4/4 浦和戦 Match Preview
- 4/4 浦和戦
- メディア
舞台は年に1度のホーム開催となる滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム。WE参入後、3度目の開催で初勝利を目指す
敵地での2025/26 SOMPO WEリーグ第17節・マイナビ仙台戦から中6日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームに戻り、三菱重工浦和レッズレディースとのWEリーグ第18節に挑む。今節の舞台は年に1度のホーム開催となる滋賀県彦根市・平和堂HATOスタジアム。WE参入以降、3度目の開催となる今節。滋賀での初勝利を目指す。
前節のマイ仙台戦は、立ち上がりこそ相手にボールを持たれ、自陣でのプレーが続いたが、この時間帯で失点せずに進めると、その後は終始主導権を握り、チャンスも作ったが、決定打を出せずスコアレスドロー。得点力が課題として浮かび上がった。U-20日本女子代表に選出された田子夏海が不在の1トップには、スタートは百濃実結香が入り、前半途中からは北原朱夏、後半開始から池田柚葉、後半途中からは浅山茉緩と4選手が起用された。「小学生から高校生の途中まではFWをやっていたので、昔を思い出しながら楽しくプレーできました。体に染みついているプレーもあるので、そこまで考えずに走ろうと思っていました」と振り返ったのは北原。今節も前でプレーする機会があれば、出身地の滋賀県でのゴールを目指す。前節は途中出場、途中交代の悔しさを味わった池田。「ワントップは守備も攻撃も2トップとは違って、うまく試合に入れなかった。守備でも全部が全部、奪いに行っていいわけではないし、背後へ抜ける形にしても、相手CBの2枚に見られているのでカバーに入られたらボールに触れない。もう少しサイドに流れて起点を作ることも考えないといけなかったと思いました」と試合の映像も見返して、課題を受け止めた。今節の相手は堅守を誇る浦和だが、「ワントップでも自分の武器を生かせるように考えて動きたい」と前節の悔しさも糧に、ゴールへ迫るプレーを目指す。カップ戦から引き続き、セットプレーではチャンスも生まれている。前節も北原のCKから宝田沙織がダイレクトボレーでクロスバー直撃のシュートを放った。今節も流れの中からゴールを狙うとともに、セットプレーの機会も生かしていきたい。
浦和とはクラシエカップで同グループとなった中、セレッソが勝点で上回り、首位でグループステージを通過した。先月は15日、21日と立て続けに直接対決も行った中、アウェイでは1-0で勝利。WE参入後、ついに浦和から公式戦初勝利を掴んだ。「今まで勝てなかった相手に勝てたことはチーム全体の自信にもなりました」と浅山。続くホームで行われた試合では、自陣でのパスミスに端を発して2失点。0-2で敗れた。ただし、内容自体は悲観するものではなく、ボールを動かしながらチャンスも作れていた。チームのベースが上がったことを感じさせた一戦にもなった。もっとも、2試合に共通して言えることは、立ち上がりに浦和の攻勢を受けたこと。セレッソ戦以外でも、浦和は開始から圧をかける試合が多く、序盤の得点で優位に進めることが多い。前節のノジマステラ神奈川相模原戦でも11分、17分に島田芽依が連続ゴール。そのまま2-0で勝ち切った。今節も立ち上がりの時間帯をいかにしのぐかはポイントになる。中央の伊藤美紀を抑えるとともに、サイドの榊原琴乃、タンチュリエ ローリー、丹野凜々香の突破やクロスを防ぎ、中にいいボールを入れさせない守備を心掛けたい。昨シーズン、平和堂HATOスタジアムで行われた試合も相手は浦和だった。3,827人を動員し、メインスタンドは桜一色で染まるなど、大きな後押しを受けた選手たちは粘り強く戦ったが、0-0で迎えた69分、相手の高い位置でのスローインから自陣ゴール前で高橋はなにボールをキープされ、こぼれ球を角田楓佳に押し込まれた。