

MATCH DATA

9
位
勝ち点
11
得失点差
-3
直近5試合の戦績

5
位
勝ち点
14
得失点差
0
直近5試合の戦績
過去の対戦成績
HOME
AWAY
通算対戦結果
勝利17
分け8
負け12
チームスタッツ (シーズン平均)


11.6
シュート
13.1
3.5
枠内
シュート
4
50.4
ボール
支配率
52.1
10.2
ドリブル
8.2
465
パス
382.1
12.3
ファウル
14.7
選手リスト
MATCH PREVIEW試合の見どころ
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チーム一丸で戦い、敵地での大阪ダービーに勝利した前節から中6日。セレッソ大阪は、ホームに戻り、京都サンガF.C.を迎え、明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第11節に挑む。今シーズン、ホームでは初の90分での勝利を目指す一戦になる。
名古屋に0-3で敗れた前々節からのリバウンドメンタリティーが求められた前節は、前半から主導権を握る戦いを披露。チアゴ アンドラーデを1トップに、中島元彦がトップ下、右ウイングに柴山昌也、左ウイングに阪田澪哉を配置する新布陣で臨むと、柴山が広範囲に動いて中盤で数的優位を作りつつ、上手くボールを運んで阪田やチアゴが背後を狙う。ガンバに守備の的を絞らせない攻撃を展開すると、敵陣では高い位置からプレスをかけて、相手にロングボールを蹴らせて回収。攻守に良いリズムで試合を進めていた中、38分、自陣でのパスがズレてガンバに決定機を作られたが、ウェルトンとの1対1をGK中村航輔が右足で阻止。続く40分のピンチでは、デニス ヒュメットのシュートを大畑歩夢が体を投げ出してブロック。すると、この流れからセレッソが先制に成功する。大畑がブロックしてこぼれたボールを拾ったガンバの岸本武流のクロスがファーに流れると、奥田、柴山、井上黎生人、奥田、柴山とつないで右サイドを突破。柴山のパスに走り込んだ中島がヒールで落とし、受けた田中駿汰が狙いすましたスルーパスを前方へ送ると、背後を取ったチアゴがダイレクトでシュート。GKの股を抜いてネットに突き刺した。後半は選手を入れ替え、守備の強度を上げてきたガンバのペースで試合は進むと、68分にPKを献上。この絶体絶命のピンチに再び立ちはだかったのが中村航輔。ヒュメットのシュートを見事な反応でストップした。試合終盤は櫻川ソロモンを投入し、前線で起点を作るとともに、13分という長い後半アディショナルタイムでは田中駿汰を後ろに下げる5バックでしのぎ、1-0で勝利。「全員がやるべきことをしっかりやった。同じ絵を描けたことが大きかった」とアーサー パパス監督も振り返る意思統一された試合運びを完遂し、見事、開幕戦のリベンジを果たした。

明治安田J1百年構想リーグの後半戦を勝利でスタートした前節の試合後、「ダービーに勝ったことは重要です。ただ、この試合を次に生かしていかないといけない。さらに上位を目指してやっていきたい」と話したのはキャプテンの田中駿汰だが、思うように勝点を積み重ねることができなかった前半戦から巻き返しを図るためにも、ここで立ち止まっている暇はない。連勝でさらなる上位を目指す今節の相手は京都。前節は岡山に5-1で勝利するなど攻撃陣が猛威を振るった。この試合では、1トップに起用されたアレックス ソウザが先制点を決めたが、警告累積で今節は出場停止。代わりに誰がFWの真ん中に入るのか、まずは相手のスタメンを注視したい。いずれにしても、京都のキーマンはマルコ トゥーリオ。ここまで4得点を決めて京都の攻撃を引っ張っている背番号11をしっかり抑えることが重要だ。他にも本田風智や奥川雅也、セレッソでもプレー経験のある新井春樹の突破には警戒が必要。さらには平戸太貴という優れたキッカーもいるだけに、極力セットプレーの機会は与えないようにしたい。京都との対戦では毎回のことになるが、球際のバトル、強度、1対1の勝負で負けないこともポイント。相手のプレスを上手くはがし、アンカー尹星俊の周りのスペースを上手く活用して攻撃につなげたい。第8節のヴィッセル神戸戦では「ダブル10番」、前節はチアゴの1トップと、今シーズンは様々な策を用いて戦術の幅を広げているパパス監督。前節から形を継続するか否かも含め、前から来る相手に対して「解決策、アイディアを出しながら練習してきました」(パパス監督)と話す今節の戦い方にも注目だ。
現在、2位・京都との勝点差は3。今節に勝てば勝点で並ぶだけに、百年構想リーグの今後を考えても非常に重要な一戦となる。また、今節は「ヨドコウ桜スタジアム」から「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」に名称を変えて臨む最初の一戦でもある。チーム、選手、サポーターが一丸となってホームの雰囲気を作り出し、ハナサカの初陣を勝利で飾りたい。

