

MATCH DATA

10
位
勝ち点
6
得失点差
-2
直近5試合の戦績

19
位
勝ち点
2
得失点差
-4
直近5試合の戦績
過去の対戦成績
HOME
AWAY
通算対戦結果
勝利15
分け8
負け20
チームスタッツ (シーズン平均)


9.8
シュート
8.5
3.8
枠内
シュート
2.5
55.9
ボール
支配率
38.9
8.8
ドリブル
7
490
パス
365.8
11.5
ファウル
13
選手リスト
MATCH PREVIEW試合の見どころ

2-0で勝利した柏レイソル戦から中3日。ホーム連戦となる今節、セレッソ大阪は東京ヴェルディを迎え、明治安田J1リーグ第6節に挑む。今季初の連勝、その先にある上位進出へ、必勝態勢で挑む一戦だ。
試合前の時点で首位に立つ柏を迎えた前節は、今季ベストとも言える内容で快勝を収めた。
前半からボールの運び方が良く、セカンドボールも回収、両サイドも高い位置まで押し上げて分厚い攻撃を仕掛けると、20分、奥田勇斗のFKから櫻川ソロモンが打点の高いヘディングで合わせて先制に成功。後半は相手の反撃に遭い守勢に回る時間も長かったが、GK中村航輔を中心に失点は防ぎ、今季2度目のクリーンシートを達成。今後の戦いへ自信となる大きな一勝を掴んだ。そこから中3日で迎える今節は、2つのマネジメントが重要になる。1つ目は、メンバー選考も含めたコンディションについて。前節の試合後はピッチに倒れ込む選手も多く、体力的な消耗は激しかった。今節へ向けてリカバリーに務めるとともに、先発、途中出場とどのように選手を振り分けるか、パブロ マチン監督の采配に注目したい。もう1つは、メンタルの持って行き方だ。前節は無敗の首位を相手に自然とモチベーションは上がりやすい状況だった。一方、今節に関しては、ここまで開幕から5試合未勝利の相手ということで、ともすれば油断が生じかねない。もっとも、その点に関して指揮官は、「こうした大きな勝利の後の試合は、緩くなるというか、浸ってしまうことはよくある。その緩みをどう無くすかは、一人一人が意識しないといけない」と前節の試合後に選手たちに話して引き締めたという。柏戦も全員の惜しみないハードワークの結果、勝利を掴むことができた。今節も妥協することなく球際で戦い、走り抜くことが勝利には欠かせない。
今節の相手、東京Vは開幕5戦未勝利とは言え、開幕の川崎フロンターレ戦では90+5分まで1点リードの状態で戦っており、第3節のファジアーノ岡山戦でも敵地でスコアレスドローと無失点に抑えている。柏レイソル、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸といった上位チームには力負けしているが、全員の戦う姿勢はチームに浸透しており、決して簡単な相手ではない。「戦う、相手より走る、強度を高くプレーして、試合の主導権を握りたいという思いを持っているチーム」と、パブロ マチン監督も東京Vを評価する。前節の神戸戦では2点を先に取られた後ではあるが、59分に齋藤功佑が出場して以降は攻撃にリズムも生まれ、前への推進力も出ていた。今節はそこで得た手応えを結果につなげるべく向かってくると思われるだけに、セレッソとしても相手を受けず、自分たちから主導権を握って前半から仕留めにかかりたい。先制されて守り切られるパターンは避けたい。そのためにも、最初のチャンスから決め切る強い意志が必要だ。「上に行くチームはホームでは絶対に負けないですし、連勝します。その意味で、僕らはまだ連勝できていないので、そこはまだまだ強さが足りないと思っています」とは井上黎生人。それだけに、このタイミングで今季初の連勝を果たし、前節掴んだ自信を確かな手応えへ変えていきたい。
公式戦5連戦の5試合目となる今節。ここまで3勝1敗と白星を先行させて戦ってきた。そのラスト。前節に続きホームで戦えることをプラスに変えて、最後までサポーターを含めた全員で戦い抜きたい。油断や慢心を排除し、一戦必勝の強いメンタルでホーム4連勝を目指す。
Q:今節の東京ヴェルディ戦は2つのマネジメントがカギを握るかと思います。1つ目はメンバー選考です。前節の柏レイソル戦はかなり消耗度の高い試合になったと思うが、そこから中3日で、選手起用はどのように考えていますか?
「仰るように、体としての消耗はあるかも知れませんが、柏のような相手に勝てたことは、メンタル的にはポジティブに働く勝利だったと思います。気持ちがポジティブになれば、体にもいい影響があると思っています。メンバー選考に関しては、少ない人数ですが、競争心がある選手がたくさん揃っていますし、いつも言うように、スタートの選手だけではなく、ベンチスタートの選手がいかに試合を決定付けられるか、という働きにも期待しています」
Q:もう1つ、メンタル的なマネジメントという意味では、前節は無敗の首位を相手に自然とモチベーションは上がりやすい状況だったと思いますが、今節に関しては、未勝利の相手ということで、ともすれば油断が生じかねません。そうしたゲームへ向けて、緩みが出ないように、どのようにアプローチをされますか?
「仰っていただいた通りです。メンタル的な部分に関しては、油断から隙が生まれる可能性もあります。柏戦の後に選手たちにも話したのですが、『こうした大きな勝利の後の試合は、緩くなるというか、浸ってしまうことはよくある。その緩みをどう無くすかは、一人一人が意識しないといけない』と。J1リーグを見ても、どのチームにも大きな違いはありません。東京ヴェルディさんに関しても、戦う、相手より走る、強度を高くプレーして、試合の主導権を握りたいという思いを持っているチームですし、それを表現されているチームです。油断できない強い相手だと思っています。その相手に対して、もっと自分たちがいいバージョンで、しっかりと試合をして、勝ちにつながる戦いができるか、ということがカギになると思います」
