

MATCH DATA

10
位
勝ち点
6
得失点差
-2
直近5試合の戦績

1
位
勝ち点
12
得失点差
6
直近5試合の戦績
過去の対戦成績
HOME
AWAY
通算対戦結果
勝利17
分け12
負け21
チームスタッツ (シーズン平均)


9.8
シュート
13.8
3.8
枠内
シュート
6.3
55.9
ボール
支配率
60.5
8.8
ドリブル
16.3
490
パス
698.8
11.5
ファウル
7.5
選手リスト
MATCH PREVIEW試合の見どころ

0-1で敗れたヴィッセル神戸戦から中3日。セレッソ大阪はホームに戻り、柏レイソルとの明治安田J1リーグ第5節に挑む。連敗阻止へ、さらには現在開幕4連勝で首位に立つ相手から大きな1勝を掴みたい一戦だ。
前節の神戸戦は、開始直後こそ神戸の攻撃を受ける場面もあったが、次第に自分たちの保持の姿勢も強めると、神戸のプレスを外してサイドへ展開。クロスを上げるシーンも多かった。キャンプから取り組んできたサイド攻撃だが、良い形でウイングバックにボールが届いた後のクロスが中と合わず、シュートには至らないシーンも目立った。「クロスは何本も入っていましたけど、中で合っていなかったり、触れなかった場面も多かった。もっと中に枚数を掛けたり、チームとしてのバリエーションは増やしていかないといけない」と振り返ったのは櫻川ソロモン。逆サイドのウイングバックが入る、ボランチが押し上げる、クロスの質を上げるとともに、中の枚数や入り方の工夫も必要だ。攻撃の回数を増やすとともに質も高めていきたい。今節に関しては、洗練された柏のビルドアップに対してどのような守備を見せるか、というところもポイントになる。マンツーマン気味にハイプレスをかける時間帯、ミドルブロック、ローブロックを敷く時間帯、状況に応じた守備になるかと思われるが、いずれにしても人に強く行って、相手にストレスを与えることが重要だ。柏は攻撃時にはポジションを変えて前に出てくる分、奪った後は相手3バックの背後や脇を積極的に狙っていきたい。.jpg)
明治安田J1百年構想リーグこそ15位と低迷した柏だが、リカルド ロドリゲス監督就任1年目の昨シーズンは優勝争いを繰り広げて2位。今シーズンも開幕4連勝で首位に立つなど、その強さを遺憾なく発揮している。整理された立ち位置から正確なパスワークで前進していくビルドアップが特長。誰か一人を抑えれば、というチームではないが、中でも縦パスを差せる古賀太陽、ゴールに直結するプレーを見せる小泉佳穂、そうしたキーになる選手たちに仕事をさせないよう、プレスやマークはハードに行う必要がある。また、遠藤渓太と久保藤次郎の両ウイングバックも柏の武器。久保との対面が予想されるのは大畑歩夢。彼らは互いのチーム内でデュエル勝利数とスプリント数が1位。まさに火花散るバトルになること必至のマッチアップだ。また、独特のステップで突破してくる遠藤と対峙する中村拓海、ディオン クールズの守備も重要。逆に彼ら2人が前に出ていくことでチャンスにもなる。その駆け引きにも注目したい。さらにGK中村航輔にとっては古巣戦となる今節。前節も再三の好セーブで失点を防ぐプレーを見せたが、今節はアカデミー時代からトップチームにかけて長年過ごしたクラブの前に、立ちはだかる。
先発の選手が力を発揮することはもちろん、公式戦5連戦の4試合目となる今節は途中出場の選手たちの働きもカギになる。前節は短い時間の中でも終盤に投入された香川真司がチャンスメイクし、チアゴ アンドラーデ、ルーカス フェルナンデス、パブロ サバックがゴールに迫った。外国籍選手のコンディションはまだ100%とは言えないが、今節も途中から入った選手の試合を決定付ける働きに期待したい。前節は悔しい敗戦に終わったが、ここまで公式戦3連勝中のホームに戻り、現在首位の柏から上位浮上のきっかけとなる大きな勝点3を目指す。

