9/19 AC長野戦 Match Preview
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初戦を落として迎えるクラシエカップ リーグステージ第2節。勝利が必須のアウェイゲームに挑む
2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ第1節から中5日、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、敵地に乗り込み、AC長野パルセイロ・レディースとの第2節に挑む。初戦を落としたセレッソとしては、勝利が必須の今節。勝敗をタイに戻したい一戦だ。
最終的に2-3で敗れた初戦だが、開始2分、北原朱夏の先制点で幸先よくスタートするなど入りは良かった。得点後も両サイドをうまく使いつつ相手ゴールに迫ると、16分に北原、21分には百濃実結香のシュートがポストを叩くシーンもあった。前半は再三、右サイドの背後を取った和田麻希。今季は一人、二人交わしていくプレーが“標準”になっており、昨シーズンからさらに凄みは増しているが、突破した先のクロスやシュート、フィニッシュワークに課題を残した。「背後に抜けてチャンスの場面はあったのですが、クロスのクオリティーが足りずに合わなくて、そこから修正できずに交代になってしまった」(和田)と不完全燃焼で終わっただけに、今節はチーム全体としてもサイドを取った後の質、良い時間帯で仕留める意識はさらに高めていきたい。もう一つ、初戦で課題になったのは、失点の仕方。後半の2失点はいずれも相手に攻め込まれた流れの中ではなく、自分たちが攻めた直後の時間帯、エアポケットに入ったような形で不用意に喫してしまった。「ボールの失い方が悪いと相手の決定機になってしまう。攻めている時のリスク管理も徹底」(百濃)しつつ、最後は一人一人、寄せ切る力を上げて、簡単にシュートを打たせない守備を心掛けたい。初戦は全体的な試合の流れは掴みつつ、決め切る、守り切る、といった両ゴール前での際(きわ)の部分で詰めの甘さを覗かせて勝点を逃しただけに、今節はプレーの一つひとつに魂を吹き込み、勝ち切る強さを発揮したい。

クラシエカップのテーマの一つであるチームの底上げという部分では、収穫もあった。「チャンスはいつ来るか分からない。訪れた時に、どう取り組むか。ミスを恐れていては、何も生まれない。『試合に出たい』思いをプレーで表現して欲しい」と松田岳夫監督のゲキを受けて臨んだ試合で、今シーズン公式戦初先発の北原と、途中から入った浅山茉緩が結果を残した。前者はチーム2失点目につながったクロス対応、後者は自身の縦パスをカットされたところから3失点目につながるなどそれぞれに悔しさも抱えたが、それを上回る熱量と推進力をチームにもたらした。今節も前節の課題にも目を向けながら、チームを前に進めるべく自身の長所を押し出していきたい。終盤の時間帯では、負傷交代した林祐未に代わって入った池田柚葉も印象的なプレーを見せた。「前を向いたらスピードがある。チャレンジもできる。オープンな展開になれば、その良さは生きてくる」と松田監督も評価したが、引き続き積極性を発揮して、どんどんシュートを狙っていきたい。今節も田子夏海、名和咲香、宝田沙織の3選手は各カテゴリーの代表活動で不在。FW、GK、ボランチと、それぞれのポジションに入る選手たちの“代役”に留まらない活躍に期待したい。
今季のクラシエカップのリーグステージは全8試合。初戦を落としたセレッソとしては、ここで連敗すると、リーグステージ突破へ向けて状況は険しくなる。それだけに、今節は“負ければ終わり”のトーナメント戦の意識で臨みたい。「リーグ戦、カップ戦と連敗している今の流れを自分たちで変えていきたい」と四本帆夏。昨シーズン届かなかった頂点を目指して挑む今大会。その悔しさも思い出し、一戦必勝の姿勢で勝点3を掴み取る。
試合前日コメント
松田 岳夫監督

Q:クラシエカップ リーグステージ第1節・ちふれASエルフェン埼玉戦を振り返ると?
「気持ちは入っていたし、積極的なプレーも多かった。押して、押して、押していたけど、逆に言えば、ただスピードを上げ過ぎていた。駆け引きや緩急の使い分けが足りなかった。ボールの奪われ方が悪く、失点の仕方も良くなかった。勝ち切るための課題はたくさんありました」
Q:クラシエカップ リーグステージ第2節・AC長野パルセイロ・レディース戦へ向けて
「(AC長野は)だいぶ選手も変わったけど、前節のちふれ同様、一人一人がハードワークしてきます。そうした相手にどう勝ち切るか。前節はシュートの意識は高まったけど、まだ足りません。点を取る部分では、まず個の意識は高めないといけない。チームとしては、もう少し前でサッカーをしたい。前でサッカーをすると、相手は後ろに比重が傾き、なかなか崩しづらくなる。だからスピードもコントロールしないといけない。中に相手を寄せて外を使うとか、中でしっかり守っている相手のギャップをどう突くか。サイドに展開してクロスという攻撃も持ちながら、中央を割っていく攻撃も高めていきたい。形にこだわらず、流動的に崩していくイメージも持ちたいです」
百濃 実結香選手

Q:前節は悔しい試合になったが、振り返ると?
「早い時間帯に点を取れて入りは良かっただけに、勝ちたかったです。追加点を取れなかったことが大きかった。失点のところも、人は足りているけどやられている。松田さんもハーフタイムで言っていましたが、『相手の方が気持ちで勝っている』と。ちふれは代表で何人かいない中でも勝つという気持ちが出ていた。もちろん、私たちにもありましたが、それをプレーで表現し切れなかった。ただ、やっぱり追加点だと思います。(北原)朱夏にも自分にもチャンスはあったので。その前の広島戦からシュートの本数が増えたことは良かったですが、決め切るところが足りなかったと思います」
Q:開幕からここまで自身のプレーについて
「開幕戦では全くと言っていいほどボールに触れず、守備でも攻撃でも自分らしさを出せなかったのですが、試合を重ねるごとにシステムにも慣れてきて、だいぶ触れるようになってきました。前節のちふれ戦でも、松田さんが話している『出した後に関わる』プレーで、自分の仕掛けから惜しいシーンまで行けました。そこで決め切れるか決め切れないか。シュートを打つことは意識しつつ、得点でチームの力になりたいです」

Q:クラシエカップ リーグステージ第2節へ向けた意気込みをお願いします
「リーグステージの1戦目は負けてしまったのですが、あと7試合チャンスはあります。残りの試合は全部、勝つ気持ちで臨みますし、そのリスタートとなるこの試合は絶対に勝たないといけません。3連戦の1戦目でもあるので、勢いを付けるためにも、まず入りを大事にして、チームとして追加点を狙いたい。個人としても、シュートの本数を増やしてゴールに向かうプレーをして、ゴールでチームに貢献したいです」
