

MATCH DATA

2
位
勝ち点
31
得失点差
7
直近5試合の戦績

2
位
勝ち点
37
得失点差
12
直近5試合の戦績
過去の対戦成績
HOME
AWAY
通算対戦結果
勝利14
分け14
負け16
チームスタッツ (シーズン平均)


11.5
シュート
15.7
4
枠内
シュート
5.2
50.1
ボール
支配率
52.2
10.9
ドリブル
11.5
456.2
パス
475.9
11.7
ファウル
10.9
選手リスト
MATCH PREVIEW試合の見どころ
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3-2で勝利し、WESTグループの2位を確定させた明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第18節・ファジアーノ岡山戦から中5日。ここからは、東西の同順位のチーム同士が対戦し、最終的な順位を決定するプレーオフラウンドがスタートする。セレッソ大阪は、まずはホームにEASTグループ2位のFC東京を迎えてプレーオフラウンド第1戦に臨む。
地域リーグラウンドの最終節となった岡山戦は、激闘となった。8分に横山夢樹の2試合連続ゴールで先制に成功するも、前半の立ち上がりは岡山のペース。サイドを広く使われ、押し込まれたが、今季の特長である体を張った守備で失点は防ぐと、徐々に主導権を握り戻して前半を終えた。後半も立ち上がりはピンチを迎えたが、ここをしのぐと56分、カウンターから追加点。決めたのは再び横山。71分に1点を返されたが、81分、交代で入ったばかりの上門知樹が右足を一閃。古巣戦に強い意気込みで臨んだ背番号7の約1年ぶりとなるゴールで突き放した。90分に再び1点差に迫られたが、最後は全員が180cm以上という高さのある5バックで守り切り、見事3連勝で地域リーグラウンドを締めた。「試合前、『シーズン終盤に何かを勝ち取れるチームになっていきたい』という話をした上で、今日は選手たちがしっかりやってくれたので、一つ段階は上がったのかなと思います」とアーサー パパス監督。岡山戦ではサイドで激しい攻防を繰り広げた大畑歩夢も、「振り返ればもったいない試合が浮かんできます。勝ち試合を引き分けや負けにしたことは反省点」と述べつつ、「1位がないと分かった時点で、2位で終わりたいと思っていたので、そこは良かった」と安堵の表情も浮かべた。前半戦は9位と苦しんだが、1-0で勝利した第10節の大阪ダービー以降、メンバーや戦い方が定まった後半戦は9試合で勝点20を獲得。「今いる選手の中で、どう(攻撃的な)スタイルを維持しながら、選手に適したサッカーができるか、そこの柔軟性は成長しました」と指揮官も振り返るように、深さを取れるチアゴ アンドラーデの1トップ起用や、柴山昌也のゲームメイクを生かす戦い方など、今季のスカッドの中でのパフォーマンスは右肩上がりに向上していった。特にラスト3試合は12得点と攻撃が爆発。その勢いをプレーオフラウンドにもつなげたい。
EASTグループの2位はFC東京。松橋力蔵監督が就任して2年目の今季。昨季のJ1王者・鹿島アントラーズには及ばなかったが、得点、失点とも鹿島に次ぐEASTグループ2位と安定感は抜群だった。就任1年目の昨シーズンは、従来のFC東京のストロングと松橋監督のスタイルの融合に苦しんだ時期もあったが、昨季途中から長倉幹樹、今季から稲村隼翔、橋本健人と、松橋監督のやり方を知る選手たちも加わったことで、ポゼッションとカウンターの融合も進んでいる印象だ。まず気を付けるべきは、稲村、アレクサンダー ショルツと後ろからボールを配れる、縦に差せる選手たちの存在。彼らに自由に蹴らせないこと。FWマルセロ ヒアンに背後を取られないことが最初のポイントになる。また、4月度の明治安田J1百年構想リーグEAST月間MVPに輝いた佐藤恵允と室屋成で構成される右サイドはFC東京のストロングポイント。横山と大畑が対峙するこのサイドの攻防は、試合のカギを握る。