Q:同じスペイン国籍、柏レイソルのリカルド ロドリゲス監督との対戦について
「リカルド監督のことは昔から知っていますが、日本で活躍され、タイトルも獲っています。まずはそのことに『おめでとう』と声をかけたいです。彼と出会ったのはジローナです。巡り合わせでまた日本で再び会えることを嬉しく思います」
Q:柏のボール保持に対してどのような守備をするかは大きなポイントになると思われます。柏戦に向けたイメージについて
「リカルド監督が作っているチームらしく、攻撃の自動化も含め、仕組みもしっかりと作られています。システムに選手も慣れています。4連勝も驚くことはないぐらい強いです。コンビネーションも良いですし、難しい相手だと思いますが、尊敬し過ぎても仕方ありません。僕らも高いモチベーションで、しっかりと勝つ意識を持って臨みます。まずは対面する相手に負けないこと。そこは個人のところになりますが、それがチーム全体につながることで、しっかりと良い守備をすることにつながると思います」
Q:あくまで数値ではありますが、ここまでリーグ戦4試合を終えてゴール期待値が17位。前節の神戸戦で少し上がったが、監督としても本意な数字ではないと思います。この数値について、どう考えていますか?
「仰る通り、神戸戦では少しは上がりましたが、まだまだウイングバックのポジションに関しては改善が必要です。守備に回る形よりも攻撃に出る、ウイングのような仕事をしてもらいたい思いがあります。それに対してゴール前に入って行くFW、1列下がったところにいるトップ下の2人がどんどんゴール前に入っていく回数を増やさないと攻撃の厚みにつながっていきません。その点に関しては、練習の中で声掛けをしたり、落とし込むことが重要になりますし、それが僕の仕事の一部になると思います。まだまだ4試合なので成長するプロセスの一環です。これからどんどんそうしたシーンを作っていきたいです。今節の柏戦に関しては、良い活躍をしていた小見が柏からの期限付き移籍なので試合に出ることができません。小見が見せてくれていた深みを作る動き、マークを外す動き、ゴール前に顔を出す回数も多く、チームに貢献してくれている選手なので、そうした選手が出られないことは残念ですが、試合に戻りかけている選手もいますので、そうした選手が次の試合で結果を残したり、チームに貢献してくれることを期待したいと思います」
.jpg)
Q:古巣・柏レイソルとの対戦ですが、率直に今の思いを聞かせて下さい
「重要なゲームになると思います。力のあるチームですし、厳しいゲームになるとは思いますが、勝点3を取れるように頑張りたいと思います」
Q:ポルトガルに移籍されて以降も、柏のことは気にかけていましたか?
「もちろんです。当時も気にしていましたし、今も気にしています。私が育ったクラブですので、特別な思いはあります」
Q:柏に在籍していた直近の2020年のメンバーを見ますと、今でもプレーしている選手も多いです。攻撃陣では瀬川選手、細谷選手が前節は途中出場でした。彼らを含めた柏の攻撃陣との対峙について
「チーム全員でボールを保持してくる戦い方だと思っているので、我々としては彼らの良さをなるべく出させないように、うまく対策できるように試合に臨みたいです」
FOCUS ON THE MATCH試合の注目ポイント
26-27シーズンの第5節、セレッソ大阪は、ヤンマーハナサカスタジアムに柏レイソルを迎える。柏とのJ1リーグでの対戦成績はセレッソの16勝12分18敗(67得点73失)。拮抗した結果となっている。25シーズンはホームで1-1、アウェイでは1-2と1点を争う試合になった。ホームでは先制されながら追いつき、アウェイでは先制しながら逆転負け。今節も、90分の中でどのような状況に置かれても、最後まで戦い抜くことが重要だ。
スペイン国籍のリカルド ロドリゲス監督が就任した25シーズンに2位と躍進した柏。今シーズンはACL ELITEにも出場する。百年構想リーグこそEASTで8位、全体で15位と下位に沈んだが、26-27シーズンは開幕3連勝を達成。完成度の高いパスサッカーは健在だ。2列目の小泉佳穂、ボランチの熊坂光希を中心に技巧派が揃うスカッドにあって、かつて21年から2シーズン半、セレッソでプレーした原川力も在籍。今節メンバー入りしてピッチに立てば、その対戦は楽しみだ(※柏から期限付き移籍で加入している小見洋太は、今節は出場不可)。
今シーズンから指揮官に就任したパブロ マチン監督のもと、3バックで戦っているセレッソ。今はまだ発展途上の段階であり、後ろからのつなぎを含め、システムを使いこなす運用度では柏に分がある。古賀太陽、原田亘、杉岡大暉の3バックはいずれも持ち運びやフィードセンスに長けており、遠藤渓太、久保藤次郎の両ウイングバックも高い位置を取ってくる。まさにボール保持特化型のチームに対し、セレッソとしてはいかに良い守備から良い攻撃に移れるかがポイントになる。たとえ保持率で下回ったとしても、スコアで上回れば良い。臆することなく果敢にボールを奪いにいきたい。
ミッドウィークに行われる今節は公式戦5連戦の4試合目。チームの総合力が問われる試合になる。移動が伴わず、サポーターの大きな後押しを受けられるホームでできることを最大限のアドバンテージに変えて、リーグ戦ホーム3連勝を目指す。
(※データなどは8月25日時点)
SAKURA DIARYセレッソ番記者コラム

