攻めています。カウンターとはちょっと違う要素になっていると思います。守備の時間が長くなって、奪ってカウンター、あるいは縦ばかりになってしまうと、前回のようなワンサイドゲームになってしまうのかなと感じています」
Q:東京NBとの前回対戦後に言われていた、「もう一歩寄せ切れない」「詰め切れない」課題をいかに克服するか。大宮戦でできたことを、もう一つ、二つ、高めることが大事?
「大事ですね。一概に比較はできないですが、大宮戦なら二回、三回、追って奪えたところが、今回は四回、五回、追わないと取れないかも知れません。それをどれだけ継続してやれるか。中2日ですが、体力的な部分というよりは、意識、執念。それが大事になってくると思います」
浅山 茉緩選手

Q:第6節・RB大宮アルディージャWOMEN戦は、内容も伴った勝利になったのでは?
「立ち上がりはあまりうまく入れなかった印象もありますが、ボールをつないでいく内に、自分たちのペースでポゼッションができて、CKも多く取れて、ゴールに迫るシーンが増えました。シュートは少なかったかも知れないですが、上手く攻めることができたと思います」
Q:ボールを握れた分、浅山選手も攻め上がる機会を増やせた感じですか?
「はい。左で作って逆サイドに展開したり、間で受けて、サイドに展開してくれる場面も多かったので、ボールが間に入った時に、サイドを駆け上がることは意識しました。クロスを上げるシーンも前の試合よりは多く出せたと思います」
Q:今節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦に向けて
「相手は上位ですが、メンタル面で負けず、自分たちのプレーをするために一人一人が準備して、練習でやっていることを出せば、ベレーザ相手にもボールを奪えて、つなげると思います。大宮戦ではしっかりハードワークできて、守備での強さもディフェンスラインを含めてチャレンジ&カバーができていたので、今節もそこを出しながらもしっかりボールをつなぐことができれば、自分たちのサッカーができて得点も奪えると思います」