室屋がポジションを崩して中に入ってくる分、空いたスペースを横山は狙っていきたい。逆も然りで、大畑が攻撃参加した背後はしっかりケアしたい。また、守備時は2トップの一角、ボール保持の際はトップ下で幅広く動く佐藤龍之介はFC東京のキーマン。石渡ネルソン、田中駿汰のダブルボランチで監視下に置きたい。ワールドカップを戦う日本代表、韓国代表に選出されたDF長友佑都、GKキム スンギュこそ不在だが、攻守にタレントが揃うFC東京は難敵だ。それでも、セレッソとしても百年構想リーグで積み上げてきた攻守をぶつけるには最適な相手でもある。目指すサッカーのスタイル、指揮官の攻撃的な志向は近い部分もある両チーム。球際の攻防も含め、おのずと激しさが増すことは必至だが、攻守で相手を凌駕し、試合終了の笛が鳴るまで走り抜く。
来シーズン優勝争いに加わっていくために、EASTグループを2位で終えたFC東京との一戦は格好の試金石となる。自信を深めるためにも3位を勝ち取り、今シーズンを終えたい。ホームで第1戦を戦うセレッソとしては、勝利でアドバンテージを得て、MUFGスタジアム(国立競技場)での第2戦へ向かいたい。
Q:百年構想リーグの地域リーグラウンドを振り返って、得たことなど、どのような手応えをお持ちでしょうか?
「多くを学び、多くの成長を遂げたと思っています。特に今いる選手の中で、どう(攻撃的な)スタイルを維持しながら、選手に適したサッカーができるか、そこの柔軟性は成長しました。現在は良いミックス、良いブレンドができていると思います。今いる選手に適したスタイルをやりながら、自分たちが目指すサッカーができています。メンタリティーも成長しています。最終盤まで1位を争える位置にいたことは、来シーズンに向けて良いステップになったと思っています」
Q:プレーオフラウンドで対戦するFC東京について。セレッソと似た攻撃的な特長があると思うが、対戦をどうイメージされていますか?
「FC東京さんも素晴らしいシーズンを過ごされていますし、大きく成長されています。スカッドも昨シーズンに比べて強くなったと思っています。難しい試合になるとは思いますが、明日はホームでできるので、我々も前がかりに戦い、いい試合をしてスペシャルな1日にしたいと思います」
Q:FC東京の松橋力蔵監督とは、サッカーに対する哲学など共通している部分もあるように思われるが?
「正直、彼がどのようなフットボール観を持っているかは分かりませんが、彼のやりたいフットボールに近づけるための選手獲得をされていることは伝わってきます。彼のことはリスペクトしていますし、対戦を楽しみにしています」
Q:改めて、第1戦をホームで戦えるアドバンテージをどう生かしたい?
「(ホーム&アウェイということは関係なく)ホームゲームに臨むいつもの気持ちと同じです。多くの点を取って、見に来て下さったファン・サポーターに楽しんでもらって、勝利で終えることを目指します」
Q:百年構想リーグの地域リーグラウンドを振り返って、どのような大会になったと感じていますか?
「終わってみたら2位という結果でしたが、振り返ると悔しい大会になったと思います。勝点を落とした試合の方が多かったという印象で、1位を取りたかったという思いです」
Q:チームとして成長した部分に関してはいかがでしょうか?
「昨シーズンの改善点として挙げていた失点数を減らせたこと。選手それぞれがゴール前で守る意識は高くなったと思います。その反面、得点力が昨年に比べて落ちてしまったことは課題です。逆に言えば、前線の選手にもっと攻撃に専念できるぐらい、自分たち後ろの選手が圧倒的な守備をできれば理想だと思うので、そこは新シーズンへ向けての課題なのかなと思います。それぞれのゴール前での質はまだ改善できると思いますし、選手の持っている能力は申し分ないので、その持っているパワーをより攻撃で発揮してもらえるように、自分たちが後ろからもっとサポートできれば得点力も上がっていくと思います」
Q:今シーズンは田中駿汰選手とともにキャプテンとして臨まれましたが、チームへのアプローチで変化した部分はありましたか?
