10/25 大宮戦 Pick Up Player【中谷莉奈選手】
- 10/25 大宮戦
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試合ごとに丸橋 祐介アンバサダーが注目選手を選出
「Pick Up Player」
RB大宮アルディージャWOMEN 戦は中谷 莉奈選手

直近の公式戦2試合で5失点。悔しい思いを抱えるディフェンス陣にあって、前回のクラシエカップ大宮戦後は涙が止まらなかった中谷莉奈もその一人。松田岳夫監督が就任した昨シーズンからレギュラーを掴み、シーズン終盤には「最も伸びた選手」として指揮官が名前を挙げた。今季も左サイドバックで出場を続けてきたが、U-17日本女子代表に選出された四本帆夏の不在を受けて、現在はセンターバックでプレーしている。2-3で敗れた大宮戦後、前節のN相模原戦を迎えるにあたり、「センターバックの2人(米田と中谷)には、かなりきつく要求しました」と松田監督。中谷自身、「強さの部分で、『センターバックの出来で、このチームは決まる』と言われて、やるしかないと思ったし、『見返してやろう』という気持ちで練習にも取り組みました。意識の部分では変わったと思います」と受け止めた。結果としては前節も2失点。勝利で終えることはできなかったが、「改善された部分も多かった」と指揮官は評価した。どんな状況でもしっかり課題と向き合い、成長する努力を惜しまない姿勢。それが中谷の一番の武器でもある。
2週間前の敗戦の借りを返したい今節。丸橋祐介アンバサダーはピックアッププレーヤーに中谷を選出した。「最近は失点も増えているので、チーム全体を引き締めて欲しい」と期待を寄せる。さらに、「チーム全体にも言えることですが」と前置きした上で、「試合展開を見て声を出すことも彼女には求められます。今年からキャプテンになって難しい部分もあると思いますが、後ろから鼓舞する姿勢はもっと出して欲しい」とリクエスト。まだ21歳と若いが、ピッチに立てば年齢は関係ない。「自信を持って後ろから声を掛けて、コミュニケーションを取って、戦う姿勢を彼女からどんどん見せていけば、よりチームにも浸透していくと思います。できる選手だと思っているので、期待しています」と丸橋アンバサダーは発破をかけた。

中谷自身、「今シーズンはもっとチームを引っ張っていきたい思いがあったので、松田監督から(キャプテンの)指名をいただいた時はビックリしましたが、すぐに『頑張りたいです』と伝えました。ピッチに立てば年齢は関係ないので、自分がこのチームを上に引っ張っていきたいです」と所信表明。「ピッチの中でも外でも自分から行動することを一番に考えて、ピッチの中では昨シーズンより声を出すことを意識しています」と話す。性格的には、「全部、自分の中で考えて消化するタイプ。周りからは『もっと頼っていいよ』と言ってもらっているんですけど、全部抱えてしまう部分があります(苦笑)」と自己分析。そんな彼女の良き理解者が荻久保優里。学年は荻久保が2つ上と少し離れているが、ストイックな内面も含め、両者は共通する部分も多い。最近では、「練習後にカフェに行って3時間ぐらい話していた(笑)」(中谷)こともあった。「相談に乗るというよりは、お互いが話す感じで普通の話もサッカーの話もします。気を遣うことなく思ったことを話せる仲なので、いつの間にか3時間経っていました(笑)」と荻久保は振り返る。キャプテンとしての振る舞いについては、「本人の性格上、優し過ぎる部分があるので、味方に要求するところで言えないところもあるのかなと。自分も似ているところがあるので気持ちは分かりますが、キャプテンになって、前より声は出しています。チームのためにという姿勢も強くなっていると思います。気負わず全員で高め合っていけたら」(荻久保)と思いやりながら、ピッチ内でのプレーについては、「自分も含めて厳しく要求しながらプレーするところは、もっともっと強くやっていかないといけません」(荻久保)と戒める。そうした良き先輩やスタッフ、チームメイトにも囲まれ、「自分が成長するために必要なことがいま全部起きています」と中谷。1日1日、1試合1試合を糧に伸びていきたい。