Q:現在ホームでは3連勝中です。試合終盤、パブロ マチン監督が応援に合わせて手拍子をしたり、サポーターを煽ったり、という姿が見られます。とてもいい光景だと思いますが、そのような行動に込められている意味は?
「僕としては、サポーターの皆さんが毎試合ホームで、もちろんアウェイもそうですが、声を出して応援してくれる、助けてくれる姿が強く印象に残っています。そうしたサポーターの皆さんと一緒に戦いたいという思いが、あのようなジェスチャーになっているのだと自分でも感じています。勝っていても、最後の最後は怖くなるという選手の精神状態が時にはあります。最後をしっかり乗り切り、勝ち切るために、サポーターの皆さんにも気持ちを送って欲しいという意味で、手を叩いてアクションしています。サポーターの皆さんもチームの勝利へ向けたプロセスの中にいます。皆さんが力をくれることによって勝ちにつながる試合はこれからも多くなると思います。その意味で、皆さんの力を借りています」
Q:前節の柏戦は、特に前半、これまでの5試合で一番ボールを握る部分がスムーズでした。監督が求めるサイドを使う部分も含め、良い攻撃をされていましたが、システムの運用や戦い方など少しずつ慣れてきた感覚もありますか?
「そうですね。1試合1試合、重ねるごとに、どうやったらうまくいくのか、選手同士でもそうですし、監督やスタッフと話し合いながら修正できているとは思います」
Q:井上選手自身も試合ごとに試行錯誤されていると思いますが、現状、自身のここまではどう振り返りますか?
「満足はいっていないですし、まだまだだな、というところが正直な気持ちですが、自分自身、久しぶりに3バックの左をやって、必然的に左足で持つことが増えるので、その精度だったり、左足で持つことを習慣化させるために今は色々とチャレンジしています。そこは続けながら一喜一憂せずに取り組んでいきたいです。右足で持つと視野が中に向いてしまい、(大畑)歩夢のところにボールがいかなかったりするので、やはり左で持つことは必要だと感じています」
Q:柏戦の前半には、高い位置でシュートまで行くシーンもありましたが、流れの中でフィニッシュに関われることは、3バックならではの良さでしょうか?
「そうですね。4バックより3バックの方が上がる回数は増えると思います。ただ、(右サイドの)ディオンが高い位置を取っている分、リスク管理で集中しないといけないので、僕としては1試合に2、3回上がれたらいいかな、という感じです。守備が疎かになればディフェンダーとしての価値は下がると思うので、そこを第一に考えながら、隙があれば上がっていくイメージです。前節の立ち上がりのようなシーンがあれば隙を見て上がって行きますが、まずは守備のことを第一に考えて、バランスを見ながら攻撃はやれたらなと思います」
Q:大前提にある守備は、ここまで5試合で5失点です。第2節のアビスパ福岡戦を除けば失点も少なく守れています。井上選手自身も堅く守れていますが、守備に関しての現状はどのように考えていますか?
「3バックは僕や畠中さん、ディオンの良さが出るなと思っています。僕もディオンも前に強く、畠中さん、(中村)航輔さんがカバーしてくれます。横に揺さぶられた時に大崩れしないことも、やっていて感じます。ピンチのシーンもありますが、比較的、堅く守れている印象はあります。最後は航輔さんが止めてくれたり、僕らの前でプレーしている(田中)駿汰やジャクソン(アーバイン)も体を張ってくれるので、そうしたこともあって、失点がそこまで多くなく守れているのかなと思います。失点を減らすことは、上位に行くためには欠かせません。百年構想リーグでは航輔さんに凄く助けられたので、そういう回数を減らすために、堅く守ることはこれからも意識していきたいです」
Q:「左足で持つことを習慣化させるために今は色々とチャレンジしています」という言葉もありましたが、具体的にどのようなチャレンジをされていますか?
「手の部分でも、極力、左手で持ったり(笑)、練習でも左足を8割ぐらい使ったり、いつもの倍以上やらないと慣れていきません。右足と同じぐらい使えるようになるには時間はかかりますが、それに近付ける努力はしないといけないと思っています。『右利きだから、左に入るとぎこちないよね』と言われることは好きではないので。まだまだ改善は必要ですが、ノボリさん(登里)や畠中さんらお手本になる選手もたくさんいるので、そうした人たちにアドバイスももらいながら、この歳でも成長していけると思っています」
Q:パブロ マチン監督のサッカーは、セビージャ時代には前線の大きな2トップに当てて、そこからこぼれ球を拾って、というスタイルでもありましたが、現状でも困ったら前にロングボールという部分はチームとして徹底されている?
「というよりも、後ろでつなぐことに関して監督から、『奪われたら失点というリスクは考えないといけない』ということはシーズン当初から言われていました。『つなぐ意識があることはいいけど、そこでミスをして失点につながるリスクもある』と。その意味でも、つなぐところと、シンプルに割り切ってロングボールを使う判断が大事になると感じています」
Q:今シーズン、ホームではここまで3戦全勝です。やりやすさも感じますか?
「ホームで戦う試合は負ける気がしません。サポーターの皆さんが作る雰囲気も含め、強いチームはホームでは負けない。鹿島さんもそうですが、上に行くチームはホームでは絶対に負けないですし、連勝します。その意味で、僕らはまだ連勝できていないので、そこはまだまだ強さが足りないと思っています」
Q:連勝するために必要なことはどう考えていますか?
「もったいない失点が多いと感じています。後ろの責任でもありますが、もっとチームの決まり事を徹底していかないといけません。福岡戦も神戸戦も、失点の仕方がよくありません。それがアウェイで続いているので、相手のスタジアムの雰囲気に飲まれないために、アウェイでももっと強い気持ちで戦うことが必要だと感じています」