Q:第8節のヴィッセル神戸戦や前節のガンバ大阪戦など、上手く相手のプレスを回避できた試合では、いい入りから勝利につなげることができています。今節の相手もプレスに特長がありますが、打開策は練って挑まれる?
「そもそも目指すスタイルがそういった考え方なので、(プレスを回避する部分は常に)取り組んでいます。今節も前から来る相手なので、その中での解決策、アイディアを出しながら練習してきました。より改善していく取り組みを今週はしてきました」
Q:第5節の清水エスパルス戦以降、ボランチは田中駿汰選手と石渡ネルソン選手で固定されています。前節は攻守に素晴らしい強度を出して活躍していたが、彼らのバランスはどう見ていますか?
「常に成長しようとしていますし、関係性もより強固になっていると見ています。攻守において、お互いがお互いを補完する関係だなと思っています。そこがポジティブですが、もっともっと成長できると思っています」

Q:復帰後の反響はいかがでしたか?
「結構、凄かったです。たくさんメッセージもいただきました。チャントもたくさん歌ってもらったので、改めて愛されているなと感じました」
Q:前節の試合後は、パパス監督に促される形でサポーターの前に行かれていましたが、あの場面はどのような思いでしたか?
「まず(香川)真司さんに『行ってこい、必ずチャントを歌ってくれるから』と言ってもらったのですが、僕としては恥ずかしかったので、『いや、いいですよ』という話をしていたのですが(笑)、ボス(パパス監督)からも背中を押され、『行ってこい』と。チャントをいっぱい歌って下さって嬉しかったですが、ちょっと恥ずかしさもありながら(笑)。でも、復帰したんだなという気持ちになりました」
Q:ピッチに入った瞬間も「ダイナミック琉球」のチャントが響いていたが?
「アップの時から頭に残っていて、ピッチに入った時も歌と歓声が聞こえたので、より頑張らないといけないという気持ちになりました。とても感謝しています。個人チャントがあることがセレッソのいいところでもあると思うので、活躍してたくさん歌ってもらえるようにと思っています」
Q:改めて、復帰へ向けて支えになったことは?
「もちろん、家族もそうですし、チームメイト、サポーター、セレッソに関わる皆さんが力になってくれました。あとはトレーナーの皆さんが、朝から夕方までサポートして下さったおかげで復帰できました。手術した後の足の状態から考えると、今こうしてプレーできていることに感謝しています」
Q:今節プレーすれば、ホームでは復帰後初になるが、ホームゲームに臨む今の気持ちは?
「ホームでは90分で勝利を届けることができていないので、まずは皆さんに喜んでいただけるように、チームの勝利に貢献したいです。守備で前からアグレッシブに行くこともそうですが、得点を取るところで力を注いでいきたいです」
Q:京都とは昨シーズンはアウェイで対戦した試合では出場して勝利しているが、どのような攻撃をしていけば得点を取れるイメージを持っていますか?
