9/5 広島戦 Match Preview
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ホームに戻って迎えるサンフレッチェ広島レジーナ戦。連勝でさらなる上位を目指す重要な一戦
2026/27WEリーグ第2節・ジェフ千葉レディースから中5日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームに戻り、サンフレッチェ広島レジーナとのWEリーグ第3節に挑む。連勝でさらなる上位を目指す、重要な一戦だ。
前節の千葉L戦は、試合前のテーマでもあった守備が機能しての勝利だった。下からつないでくる相手に対し、1トップの脇阪麗奈、2シャドーの百濃実結香、高和芹夏が「守備で頭を決めて、後ろが付いていくこと」(百濃)を徹底。前から二度追い、三度追いのプレスで前線3人がパスコースを限定すると、中盤、ディフェンスが狙いを定めて奪い取る。宝田沙織、高和のゴールによって前半を2点リードで折り返した後半は、千葉Lの反撃を受けて全体が下がったことで、最終的にはシュート数で千葉Lに上回られたが、最後尾から守ったGK西中麻穂は、「個人的にはそこまでシュートを打たれた感覚はありません。フィールドのみんながハードワークしてくれたおかげで、特に前半は今までで一番いい入りだったと思います」と前節の感触を述べた。良い守備は改めてこのチームの生命線であることを再確認した一戦となった。西中にとっては、先発したリーグ戦での初勝利。WE参入4シーズンにして初めて味わう勝利の美酒に、「めちゃめちゃ嬉しかった」と喜びを表現した。現在はU-20女子ワールドカップに臨むU-20日本女子代表の活動で名和咲香が抜けているためGK陣は石田心菜との2人体制。丹野研太GKコーチとともに、「咲香が帰ってきても自分たちが出られるように、2人で高め合えている」と日々の練習に励んでいる。そうした守備が機能した上で、前節は攻撃でゴールに向かう部分でも、今シーズンのチームが目指している姿が発揮された。宝田が決めた1点目は、後方からつないでサイドへ展開、クロスからという流れだったが、「ボールの動かし方や人の関わり方はかなり意欲的に取り組んできました」(松田監督)という練習の成果が発揮された。2点目は四本帆夏の1本のパスから、高和が背後を取った形であり、後半、3点目の起点になった米田博美を含め、「背後のスペースをまずは見ながら、相手も見てつなげるところは足元でつなぐ」意識は増している。
今節の広島戦を迎えるにあたって、「我々が意識することは前節のまま、引き続き攻守に一体感を持って戦うことが大事」と松田監督。「ただし、対戦相手のクオリティーは上がります」と指揮官は付け加える。今シーズンの広島はリーグ優勝を明確な目標に掲げる中、開幕戦こそINAC神戸レオネッサに1-2で敗れたが、前節はRB大宮アルディージャWOMENに2-0で勝利。内容的にも危なげなく、完勝と言える戦いぶりでその強さを示した。そうした相手にどう挑むのか。指標になるのは昨シーズンの第21節、ホームでの広島戦だ。この試合は現在と同じ3-4-2-1で挑み、「ゴール前でしっかりブロックを作って、相手に進入させないこと(を優先した)。一番怖かったのはクロスですが、しっかりはね返して、耐えることができました」と当時の試合後に松田監督も述べている。カギとなる中嶋淑乃に対しても、右ウイングバックの浅山と右センターバックの米田博美が挟んで対応。決定的な仕事はさせなかった。もっとも、相手の良さを消すことで精一杯になり、なかなか攻撃に転じることができず、チャンスは作り切れなかった。「前半あれだけ攻撃を受けて守備の時間も長くなったことで、サポートが一つ二つ遅くなった。相手のプレッシャーもあって、ボールを持った選手がパスコースを探してしまう。そういうシーンが多く見受けられました。