FOCUS ON THE MATCH試合の注目ポイント
26-27シーズンの第6節、セレッソ大阪は、ヤンマーハナサカスタジアムに東京ヴェルディを迎える。東京VとのJ1リーグでの対戦成績はセレッソの10勝4分12敗(38得点45失点)。拮抗した結果となっている。25シーズンはホームで2-1、アウェイでは0-1と1点を争う試合になった。今節も堅い展開が予想される中、隙を見せることなく相手の隙を突き、勝機を手繰り寄せたい。
情熱の指揮官・城福浩監督が率いて5年目となる東京V。J1での戦いも24シーズンから百年構想リーグを含めると4シーズン目。スカッド的には決して厚いとは言えない戦力だが、城福監督の熱心な指導により毎年着実に成長を遂げ、粘り強くJ1で戦い続けている。今シーズンも攻守に高強度なスタイル、ソリッドな守備は継続されており、チーム一丸で戦う姿勢はクラブのアイデンティティーにもなっている。その中心は、J1屈指のテクニックを誇る緑の10番、森田晃樹。開幕から欠場を続けているが、今節、出てくることがあれば、警戒が必要だ。
互いに3バックで戦うミラーゲームが予想される今節。セレッソとしては、東京Vの堅守をいかに破れるかがポイントになる。対面での1対1を制することはもちろん、立ち位置をうまく取りながら、局面、局面でズレを生み出し、東京Vの守備組織を破壊していきたい。GKマテウスの牙城を崩すために、1トップの櫻川ソロモンが収めるとともに、2列目の香川真司や横山夢樹、ルーカス フェルナンデス、小見洋太らがフィニッシュの場面で変化を付けることで、確実に好機を仕留めていきたい。攻守でハードワークを前面に押し出すサッカーを展開してくる相手に対し、走力で負けないことも重要だ。
今節は互いに公式戦5連戦の5試合目。先発11人だけではなく、途中出場の選手の役割も重要になる。ホームのサポーターの後押しも背に、試合の登録メンバー20人全員でバトンを渡し合い、上位進出へつながる勝点3を掴み取る。
(※データなどは8月25日時点)
SAKURA DIARYセレッソ番記者コラム