「前からアグレッシブに来るので、逆に言えば、1枚はがせばチャンスになる。京都のプレスにビビらず、自分たちのやるべきことをやれば勝てると思います。自信を持ってプレーすることが大事だと思います」
Q:今節は「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」に名称を変えて臨む最初の一戦になるが、ハナサカの初陣ということについては?
「なかなか実感はないですが、名前が変わって1試合目ということで、勝っていい流れを作りたいですし、また新しい歴史を刻む意味では、明日の試合は大事になると思うので、勝って皆さんと喜びたいと思います」
FOCUS ON THE MATCH試合の注目ポイント
4月に入って最初のホームゲーム。明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第11節は、2巡目の対戦となる京都サンガF.C.戦だ。今節は“初陣”でもある。セレッソ大阪がホームゲームの拠点として活用している長居球技場。その新愛称が4月1日以降は「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム、略称ハナサカ)」となり、今節がハナサカとしての最初の公式戦となる。
スタジアム名にある「HANASAKA」という言葉は、“人の可能性を信じ、挑戦を後押しする”という、ヤンマーに創業以来受け継がれる精神を象徴している。また、セレッソ大阪は、“未来に美しい花をたくさん咲かせたい”という思いを込めた育成サポートクラブ「ハナサカクラブ」を運営している。ヤンマーとセレッソ、両者の理念が「HANASAKA」の言葉には込められており、今節は新スタジアム名称を記念したヤンマーサポーティングマッチとして開催される。
百年構想リーグの1巡目。アウェイで戦った第6節の京都戦は、後半開始早々に先制されるも、そこから反撃。後半途中に入った柴山昌也、阪田澪哉、本間至恩の2列目が躍動すると、阪田がJ1の舞台では初のゴールを決めて同点に追いつく。さらに後半アディショナルタイムにCKから決勝点。中島元彦のニアへのキックに田中駿汰が合わせ、劇的な逆転勝利を収めた。ハナサカの初陣となる今節も、前述の2列目トリオに加えて20歳の横山夢樹、石渡ネルソンら若手選手たちのハツラツとしたプレーに期待したい。
アウェイでの京都戦を前に、「2つの異なるアイデンティティーがぶつかる試合。彼ら(京都)のアイデンティティーも私はリスペクトしている。ワクワクする相手」と話したのはアーサー パパス監督だが、まさに両指揮官が信じるスタイルが激突するこのカードは、毎回、激闘と呼ぶにふさわしい好ゲームとなっている。昨シーズンのリーグ戦は2試合とも1点差。2-1で逆転勝利を収めた今季最初の対戦も、最後までどちらに転ぶか分からない接戦だった。互いにホームでの戦績が思わしくないのがこのカードの特徴だが、今節こそ、そのジンクスを破り、百年構想リーグで京都から“ダブル”を達成したい。
(※データなどは3月21日時点)
SAKURA DIARYセレッソ番記者コラム