前節の試合前、両チームのメンバー表を見た時、セレッソ大阪の控えは主力級がズラリと並ぶ一方、ヴィッセル神戸の攻撃陣の控えはU-18所属の高校生が2人だけ。後半勝負になれば、俄然有利になるはず…だったが、終わってみれば0-1で敗戦。何ともやり切れない気持ちが残った。
試合後のミックスゾーンでは、雄弁に語る酒井高徳の姿があった。その言葉に耳を傾けてみると、「順位が上のチームに離されないためにも、何が何でも勝点3を取って付いていかなければいけなかった。自分たちは単に優勝を口にしているだけではない。本当に(優勝を)目指す集団だと思っている。それを実現するためには、ケガ人や総力戦になっている状況を言い訳にするのではなく、一人一人がどれだけチームを勝たせられる選手になれるか自問自答しながら戦うことが大事。誰がいるいない、相手がどことかは関係なく、自分たちがやるべきことを一人一人がやれば、今日のように勝ちが転がってくる」。そう力説していた。敗れたチームの番記者としては、一言一句、その言葉に黙って頷くしかなかった。そうしたメンタルの浸透がJ1リーグ連覇や百年構想リーグ優勝の原動力になっていることを改めて感じさせられた。
今季のセレッソはパブロ マチン新監督を迎え、戦術も浸透段階。言わば発展途上のチームだ。だが、当たり前のことではあるが、未完だからと言って、負けていい試合など一つもない。一喜一憂せず、一歩一歩チームとしての成長を続けていきたい一方、目の前の試合に全てを懸ける気概も当然、必要だ。今節は首位・柏レイソルをホームに迎える最高のシチュエーション。前節の悔しさが鮮明に残るうちにピッチでぶつける絶好の機会だ。見守る我々としても、平日の夜ではあるが、スタジアム全体で最高の雰囲気を作り出し、一戦必勝のメンタルで臨みたい。
(文=小田尚史)
PICK UP PLAYERFW 11 チアゴ アンドラーデ
並外れたスピードを武器とするブラジリアンアタッカー。J1リーグでのプレー1年目となった昨シーズンは、序盤こそ攻守の切り替えや守備の強度で適応に苦しむ時期もあったが、本人の努力と監督、コーチをはじめとした周りのスタッフの指導により時間とともに改善。スペースを狙う動きで背後に抜けて相手の守備網を切り裂くなど、“アタッキングフットボール”を標榜するアーサー パパス前監督のサッカーを体現する存在として活躍した。
日本で2年目の今年、上半期に行われた百年構想リーグでは、“9番”という新境地を開拓。第9節のガンバ大阪戦で1トップとして起用されると、「初めてのポジション」ながらも田中駿汰のスルーパスに抜け出して決勝点。背後を取る動きを最前線で生かし、ゴールという結果につなげてみせた。その後の試合でも、サイドからのクロスに合わせるシュートの上手さを見せるなどボックス内で高い決定力を発揮。百年構想リーグでは櫻川ソロモンの8得点に次ぐチーム2位の6得点をマーク。“ストライカー”という新たな価値を示した。
迎えた今シーズンは、監督交代によりシステムが変わったことで、1トップに加えて2列目のシャドーでもプレー。「自分にとってはチャレンジ。前向きに捉えています」とサムズアップすると、第3節の清水エスパルス戦では途中出場からわずか5分後に決勝点。ジャクソン アーバインのスルーパスに抜け出して、飛び出してきたGKも交わしてゴールに流し込んだ。どのポジションでプレーしても、やはり最大の特長はそのスピードと背後を突く動き。新体制でも大きな武器になることを証明した。
前節のヴィッセル神戸戦でも途中出場でネットを揺らした。もっとも、このゴールはアシストしたパブロ サバックのオフサイドで取り消されてしまったが、このシーンでもスピードで相手を振り切っていた。その神戸戦では自身のハンドで与えたPKが決勝点となり敗れる悔しさも味わった。中3日で迎える今節。「監督が目指すサッカーを遂行することが大事。与えられた時間の中でしっかりと役割を果たしたい」と殊勝に語る背番号11が、再びチームに歓喜をもたらしてみせる。
(文=小田尚史)