今節の相手、東京ヴェルディを率いる城福浩監督の有名なフレーズの一つに、「靴一足分の寄せ」という言葉がある。相手に対して、「ただ寄せるだけではなく、もう一歩、突き詰めてプレスをかけろ!」という意味だ。難しいサッカー用語ではなく、すぐに誰もが頭の中でイメージできる。そこに意識のズレは起きない。久しくトップカテゴリーから遠ざかっていた東京VをJ1昇格に導き、24、25シーズンとJ1を舞台に戦い続けている理由の一つに、そうした細部への徹底があるのだろう。
今シーズンから桜の指揮官に就任したパブロ マチン監督は「デュエルで負けるな」が常套句。前節・柏レイソル戦の試合前も、「大事なことは1対1で勝つこと。そこでの差が大きな違いになる」と選手に伝えて試合に臨んだ。Jスタッツによると、この試合でのこぼれ球奪取数は40対30、1対1勝利数でも21対16でセレッソが柏を上回った。まさに局面ごとの争い、球際で競り勝ったことが最終的なスコアにも表れたと言える。“技術・戦術”を支える“デュエル”。逆に言えば、“デュエル”で負けなければ、より“技術・戦術”も際立つ。1シーズン、“デュエル=決闘”にこだわり抜いた先に、どのような景色が見えるかは興味深い。柏、東京V、サンフレッチェ広島、V・ファーレン長崎と続く9月のリーグ戦は、全て3バックのチームが相手のミラーゲーム。まさに1対1を制することが9月の戦いを制することにもつながる。今節も東京Vの気迫に負けない1対1の強さを発揮して、勝利も掴み取る。
(文=小田尚史)
PICK UP PLAYERDF 44 畠中槙之輔
2025シーズンに横浜F・マリノスから完全移籍で加入した経験豊富なセンターバック。横浜FMでコーチと選手の間柄で戦ったアーサー パパス前監督から「また一緒に仕事がしたい。セレッソでも優勝したい。そのために必要だ」と熱く誘われ、「新たなチャレンジ」(畠中)を決断。加入初年度からレギュラーとして桜のディフェンスリーダーに君臨している。
パブロ マチン監督のもと新たなシステムで臨んでいる今シーズンは、3バックの中央が主戦場。毎試合、相手のエースFWと対峙する重要なポジションであり、「そのFWを僕が潰せるかどうかが勝負になる」と強い責任感を口にする。中学、高校のアカデミー時代からプロ入り後の数年間を過ごした東京ヴェルディが相手となる今節は、染野唯月とのマッチアップが濃厚。迫力あるバトルを繰り広げた上で、しっかりと抑え込みたい。空中戦も含めた1対1で負けないことに加え、ラインコントロールも彼の役割。前節の柏レイソル戦では相手の攻撃を何度もオフサイドの網にかけていたが、チームが前から奪いにいく際は、全体を押し上げてコンパクトな陣形を保つことが重要になる。また、「相手が嫌なところにボールを出せる。ビルドアップがうまく回る状況を作ってくれる」と田中駿汰が信頼を寄せるように、最後尾から縦に入れる精度の高いパスも武器。サイドを広く使う今季の戦い方においては、1本のロングパスで戦況を変えることもできる。
そうしたプレー面とともに、リーダーシップの面においても、チームに欠かせない存在だ。今年の上半期に行われた明治安田J1百年構想リーグでは田中とのダブルキャプテンを務め、新体制で迎えた今シーズンも香川真司とともに副キャプテンに指名されるなどその信頼の高さは不変。「どちらかと言えば、俺は思ったことを口にするタイプ」と自ら話すように、厳しく指摘できるキャラクターはチームにとって貴重であり、練習中のゲキ一つで自然と空気は引き締まる。その根底には、「セレッソでも優勝したい」強い思いがある。「このチームも優勝できるポテンシャルはある。でも、そのためにはもっと勝負強いチームにしていく必要がある。いいサッカーを目指すのは大前提として、内容が良くない時でも勝てるチームになっていくことが大事」と経験者は語る。
試合前の時点で首位に立っていた柏をホームに迎えた前節は、自然とモチベーションも上がるシチュエーションだった。熱量のこもった戦いで首位撃破を果たして迎える今節は、ともすれば緩みがちになる状況であり、まさに“勝負強さ”が問われる一戦だ。全体を引き締める声掛けで最後尾から味方を鼓舞し、チームを連勝に導く。
(文=小田尚史)