崩されたというより、個の力を生かしたパワープレーでの失点で敗戦。悔しさも募った。年に1度の滋賀県開催を前に、同県出身の西中麻穂、北原は次のように意気込みを述べる。「今まで滋賀県にJリーグのチームはなかったですが、今年からレイラックさんが参入して、滋賀でもサッカーに対する認知度や熱は高まっています。その中で自分たちが滋賀でプレーすることでさらに盛り上がると思うし、普段あまりサッカーを見ない人にも、女子サッカーの魅力を伝えたい。滋賀でサッカーの公式戦が行われることは、滋賀県出身の自分としては嬉しい。内容もそうですが、結果にこだわって勝ちたい」(西中)。「滋賀の人にもセレッソ大阪ヤンマーレディースを知ってもらえるいいチャンス。相手は浦和で簡単に勝てる相手ではないですが、その相手に勝つことで、自分たちの魅力を滋賀の人にも知ってもらえる。チーム全員でハードワークして勝ちたいです」(北原)。
ヤンマーサポーティングマッチとして実施される今節は来場者先着2,000名に「ヤンマーオリジナルベースボールシャツ」、さらに来場者全員に会場を熱く盛り上げる「応援ハリセン」もプレゼントされる。昨年に続いて桜の季節に行われる一戦でスタジアムもピンク一色に染め上げ、リーグ戦における浦和からの初勝利を目指す。
試合前日コメント
松田 岳夫監督
Q:前節のマイナビ仙台戦は、主導権は握りながらも1点が遠い試合になりました
「点を取るところでは、チームとして課題は多いです。急には解決できませんが、一人一人のやれることを増やしていくしかないと思います。(攻撃は)頭で考えるだけではなく、本能でプレーすることも大事。自分が思った判断でスイッチを入れることができる選手を増やしていきたいです」
Q:FWに求めたいことは?
「今節に関しては、レッズの良さも消していかないといけません。中に簡単に入られたくない。裏も簡単に取られたくない。(カップ戦で浦和に)勝った試合は、裏をケアして、サイドでボールを奪えた。負けたゲームは、中に簡単に入られて、外を使われた。我々がやるべきことは、外回りにさせて、中には入れさせないこと。それができれば、いい勝負になります。前の選手はその守備の最初のところなので、(役割は)重要です。ただ行くだけ、ただ中を切るだけではハマりません。まず守備のところで求めることはあります。攻撃では、ゴールに近いところなので、どれだけ前を向いてプレーできるか。それは前の選手には要求していきたいです」
Q:三菱重工浦和レッズレディースとは、直近ではカップ戦で2試合戦っています。今節は、そこになでしこジャパンの高橋はな選手も戻ってくるが?
「個で考えると、飛び抜けた存在です。終盤は前に上がってパワープレーもあります。もちろんポイントになる選手ですが、我々は高橋選手を相手にするのではなく、浦和レッズが相手です。前回、前々回で対戦したチームをしっかり分析して、戦っていきたいです」
浅山 茉緩選手
Q:浦和とは、直近ではカップ戦で2試合を戦っているが?
「直近で2試合やっている中で、1勝1敗。今まで勝てなかった相手に勝てたことはチーム全体の自信になりました。今度はリーグでも勝ちたい気持ちが増しています。ハトスタ(平和堂HATOスタジアム)での勝利にもこだわって戦いたいです」
Q:勝利したカップ戦のアウェイでは、背後に抜ける場面も目立ったが?
「背後に抜けることは自分の長所でもあるし、スペースで受けることはチームのためにもなるので積極的に狙っています。ただ、抜けるまでは良くても、その後に抜け切ること、シュートを打ち切るところまでは行けていないので、やり切ることにもこだわりたいです」
Q:最近の試合ではFWのゴールがなく、前節のマイ仙台戦でもボールは握りながらスコアレスドローに終わりました。その意味では、FWの浅山選手に懸かる期待も大きいが?
「やっぱり得点を取らないと勝てません。ディフェンス陣は良くなってきて、無失点で抑える試合も増えてきました。前の選手はチャンスを作るだけではなく、得点を決めることにもこだわっていきたいと思います」