2026/27 WEリーグ クラシエカップ第2節

2026.9.19土

AC長野パルセイロ・レディース

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪ヤンマーレディース

高和 芹夏 (75')

長野Uスタジアム

525人

HIGHLIGHTSハイライト

ギャラリー

MATCH REVIEW

後半から出場した高和芹夏の決勝点で、今季のクラシエカップ初勝利を飾る

 

2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ第1節から中5日、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、敵地に乗り込み、AC長野パルセイロ・レディースとのリーグステージ第2節に臨んだ。スタメンは第1節から2人変更。GKは西中麻穂、第1節でゴールを決めた浅山茉緩が2トップの一角で先発した。システムはこれまで開幕から用いてきた3-4-2-1ではなく4-4-2。四本帆夏がボランチ、荻久保優里が右サイドバックに入るなど、ポジションにも変化を加えた。

 

前半はAC長野のペースで試合は進む。素早くボールを動かしてくるAC長野に対し、セレッソは守備が後追いになり、良い形でボールを奪えず、攻撃に転じることができない。自陣でのプレーが続くと、15分には相手のロングボールがGKにとっては難しいバウンド処理となり、相手に先に触られて無人のゴールへ向かう。ただし、ここは戻った北原朱夏が間一髪のタイミングでクリア。ビッグプレーで失点は防いだ。新布陣が機能しないセレッソは前半25分前後に選手の配置を変更。四本をセンターバックに戻して中谷莉奈を左サイドバックに、北原が1列上がり左サイドハーフ、百濃実結香がボランチに移った。保持で改善したいところだったが、戦況は変わらない。35分には枠内に強烈なミドルシュートを打たれたが、西中が左手1本でかき出して好セーブ。前半、セレッソは攻撃では和田麻希の突破から何度か好機を迎えた以外、攻めの形を作ることができなかったが、流れの良くない中でも失点しなかったことが大きかった。

 

後半開始から松田岳夫監督は北原に代えて高和芹夏を投入。高和がボランチに入り、前半途中からボランチに移っていた百濃が再び左サイドハーフに戻った。前半から一転、後半は立ち上がりからセレッソがボールを握る。攻から守への切り替えも早く、敵陣でのプレーを増やすと、50分、高和の縦パスを浅山が落として百濃がシュート。67分には、宮本光梨の左足でのミドルシュートが手前でワンバウンド。GKがはじいたところを百濃が詰めてゴールに迫る。73分、宮本に代わり池田柚葉が入り、浅山と池田の2トップに脇阪がボランチに下がると、直後の75分、セレッソが先制に成功。相手CBのGKへのバックパスに浅山が猛然とプレス。GKがクリアしたボールにも池田が連動してプレスをかけると和田がボールを奪取。そのまま高和とのワンツーで前進し、中央の脇阪へパス。脇阪が放ったシュートがDFに当たり、ゴール前にこぼれると、反応した百濃がGKとの1対1を迎えた。この決定機でのシュートはGKに防がれたが、足を止めずに走り込んだ高和が詰めてネットを揺らした。高い位置からの守備と連続したシュート。波状攻撃を仕掛けたセレッソが試合を動かした。79分にはCKからピンチを迎えたが、相手のヘディングシュートは西中が好セーブで失点は阻止。直後にセレッソに追加点のチャンス。四本のフィードから背後に抜けた百濃がドリブルで運び、再びGKとの1対1を迎えたが、シュートはクロスバーを越えてしまう。試合を決める2点目こそ奪うことはできなかったが、終盤は相手にチャンスを作らせることなく試合をクローズ。1-0で勝ち切って、今季のクラシエカップ初勝利を手にした。

 

リーグステージ初戦を落としたセレッソとしては、是が非でも勝利が欲しかった第2節。後半開始から出場して流れを変えて、殊勲の決勝点を決めた高和は、「ゴール前に入っていったら、こぼれ球を狙えるかと思った。止まらないことを意識して入っていけたのが良かったと思います」と喜びの声を残した。中3日で迎えるリーグステージの次節はホームに戻ってのサンフレッチェ広島レジーナ戦。リーグ戦での惜敗も記憶に新しい中、やり返すチャンスが早くも訪れた。連勝でリーグステージ上位浮上を目指し、チーム一丸で挑む。


