9/23 広島戦 Match Preview
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連勝が懸かるクラシエカップ第3節。広島からのWE参入後初勝利でリーグステージ上位浮上を目指す
2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ第2節から中3日、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームに戻り、サンフレッチェ広島レジーナとの第3節に挑む。前節の今大会初勝利に続く連勝で、リーグステージ上位浮上を目指す重要な一戦だ。
前節のAC長野パルセイロ・レディース戦は今季初の4バックで臨んだ。その意図について松田岳夫監督は、「3バックで戦う中で、(後ろが)5枚になり、攻撃時のスタートの位置が低かった。今いる選手をどうしたらそれぞれ活躍できるかと考えたときに、自然と4バックという形になった。システムに縛られるわけではなく、選手の個性を活かすために変更した」と話した。ただし、実戦では久しぶりということもあり、特に前半は守備がハマらず試合のペースをつかめなかった。「サイドハーフが行くのか、トップが追うのか、そこが曖昧になって、サイドで奪い切れず、相手のサイドバックの上がりに対して下がり過ぎてしまった」と百濃実結香。それでも、試合中に選手の配置も変えながら修正を施すと、後半は戦況が一変。守備のスイッチも入るようになり、敵陣でのプレーを続けた中で、75分、後半から入った高和芹夏が先制点。試合前、「中央を割っていく攻撃も高めていきたい」と話していた松田監督だが、このゴールはまさに良い守備からボールを奪い、サイドで起点を作り、中を複数人でこじ開けた形となった。「(それまでは)真ん中にボールが入らず外回りになっていた。高和の積極性、ボールを引き出すプレー、チャレンジする姿勢がチームにとってプラスになった」と指揮官も試合の流れを変えた背番号14を称えた。「シャドーでもボランチでも高い位置をとってボールを受けて、関わり続けることを意識しています。守備では球際で戦うこと、ハードワークすることはどのポジションでもしないといけないと思っています。ゴールも狙えるポジションなので、チームにいい影響を与えられるように心掛けています」と話す高和のゴールが決勝点となり、今シーズンのクラシエカップ初勝利を掴んだ。
中3日で迎える今節の相手は広島。11日前にリーグ戦で対戦したばかりであり、0-1で敗れた悔しさも鮮明な相手だ。この試合では、互角以上に渡り合って相手を追い詰めたが、シュートは3本に終わり、終盤にミドルシュートを決められて失点。勝ち切る部分で課題を残した。それだけに、四本帆夏は「勝つことに対して執着してやらないといけない」と、勝ちへの執着を試合のポイントに挙げた。広島はアジア大会に参加中の各国代表に、神谷千菜、中嶋淑乃、上野真実、柳瀬楓菜、李誠雅と主力が大量に抜けているが、「カップ戦の2試合を見ても、やはりクオリティーは高い」と松田監督。特に右膝前十字靭帯損傷、外側半月板損傷の大ケガから復帰した背番号10の滝澤千聖は、プレーに変化を付けることができる選手。先発、途中出場に関わらず、その動きはしっかり捕まえたい。セレッソとしては、「失点せずに試合を進めること」(松田監督)が重要であり、リーグステージ第1節のちふれASエルフェン埼玉戦のような安易な失点を防ぐことが勝利のカギになる。その上で、ボール保持をフィニッシュにつなげてシュート数を増やし、ゴールをこじ開けていきたい。今節を前に、U-20女子ワールドカップから田子夏海と名和咲香も戻った。「フィジカルや得点を決めることはこの大会でもできました。ただ、もっと決定力は高めていかないといけないですし、ゴール前でのプレーの確率が低かったので、もう少し周りを使って運べたら良かった。大舞台で自分の得意なプレーを出し切れなかった思いもありますし、日本を代表して戦った中で、ラウンド16で終わった悔しさがめっちゃあります。次はなでしこジャパンに入って、ワールドカップに出て活躍したい」(田子)、「(試合に出られず)悔しい気持ちはありましたが、経験としては大きかった。相手のスピードやフィジカルがアジアとは全然違った。GKも自分の身長ぐらいの選手は当たり前にいたし、もっと高い選手もいた。ビルドアップもつなげてキックも飛ばせる。クロスに出れる範囲も広くて、パンチングの飛距離も長い。何より一番感じたのは、プレー中に堂々としている姿。自分もそうした存在感のあるGKになっていきたい」(名和)と、それぞれの立場で感じたことは多かった。ここから再びWEリーグを舞台に自身を磨いていく両者のリスタートにも注目したい。
シルバーウィークの最中、公式戦3連戦の2試合目、3試合目となる今節と次節はホーム連戦だ。広島、日テレ・東京ヴェルディベレーザと続くこの2試合は、リーグステージ全体を見ても大きな山場となる。多くのサポーターを前にプレーできることを力に変えて、広島からWE参入後の公式戦初勝利を掴み、リーグステージ上位浮上を目指す。
試合前日コメント
松田 岳夫監督
Q:クラシエカップ リーグステージ第2節AC長野パルセイロ・レディース戦は今季初めて4バックで臨まれたが、前半は課題も出た?
「そうですね。プレスのかけ方にしても、後ろが3と4だと違いはあるので、その戸惑いが、特にゲームの最初のほうは大きかったかなと思います。(AC長野のウイングが)思ったよりワイドに張っていた。4-3-3に近いような感じだった。それは次の広島もそういう形なので、ある意味、いいシミュレーションになりました。課題も出たことで、次のゲームに向けていい準備ができそうだなと思います」
Q:クラシエカップ リーグステージ第3節サンフレッチェ広島レジーナ戦へ向けて
「(アジア大会に参加中の各国代表選手が抜けて)相手のメンバーはリーグ戦とは違いますが、カップ戦の2試合を見ても、やはりクオリティーは高い。やっていることは変わりません。我々としては、まず失点しないこと。安易な失点をせず、点を取る。そこに尽きます」
四本 帆夏選手
Q:ここまでシーズンの入りを振り返ると?
「自分のいいところを出せた試合もありましたが、守備の選手としては、失点は多いですし、そこはもっと自分を見つめて減らしていかないといけないと思います」
Q:自身2年目のWEリーグに臨むにあたって、心境の変化はありますか?
「昨シーズンと気持ちは変わらないですし、変えたくないです。自分の良さは泥臭いプレーやがむしゃらにやること。変な余裕を持たずに一戦一戦しっかり戦うことを考えています」
Q:クラシエカップ リーグステージ第3節サンフレッチェ広島レジーナ戦へ向けて
「これまで勝ったことがない相手。勝つことに対して執着してやらないといけない。チーム全員が勝利に対して強い思いを持っているので、それをぶつけて勝ちます!」
