第4節
2026.9.27日
セレッソ大阪ヤンマーレディース
玉村 海乃 (88')
1
HOME
FULL TIME
4
YANMAR HANASAKA STADIUM
0-2
1-2
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
北村 菜々美 (13')
式田 和 (41')
朝生 珠実 (78')
猶本 光 (86')
YANMAR HANASAKA STADIUM
1,115人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
松田岳夫監督
「なかなかゲームのリズムを取れず、こういう結果になってしまいました。連戦ということもありましたが、守備の強度だけでは勝てない。自分たちがボールを持つ時間を作らないといけないですし、そこを中心にやっているベレーザと我々の違いがあったのかなと思います。自分たちも決してできないわけではなくて、できている時間帯もありましたが、どうしてもネガティブなプレーになってしまう。それがこの結果につながったと思います。わずかな差ではあると思いますが、非常に大きな差です。気持ちの面では、段々と試合の中で持っている力を発揮できるようになってはきましたが、プレーの質を考えると、ここからさらに積み上げていかないといけないと感じたゲームでした。ただ、気持ちの面を前面に出せたという意味では、この3連戦は決してマイナスではなかったと思います。今まで表現できなかったことを表現できたことで、次につながる3連戦になったと考えています」
Q:前半20分以降の内容としては競ったゲームになった印象ですが、最初の20分はかなりベレーザに回されてボールを奪えなかった印象です。相手の上手さはあったと思いますが、こちらの守備としても、一歩、二歩、寄せ切れなかったように見えました。そのあたり、試合の入りで足りなかったことは何でしょうか?
「(3連戦の3試合目という)体力的な問題だけではなくて、ボールへのアプローチのところで一歩足りなかった。相手がコントロールするのを見てからの対応になってしまった。そこをもう一歩、踏み出していければ、コントロールした瞬間を狙っていける。そうした駆け引き、ボールへのアプローチの仕方は足りない部分だったと感じました。体力的に余裕があるゲームであれば、そこを一歩、踏み出していけるのですが、こういう(連戦の)状況の中で、もう一歩の勇気を持てなかったのかなと感じています」
Q:ボールの動かし方に差はあったのかなと思いますが、こちらが保持する時間も作れたとは思います。今年狙いにしている保持して攻めていく部分で、今日できたこと、課題になったことはどう感じていますか?
「ゲーム全体で見れば持てた時間もありましたが、トレーニングを積んでいけば、それなりにできることです。自分たちで引き寄せてそういう時間帯を作れるか。また、その時間帯を作った時に、ゴールをもちろんですが、その時間をどれだけ長く継続できるか。ちょっとした声掛け一つで、ちょっとした意識の変化で、それはできるようになっていくと思います。ただし、失点もあり、どんどんネガティブになって、修正が利かなくなった。メンタル面の強さでも、まだまだ改善の余地はあると感じています。そこも含めて、自分の伝え方も、もっともっと工夫していかないといけないと感じたゲームでした。選手は一生懸命やっているのは事実ですが、ただ一生懸命やっているだけでは勝てないというところでは、そこもしっかり感じて、次につなげて欲しいなと思っています」
Q:後半の入りでは先に決定機を作る場面もありましたが、ハーフタイムではどのような指示を送られましたか?
「0-2という状況でしたので、どうしても選手たちはネガティブになりがちですが、失点はしましたが、大きくゴール前で崩されたというシーンはそれほど多くはなかった。その意味では、最後のところで踏ん張れている感はありました。『ゴール前の意識を高めながら、もう少し高い位置でボールを奪おう』と。それから、攻撃で力を使えないと我々のリズムに持っていけないので、そこは勇気を持とうと。特に前半は攻撃が外回りになって中央を取れなかったので、特にボランチ、真ん中の選手に『勇気を持って受ける意識を持とう』という話はしました」
Q:以前から「控え選手も含めて全員で競争意識高くやれている」という話もありましたが、今日はその中で玉村海乃選手がゴールを決めました。得点を含めて、彼女の今後に期待することを最後にお願いします
「彼女に限らず、スタートから出ている選手もそうですが、やっぱり自分の持っているプレーを出していかないといけない。それが相手のプレッシャーで消されたり、自分たちのリズムが悪くなって出せなかったり、途中から入ってゲームの流れに乗れず出せなかったり。色んな状況はありますが、今日の玉村に関しては、それを跳ね除けて、ああやって表現できたことはプラスです。ただし、毎回そうやって自分で引き寄せることができるか、という部分ではまだまだ。それができていれば、スタートから出られる選手になっていると思います。1点を取ったことは素晴らしいですが、これに満足せず。もっともっと上に行ける選手だと思っているので、継続して、あるいはもっと強い意識を持って取り組んで欲しいなと思います」
選手コメント
■中谷莉奈選手
Q:悔しい結果になりましたが、相手が上回った部分と、試合の途中から盛り返した部分と、両方あったと思います。この結果をどう受け止めていますか?
