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5/3 千葉L戦 Pick Up Player【中谷莉奈選手】

  • 5/3 千葉L戦
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前節のピックアッププレーヤーで取り上げた和田麻希が今シーズン攻撃陣で著しく成長した選手なら、守備陣でそれに該当する選手が背番号17、中谷莉奈だろう。今季からセレッソ大阪ヤンマーレディースで指揮を執る松田岳夫監督も、「すごく意欲的で最も伸びた選手」として中谷の名前を挙げる。「今シーズンは勝負の年。覚悟を持って臨んでいます」と開幕当初に話していた中谷だが、一戦ごとに安定感は増し、できることも増やし、ここまで駆け抜けてきた。WE参入からの2シーズンはレギュラーに定着し切れずにいたが、今シーズンは3センターバックの左として開幕スタメンを掴むと、4バックにシステムが変わった第8節以降は左サイドバックのレギュラーを奪取。当たり負けしない体幹などフィジカルのベースも高めながら、クレバーな守備とサイドからのビルドアップでチームに貢献している。元々、右利きであり、左足で持ち運ぶことは「得意ではなかった」と話すが、指揮官は「最初に見た時にボールの置き所や体の向きが『左利きじゃないの?』と思うような立ち位置を取っていた。その姿を見て、いいなと思って左サイドを中心に起用しました」と評価する。中谷自身、「左足でオープンに置くことは意識的に取り組んできました」と話し、「今も置きたいところに完ぺきに置けているわけではないので、継続して取り組んでいます」と日々の練習から積み重ねている。左サイドでコンビを組む百濃実結香との連係も深まっている。「試合中も常に実結香さんとはアイコンタクトを取って、声を掛け合っています。実結香さんが中に行けば外が空くので、自分がそのスペースを使うことも心掛けています」。直近の公式戦2試合は4バックの左センターバックでもプレーするなど、3バックも含めて後ろのポジションならどこでもこなせる汎用性も魅力の一つだ。

練習に取り組む姿勢だけではなく、オフ・ザ・ピッチでのストイックさも特長。「寝る前は欠かさず1時間半ほど体のケアをする」ことが日課であり、オフの日でも起床は7時と規則正しい生活を送る。整骨院でのマッサージなど定期的に体もほぐし、ケガの予防にも努めている。まさにピッチ内外で、「コツコツが勝つコツ」という座右の銘を実践し続けている。昨年4月27日に迎えた20歳の抱負として、「ピッチで輝ける選手になりたい」と話していたが、この1年を振り返り、「まだまだ課題も多いですが、試合に出させてもらう機会が増えて、今までとは違った成長の仕方ができていると思います。試合に出て、学びを得て、その繰り返しができている日々だと感じています」と充実感を滲ませた。先月迎えた21歳の抱負については、「もっと見ている人たちを楽しませる選手になりたい」と新たな目標も生まれた。21歳として迎える最初の一戦となる今節へ向けては、「とにかく勝ちたい。そのために自分ができることを精一杯やり切ります!」と闘志。試合後、「ここだけはチームでNo.1!」と話す、はじける笑顔が見たい。

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