「キャプテンになったからと言って何か変えたわけではないですが、自分が思ったことは常に口に出して味方に伝えていました」
Q:チームに対してどういった声掛けを意識されていましたか?
「チームの雰囲気作りや、一つの試合に対してモチベーションの持って行き方は、日頃の練習から声掛けしてきました。できるだけみんなで高い場所を目指せるような空気作りも意識しました。その中で、キャプテンシーを持った選手が昨年に比べて増えていることは、チームとしての成長なのかなと思います」
Q:畠中選手が考える、キャプテンシーで大事な要素は?
「一番は、チームが苦しい時に、いかにチームを正しい方向というか、ポジティブな方向に引っ張れるか。相手ありきのスポーツなので、上手くいかない時間帯もありますが、そういう時に、いかにチームがバラバラにならずにまとまって戦えるかが大事です」
Q:プレーオフラウンドで対戦するFC東京について。セレッソと似た攻撃的な特長もあるが、対戦をどうイメージされていますか?
「昨シーズンの対戦では勝てていないので、まずはホームで先勝したいです。どっちがボールを握るのか、どうゲームをコントロールするのかは一つのキーになります。どれだけ相手の自由を奪い合うか、そこも試合の中でキーになると思います」
Q:百年構想リーグとしては、ホームラストの一戦になります。サポーターへメッセージをお願いします。
「このシーズンをより高い順位で終わるための大事な2試合です。最初の試合をホームでできるので、楽しんでもらいたいという思いと、しっかり自分たちが勝って、ホームで笑って終われるように頑張りたいです」
FOCUS ON THE MATCH試合の注目ポイント
シーズン移行を今年の夏に控えた2026年。その前半は、特別大会として「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が行われた。J1は地域リーグラウンドとして東西を2つに分け、10チームによるホーム&アウェイで総当たりのリーグ戦を実施。その上で、プレーオフラウンドとして、東西の同順位のチーム同士が対戦して最終的な順位を決定する。セレッソ大阪は、地域リーグラウンドのラスト3試合を3連勝で締めて、WESTグループ2位を確定。1位のヴィッセル神戸には勝点4届かなかったが、試行錯誤を続けた前半戦を経て、メンバーや戦い方が定まり始めた後半戦に一気に調子を上げて、右肩上がりに駆け抜けた。
地域リーグラウンドでの2位という結果を振り返ってアーサー パパス監督は、「シーズン前に、『すべての領域で成長していきたい』という話をした中で、チーム全体が成長できた。クラブとして段階が上がっている」と評価した上で、「さらにトップ争いをしていくためには、ステップをさらに踏んでいく必要がある」と目線を上げた。その意味で、百年構想リーグの最終順位を決めるプレーオフラウンドは、今大会の締めくくりであると同時に、来シーズンへ向けたスタートでもある。相手はEASTグループ2位のFC東京。今大会でも強さを発揮した昨季の王者・鹿島アントラーズには及ばなかったが、90分での勝利数は9試合、得点、失点とも鹿島に次ぐEAST2位と安定感は抜群だった。特に爆発的な攻撃力はEASTの中でも異彩を放ち、乗ると止められない勢いがある。攻守にタレントは豊富だが、中でも注目は佐藤龍之介。ワールドカップのメンバーにこそ選ばれなかったが、間違いなく次世代の日本代表を支える一人と言える。同世代の石渡ネルソンとのマッチアップは必見だ。
パパス監督とFC東京の松橋力蔵監督は、かつて横浜F・マリノスでともにコーチとして共闘した間柄。アタッキングのマインドは両者に共通しており、どちらもアグレッシブな攻撃サッカーを信条とするだけに、そのぶつかり合いは自ずと激しさを増すだろう。ホームで第1戦を戦うセレッソとしては、勝利してアドバンテージを得て、MUFGスタジアム(国立競技場)での第2戦に向かいたい。
(※データなどは5月25日時点)
SAKURA DIARYセレッソ番記者コラム

