4/4 浦和戦 Pick Up Player【浅山茉緩選手】
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クラシエカップのグループステージ第5節。WE参入後、三菱重工浦和レッズレディースから公式戦初勝利を掴んだ一戦ではワントップで先発した浅山茉緩。立ち上がりは守勢に回る展開の中、背後に抜け出すプレーが目立った。「自分からアクションしてボールを引き出すこと、スペースや背後を取れた時の楽しさはFWでしか感じられない部分」とFWの魅力を語る浅山の長所については松田岳夫監督も、「スピードがあり、スペースで受けられることは彼女の良さ」と話す。その一方で、「受けて終わりではなく、受けた後に何ができるか。ゴールに向かうプレーの質も高めていかないといけない」(松田監督)と課題も指摘。そのあたりは浅山本人も自覚しており、「背後に抜けても、シュートを打ち切るところまでは行けていない。やり切ることにもこだわりたい」と話す。
スピードがあり、身体能力も高く、WE参入初年度からCBとFWの二刀流で活躍を続けてきた。昨シーズンも序盤はFWでプレーしながらシーズン途中からはCBでプレー。それまでレギュラーを張っていたCBが立て続けに負傷する苦しいチーム事情を支えた。今シーズンも開幕から第8節までは3バックの中央、3バックの右、右ウイングバック、右サイドバックなど様々なポジションでプレーしていたが、2トップの一角で先発した第9節・RB大宮アルディージャWOMEN戦以降はFWが主戦場。自身が「一番、楽しい」と話すポジションで出場を続けている。もっとも、「今までは色んなポジションでプレーすることが自分の良さでしたが、その分、1つのポジションにこだわる精度は足りていません」と自らのプレーを省みる。「FWとしても、相手CBとの駆け引きの中でしっかり受けることやターンの仕方など、細かい部分にはこだわることができていないと感じています。自分の良さである走ることやスペースで受けることだけではなく、足元で収めて起点を作ることやポストプレーも高めていきたいです」とFWとしての総合力向上にも努めている。
ピッチ外では、この3月に大学を卒業。苦戦(?)していた卒論も無事、提出した。「サッカーとの両立は大変でしたが、毎日が充実していました。100%で生きている感があった(笑)」学生生活が終わり、寂しさもある一方、同級生はこの4月から社会人として新たな世界に飛び込んでおり、「自分も負けないように」と刺激に変える。浅山自身、サッカーに費やす時間は今まで以上に増えた。「サッカーに専念して、少しでもチームに貢献できるように頑張ります」と決意を込める。新たなスタートとなる今節は、WE参入後3度目となる滋賀県彦根市での開催だが、23-24シーズンはちふれASエルフェン埼玉に0-1、昨シーズンも浦和に0-1で惜敗。勝利はもちろん、ネットを揺らす瞬間も訪れていない。それだけに、「ハトスタでの勝利、ハトスタ第1号を目指します!」と意欲を燃やす。ここまで第7節・アルビレックス新潟レディース戦でCKから今季初ゴールを決めると、第12節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦でもゴール。自身初のシーズン2点目を決めた。ただし、以降は皇后杯2回戦のオルカ鴨川FC戦でのPKを除いて得点はない。守備も含めて惜しみなく走るとともに、チームを勝利に導くシーズン3点目を目指す。