普段は勝利後も「勝って兜の緒を締めよ」とばかりに表情を崩さないアーサー パパス監督だが、前節・大阪ダービーの勝利後は、心なしか柔和な顔つきで発する言葉も饒舌だった。その中で、指揮官はピッチに立った先発の平均年齢にも触れた。
「ウチは25歳、相手は29歳。シーズンが始まるにあたって、J1で多くの出場時間を経験していない選手もいましたが、間違いなく彼らの力は必要不可欠になります。私は彼らをプレーさせる責任を引き受けることができます。もちろん、楽な仕事ではないですし、良い日もあれば難しい日もありますが、クラブにはビジョン、プランがあるので、それを受け入れて進んでいくことが今シーズンは大切だと思っています」
石渡ネルソン、横山夢樹の二十歳のコンビはもちろん、2001年生まれの奥田勇斗に大畑歩夢、櫻川ソロモン、02年生まれの柴山昌也、04年生まれの阪田澪哉。この日、ピッチに立ったパリ五輪世代も充実している。決勝点のチアゴ アンドラーデも助っ人としては若い25歳だ。開幕戦の悔しさを晴らすべく敵地のダービーで躍動した阪田の負傷は残念だが、横山や本間至恩のJ1を舞台にした初ゴールも百年構想リーグ中に見たい。
今節は、ホームの長居球技場が「YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)」という名称になって迎える、トップチームとしては最初の公式戦。「ハナサカ」という言葉は、“人の可能性を信じ、挑戦を後押しする”という、創業以来、ヤンマーに受け継がれている精神を象徴している。また、セレッソ大阪も“未来に美しい花をたくさん咲かせたい”という思いを込めた育成サポートクラブ「ハナサカクラブ」を運営している。そうした両者の理念が「ハナサカ」の言葉には込められている。もちろん、「いつまでも挑戦する心を失わない」ことは、年齢にかかわらず誰もが持っている。チーム最年長のキム ジンヒョン、セレッソから欧州へ飛び出し、世界でプレーを続けてきた香川真司、J1リーグでの優勝経験も豊富な登里享平。彼らも当然、もう一花、ふた花咲かせるべく、日々鍛錬に励んでいる。主将の田中駿汰は話す。「スタジアムの名前が変わって1試合目。ここからセレッソの未来を作っていきたい」。桜のエンブレムを纏って戦う誰もが輝ける舞台に─。「ハナサカ」で躍動する選手、チームに期待したい。
(文=小田尚史)
PICK UP PLAYERMF 18 石渡ネルソン
前節の大阪ダービーでは、両チーム合わせてトップの走行距離(13.31km)を記録。タックルとこぼれ球奪取の数もチームトップの数字を叩き出すなど無失点での勝利に大きく貢献した。ピッチの至るところに顔を出して危機を防ぐ。そうしたプレーが視覚的にも感じられたが、スタッツでも証明された格好だ。敵地での大阪ダービーを心待ちにしている様子は試合前から伝わってきたが、試合後に「楽しかった」と屈託なく話す様子は大物の片鱗を漂わせた。
セレッソ大阪西U-15、セレッソ大阪U-18を経て、高校2年生の11月にプロ契約を結んだ逸材。恵まれた体格に長い手足、当時は線の細さこそまだあったが、ボール奪取から敵陣ゴール前まで運べる推進力は目を引いた。高校3年生で臨んだプロ1年目はルヴァンカップと天皇杯、それぞれ1試合ずつの出場に留まると、プロ2年目の2024年は愛媛FC、プロ3年目の2025年はいわきFCに育成型期限付き移籍。心身を鍛えるべく武者修行に出た。特に大きかったのが昨シーズン、いわきで積んだ経験だ。練習での走りの量も多く、午後は筋トレ。移籍当初は体が悲鳴を上げていたそうだが、いつしかそれが充実感に変わり、1日の終わりには達成感も覚えるようになった。フィジカルの成長とともに、ミスを恐れないメンタルも進化。いわきの田村雄三監督の言葉がけもあり、「どんどんやってやろうと、リミッターが外れた」(石渡)結果、7月にはJ2月間ヤングプレーヤー賞も受賞。「プレーヤーのとしての核ができた」1年を過ごした。
迎えた今シーズンは、「J1でプレーしたほうが成長できる」とセレッソ復帰を決断。自信を携え、堂々チームに合流すると、大阪ダービーの開幕戦に途中出場。復帰第一歩を刻むと、第5節・清水エスパルス戦で今季初先発。そこからは6試合連続でスタメンを張り、直近2試合はフル出場。試合ごとに自信を掴んでいく様子がうかがえる。
今節に向けては特別な思いもある。「京都は育った場所ですし、家が西京極から近かったので、小さい頃はよくサンガの試合を見に行っていました」。西京極JSCでプレーしていた小学生時代、身近にあったプロのクラブが京都だった。それでも当然ながら、「今はセレッソの選手」とキッパリ。今節も中盤の攻防は試合のカギを握るポイントになる。その上で、前節の試合後は、柿谷曜一朗さんのインタビューに「アシストより得点を決めたい」と切望。「攻守に関われて点も取れるボランチ」を理想像に掲げる石渡としては、復帰後初ゴールが欲しい。今節はホーム・長居球技場の名称が「YANMAR HANASAKA STADIUM」に変わって最初の試合でもある。今季初の90分での連勝へ向け、まさにこれから未来に花を咲かせようとしている20歳が攻守で輝き、チームを引っ張る。
(文=小田尚史)

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