「前半で自分のサイドから失点して、そこから最終的に4失点してしまったことは、ディフェンスからしたら、あってはならない結果かなと思います」
Q:特に立ち上がりの20分はボールを奪い切れなかった印象です。相手の上手さもあったと思いますが、寄せ切る出足が足りなかった?
「相手の上手さもありましたが、自分たちも、局面のところであと一歩寄せていれば取れていたり、シュートもブロックできていたり、というシーンは多かったと思います」
Q:前半の途中からは盛り返す時間もあっただけに、前半終了間際の2失点目が痛かったと思います。裏を取られた場面については?
「相手のサイドの選手が速いことは伝えられていた中で、背後を取られて失点してしまったので、そこは準備不足と判断のところが課題になったと思います」
Q:後半は対人で「やらせない」思いが伝わってきたが、どう気持ちを切り替えて後半に向かいましたか?
「正直、前半で自分が代えられてもおかしくない状況だったので、後半に向かうにあたっては、『絶対に止める』という気持ちは強く持って臨みました」
Q:この1週間はかなり濃密だったと思います。いいところもたくさん出て連勝もあり、今日のような悔しいゲームもあり、チームとしてこの3連戦をどう振り返りますか?
「タイトなスケジュールの中で、3連勝して終わることが一番でしたが、最後にこのような試合になってしまい、課題も多く見えた期間になったと思います」
■高和芹夏選手
Q:悔しい結果になりましたが、相手が上回った部分と、試合の途中から盛り返した部分と、両方あったと思います。この結果をどう受け止めていますか?
「やっていても、だいぶ差はあるなと感じました。個人、個人の上手さもそうですし、自分も含め、自分たちはまだまだできないことがあるなと。ミスも多かったですし、相手の方が上手かったと感じました」
Q:ボールを奪う部分で、特に立ち上がりは寄せ切れませんでした。序盤の展開については、どう振り返りますか?
「コンパクトにして、ブロックをしっかり作って、間に入らせないことを意識していたのですが、あと一歩のところだったり、外されてパスを出されたり、背後を取られてしまったり、というシーンが多くあったと感じています」
Q:前半の途中から盛り返して、後半の立ち上がりには高和選手にも決定機がありました。あのシーンについては?
「あそこで決めていたら流れもこっちに来たと思います。ハーフタイムにも、『先に1点を取ったら流れは変わる』と言われていた中で、あの決定機を決め切れなかったことは悔しいですし、反省しないといけないです。前節もクロスからのボールで枠に飛ばなかったシュートがあったので、次、チャンスが来たら絶対決めようと思います」
Q:この1週間はかなり濃密だったと思います。いいところもたくさん出て連勝もあり、今日のような悔しいゲームもあり、チームとしてこの3連戦をどう振り返りますか?
「連勝でいい流れで来ていただけに、今日の試合で負けてしまったことは悔しいです。自分のプレーもなかなか出せず、自分のミスで失点に絡んでしまったことも悔しいです。この3試合で得た多くのことを今後につなげていきたいです」
■久保田晴香選手
Q:後半の途中、0-2という時間帯で入りましたが、どのような意識で入りましたか?
「2点差で負けている状況で、チームの雰囲気も少し落ちていたので、得点に絡むこともそうですが、流れを変える、チームの士気をもう一度高めることが役割として求められていたと思うので、そこは意識してガンガン行こうと思って入ったのですが、力足らず、という感じで終わりました」
Q:3連勝を目指して臨んだゲームで、立ち上がりから相手の上手さはありましたが、自分たちがやれている時間帯もあったと思います。チームとして、率直にこの点差、結果をどう受け止めて次につなげていきたいですか?
「相手の上手さは凄く感じました。日々の練習の中で、どこまでこだわってできるか。その基準をもう一度見つめ直す試合になったと思います。ただ、外から見ていて、できていた時間帯もあったので、そういう時間帯で決め切る力があったら、また流れも変わっていたと思います。いま私はスタメンではない試合が多いですが、もっとチーム全体の底上げも意識してやっていかないといけないと感じました」
Q:3連戦を戦った中で、もっともっと全員で底上げしていく必要性を改めて感じた?
「めっちゃ感じました。(控えの選手たちは)もっとギラギラしたモノを出していく必要があるし、悔しい気持ちは思っているだけではなく、プレーで、練習でもっと出していきたいと思います。自分自身、監督にもっと長い時間使いたいと思わせるようなプレーをしていきたいです」
Q:長い時間出るために、個人としては、どこを高めていく必要があると感じていますか?
「やっぱりプレーの質だと思います。練習の中で、自分でもミスが多いと感じることもあります。自分の長所を出すだけではなく、味方の長所をもっと生かすプレーをすることも必要。そうすればチームも良くなると思うし、自分のプレーの質も上がると思うので、そこは意識して取り組んでいきたいです」
■玉村海乃選手
Q:WEリーグを舞台にした初得点になりました。綺麗なゴールでしたが、決まった瞬間の思いについては?
「気持ち良かったです(笑)」
Q:ボールを受けた瞬間、シュートのイメージを持っていた?