監督コメント

松田 岳夫監督
「アウェイでも多くの方にご声援いただき、ファン、サポーターの方には本当に感謝しています。前半なかなかリズムをとれず、相手の前からのプレーが後手後手に回ってしまった。ハーフタイムに修正しリズムを取り戻せたこと、選手がハードワークを基盤にして、
そこから自分たちのプレーに変化できたこと。これが1番大きかったと思います。なかなか得点を奪えなかった中で、最後決めきれたことは評価しますし、0点に抑えたこともチームとしては、最高の結果に終われたと思っています。内容的には満足できませんが、勝利できたこと。ここは本当に大きく、全員で勝ち得た勝利だと思います」
 
Q:フォーメーションを変えてきましたが、AC長野に合わせてきたのでしょうか?
「今シーズン、探りながらチームを作ってきましたが、やはり今ゴールを奪えない。それは3バックの中で5枚になったり、攻撃時のスタートの位置が低かったこともあり、さらに今いる選手をどうしたら、それぞれ活躍できるかを考えたときに、自然と4バックという形になりました。システムに縛られるわけではなく、選手の個性を活かすために変更したということです」

選手コメント

西中 麻穂選手
Q:前節はベンチで3失点のチームを見守りました。安定したセービングでチームに勝ち点をもたらしたように思います。どんなプレーを心掛けていましたか。
「自分の1番の強みはコーチングだと思っているので、まずはシュートを打たれない。相手に攻撃されないようにチームを鼓舞する声を1番に考えました。あとはアグレッシブにプレーすることを意識して試合に臨みました」
 
Q:ベテランとして、今季のチームに何をもたらしたいですか?
「強みの声掛けは今までこのチームで培ってきた部分なので、ピッチ内外ともにいろんな選手と話をし、チームが同じ方向を向けるように声掛けしたり、振舞い方も意識しています」
 
Q:今後に向けた抱負を教えてください。
「いろんな選手がリーグ戦と変わって試合の出場機会があるので、1人1人チームとして一緒の矢印を向けながら、カップ戦でチームとしても個人としてもチャレンジしながら、いい結果を残し、いい流れをリーグ戦につなげていきたいです」
 
高和 芹夏選手
Q:脇阪選手、百濃選手のシュートに反応してよくゴール前に詰めていました。ゴールシーンを振り返ってください。
「ゴール前に入っていったら、こぼれ球を狙えるかと思って詰めることだったり、止まらないことを意識して入っていけたのが良かったと思います。(脇阪)麗奈さんと(百濃)実結香さんがシュートを繋いでくれたので、ゴールにつながったと思います」
 
Q:前節はシャドーで先発して、途中交代。今日は途中出場でボランチの位置に入りました。さまざまなポジションで使われていますが、どんなことを心掛けていますか?
「シャドーでもボランチでも、高い位置をとってボールを受けて、関わり続けることを意識していますし、守備では球際で戦うこと、ハードワークすることはどのポジションでもしないといけないと思っているので、ゴールも狙えるポジションなので、チームにいい影響を与えられるように心掛けています」
 
Q:チーム内の競争について、どのように感じていますか?
「競争があることで、出ている選手も出ていない選手もモチベーション高くやれると思うので、いい競争ができていると思います」
 
和田 麻希選手
Q:今季は右で存在感を発揮。きょうも積極的に仕掛けたり、シュートを打ったりする姿勢が光りました。攻撃面でどんなことを心掛けてプレーしていますか。
「自分がフリーで持った時に個人で突破することで周りの選手がフリーになるし、そのまま自分で持ち運んでシュートまで行ける選択肢が広がるので、自分で突破することを意識していますし、チャンスがあればどんどん仕掛けていこうと心掛けています」
 
Q:ゴールシーンも和田選手が攻撃の起点でした。年齢を重ね、チーム内での自身の立ち位置をどのように感じていますか?
「22歳なので他のチームであれば、若いほうだと思いますがセレッソでは中堅なので、チームを支えられるような波のない存在になりたいと思うし、もっと頼られる選手になれるように頑張ります」
 
Q:改めて、今季の自身の目標を教えてください。
「ゴール、アシスト合わせて10点を目標に頑張っています」