シーズン移行というJリーグにとって大きな転換期を迎えた2026年。その前半、特別大会として開催された明治安田Jリーグ百年構想リーグもいよいよ大詰めだ。地域リーグラウンドの最終節となったファジアーノ岡山戦、セレッソは上門知樹の“恩返し復活弾”が決勝点となり、3-2で勝利。圧巻の3連勝フィニッシュでWESTグループ2位を掴み取った。この結果、明治安田J1百年構想リーグを“トップ4”で終えることは確定。昨シーズンの10位から大きくジャンプアップした。もっとも、アーサー パパス監督は、「1位になりたい」と現状に満足することなく、さらなる高みを目指す姿勢を強調した。まだ見ぬ頂へ挑戦する舞台は26-27シーズン。約2ヶ月後に始まる新たなシーズンへ良い形でつなげるためにも、FC東京とのプレーオフラウンドを制し、百年構想リーグでの3位を勝ち取りたい。
そしてもう一つ、このプレーオフラウンド第1戦は、セレッソ大阪のファン・サポーター、老若男女を問わずすべての人たちから親しまれた池田愛恵里さんの“ホームラストマッチ”でもある。天性の明るさに愛らしさ、サッカーへの真摯な姿勢、チーム、選手へのリスペクトを根底にした軽妙なコミュニケーション、そして何よりセレッソへの深い愛情とたゆまぬ努力で2013年から様々なシーンで活躍されてきた池田さん。近年はスタジアムMCとしてヨドコウ桜スタジアム、現在のYANMAR HANASAKA STADIUMの一体感を作り上げ、選手、サポーターが一つになって試合を迎える盛り上がりに大きく貢献されてきた。長年、サポーターとともに勝利を喜び、時に悔しさや涙も共有してきた“桜の女神”。最後は満面に広がる笑顔で卒業を迎えるためにも、チームに関わる全員で勝利へ向かう雰囲気を作って試合に臨みたい。これからも大切なセレッソファミリーであることは変わりません。いつでもスタジアムへ遊びに、応援に来てください!
(文=小田尚史)
PICK UP PLAYERMF 14 横山夢樹
直近の2試合、その翼を大きく広げている。明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第17節・名古屋グランパス戦では、J1での初ゴールを含む2得点でチームを大勝に導くと、直近の地域リーグラウンド最終節・ファジアーノ岡山戦でも右足でのゴラッソで先制し、カウンターから追加点。2試合連続となる2ゴールで勝利に大きく貢献した。
FC今治から完全移籍で加入した今季。シーズン序盤から、ボールを持てば仕掛ける姿勢は異彩を放ち、武器であるドリブル突破はJ1でも十分に通用していた。シーズン中盤は出場時間を伸ばし切れない時期もあったが、香川真司や登里享平といったベテラン選手たちからのアドバイスを吸収しながら「オフ・ザ・ボールの動きを磨いてシュート数を増やすこと」も意識して練習から取り組むと、シーズン終盤に得点力も開花。「ドリブルの特長だけではなくシュートの質でもJ1で通用すると分かった」と自信を深めた。
「中高時代に動画をよく観ていた選手」はネイマールであり、三笘薫。「ネイマール選手は爆発的なスピードがあるわけではないのに抜いていく。よく見ると重心の外し方がうまい。そこを学んでいました。三笘選手はスピードがあって縦に抜き去るドリブルが凄い。三笘選手が出てきてからは、ずっと三笘選手の真似をして練習していました」と中高時代を振り返る。もっとも、「今は自分の形をどう作っていくかのほうが大事だと思っているので、真似するというよりは、楽しみの一つとして見ています」と、現在は他の誰でもない“横山夢樹オリジナル”を作り上げるべく心血を注いでいる。
来月からは4年に1度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップ2026が開幕する。将来の夢は「ワールドカップで活躍して日本の優勝に貢献すること」。もっとも、今大会に関しては、日本代表のメンバー選考の「線上にすら立てなかった」と自覚する。それでも、「4年後は絶対、目指そうと決めている」と決意は固い。この試合を終えると、欧州遠征に臨むU-21日本代表に選出されているためチームを離れる。「まずはプレーオフ第1戦にフォーカスして練習から100%で取り組んでいきたい」。勝利という置き土産を残し、自身の百年構想リーグを戦い終えて、U-21日本代表に合流したい。
(文=小田尚史)