「はい。監督からも『シュートを決めて来い』と強く言われて入ったので、打つしかないという気持ちでした。いいところに打てたと思います」
Q:ピッチに入った時の気持ちについて
「それまで試合にも出られなくて、結果も残せていなかったので、今日、試合に出て結果も残そうと思っていました。今日、ひとつゴールを取れて良かったですが、これからももっとチームに貢献していきたい思いは強いです」











WE参入後、初の公式戦3連勝を目指した今節は東京NBに1-4の完敗。攻守に課題を突き付けられる結果に
2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ第3節・サンフレッチェ広島レジーナ戦から中3日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、再びホームに日テレ・東京ヴェルディベレーザを迎え、リーグステージ第4節に臨んだ。先発は前節と同じ11人。WE参入後、東京NBからの公式戦初勝利、さらにはWE参入後、こちらも初となる公式戦3連勝を目指して挑んだ。
開始早々、和田麻希が右サイドを突破し、セカンドボールを拾った宮本光梨が遠めの位置からシュート。積極的にゴールを狙う姿勢を見せる。ただし、序盤は東京NBにボールを持たれ、守勢に回る入り。保持の上手い相手に対し、「コンパクトにして、ブロックをしっかり作って、間に入らせないことを意識していた」(高和芹夏)セレッソは、守備から入る意識は統一されていたが、「あと一歩のところだったり、外されてパスを出されたり、背後を取られてしまったり、というシーンが多くあった」(高和)と、この試合では前節の広島戦で見せた守備の強度を出せず、人は足りているものの、寄せ切れない場面が散見。13分、北村菜々美に決められた左足でのミドルシュートも3人で囲んでいたが、ブロックできる距離まで詰めることができず、気持ち良く足を振らせてしまった。「(3連戦の3試合目という)体力的な問題だけではなく、ボールへのアプローチのところで一歩足りなかった。相手がコントロールするのを見てからの対応になってしまった。そこをもう一歩、踏み出していければ、コントロールした瞬間を狙っていける。そうした駆け引き、ボールへのアプローチは足りない部分だった」と松田岳夫監督も試合後に振り返った。試合の入りで後手に回ったセレッソだが、20分、宮本が良い奪い方をすると、そこから試合の主導権を握り返す。つなぐ時間も作りながら、左サイドの百濃実結香の縦への突破からチャンスを生み出す。ただし、決定機までは至らずにいると、41分、東京NBに自陣左サイドの背後を取られて失点。この試合、再三突破を許していた東京NBの右ウイングバック、式田和に決められた。劣勢の入りから盛り返して前半を終えようとしていただけに、セレッソとしてはこの2失点目が痛かった。
それでもハーフタイムに指揮官からのゲキを受けて臨んだ後半、最初に決定機を作ったのはセレッソ。49分、中谷莉奈、脇阪麗奈とテンポよくつなぎ、田子夏海が起点を作ってドリブルで運ぶと、パスを受けた百濃が左サイドの背後を取って中へクロス。ここへ走り込んだのは高和。崩した形だったが、シュートはわずかにポストを外れた。「あそこで決めていたら流れもこっちに来たと思います。あの決定機を決め切れなかったことは悔しいですし、反省しないといけない」と高和も振り返るビッグチャンスだった。その後はGK西中麻穂の好セーブやディフェンス陣の体を張った守備で相手の決定機を何とかしのぐと、61分に浅山茉緩、73分には北原朱夏と久保田晴香がピッチに入る。フレッシュな選手を投入して1点を奪いに行ったが、78分、左右に揺さぶられて中央で起点を作られると、最後は後半から入った左サイドの朝生珠実に決められて3失点目。86分には自陣でのパスをカットされ、途中出場の猶本光にロングシュートを決められ4失点目。試合は苦しくなったが、88分、セレッソは81分に途中出場していた玉村海乃が浅山のパスを受けてカットインから左足を振り抜きシュート。見事な弧を描いてネットを揺らした。玉村のWEリーグ公式戦初ゴールとなるゴラッソでセレッソが1点を返すと、動きが活性化した終盤も攻撃を仕掛けたが、2点目は奪えずタイムアップ。最終的には1-4の大差で敗れた。
「ボールを持てる選手が多い相手に対して、スライド、ポジショニングが大事になる」(中谷)と共通認識を持って臨んだ一戦だったが、守備で後手に回って失点を重ね、自分たちがボールを持った時間帯での攻撃の迫力と精度も欠いた。「段々と試合の中で持っている力を発揮できるようになってはきましたが、プレーの質を考えると、ここからさらに積み上げていかないといけないと感じたゲームでした」と試合を総括した松田監督。昨シーズンからの成長を見せている今シーズンだが、さらに上に行くためのレッスンを東京NBから受けた格好となった。もっとも、3連戦は2勝1敗で勝ち越しとポジティブな面も多かった。チームとして良かったところ、課題の両方を受け止めて、次節以降の戦いにつなげていきたい。