結果、0-0で勝点1は取れましたが、失点しなかったことは素晴らしい一方、攻撃の部分を含めて勝つことを考えると、まだまだ足りない力がたくさんあります。こういう試合を勝ちに転じるゲームにするためには、攻撃の部分も含めて個々のレベルアップ、チームとしても成長していくことが不可欠だと改めて感じた試合になりました」と松田監督は最終的に試合を総括した。そこから4ヶ月。新シーズンになり、松田監督体制2年目の今季。北海道キャンプも含め、ピッチに立つ選手たちの連係は向上し、「目指すサッカーをより深く、全員で理解し合えている」(米田博美)とチーム力はアップ。「今シーズンは変わったところを見せたい。自分たちもボールを保持したり、守備でも後ろで体を張って守るだけではなく、前から行って、広島の攻撃陣にいいパスを出させない守備をしたい」(米田博美)と攻守でより主導権を握った戦いを目指す。「守っているだけでは勝てない。守っている状況が長いと、どうしても攻撃はスピードやカウンターに頼りがちになる。攻め込まれるのは仕方ない。だけど、奪ったボールはしっかりつなぐ。今シーズンはそこを昨シーズンとは違うところとして、テーマに持ってやっています。それをうまく出せれば、また違った展開になるのかなと思います」と松田監督は今節を見据えた。
アウェイの千葉L戦に勝利した後のホーム広島戦という流れも昨シーズンと同じ。まさに試金石となる一戦であり、第3節にしてシーズン序盤の大一番だ。今節どのような試合を見せるかで、今シーズンへ向けた期待感もグッと増していく。「昨シーズンは皇后杯も含めて悔しい思いをしました。早い時間帯で失点しないように入りにも気を付けて、前線の守備から頑張って後ろにも付いてきてもらって、セレッソらしいいい守備で広島の攻撃を抑えたい。その上で今年こそ勝ちたいので決め切りたい」と百濃。“打倒・広島”へ。チーム全体で一つになり、果敢に挑む。
試合前日コメント
松田 岳夫監督
Q:今節・サンフレッチェ広島レジーナ戦に向けて
「起きる現象は前節のジェフ戦とそんなに変わらないと思います。我々が意識することは前節のまま、引き続き攻守に一体感を持って戦うことが大事になります。ただし、対戦相手のクオリティーは上がります。(広島には)個ではがせる選手もいます。そこで1対1で負けないことはもちろん、しっかりとカバーできるかチームの連係も大事になります」
Q:昨シーズンの第21節・広島戦では守って、守って0-0で終えました。なかなか攻撃に出て行けない課題がありましたが、今シーズンの対戦では攻撃の回数も増やしたい?
「そうです。今シーズン、チームがスタートする際に、まさにあのゲームをイメージしていました。守っているだけでは勝てない。守っている状況が長いと、どうしても攻撃はスピードやカウンターに頼りがちになる。攻め込まれるのは仕方ない。だけど、奪ったボールはしっかりつなぐ。今シーズンはそこを昨シーズンとは違うところとして、テーマに持ってやっています。それをうまく出せれば、また違った展開になるのかなと思います」
脇阪 麗奈選手
Q:今シーズンの入りについて
「開幕戦は勝てなかったですが、その悔しい思いを第2節では出せて、いい内容で勝てたことは良かったです」
Q:前節は1トップで先発。前線が主戦場となっているが?
「自分のやることは前からのプレス、攻撃で起点を作ること、背後に抜けること。(前で起用された)昨シーズンの終盤の方からそうやってプレーしていたんですけど、それだけではチームのためにならない。今シーズンはゴールでも貢献しようと思ってスタートして、ここまでいい感じに来過ぎているので心配ですが(笑)、もっともっと取りたいです」
Q:今節の広島戦へ向けての意気込みをお願いします
「今節が終わったらしばらくリーグ戦はなく、カップ戦が始まります。その意味でも第3節の終え方は大事。まだ広島には勝ったことがないので、今シーズンは違うぞ、というところを見せたいです」
