第1節
2026.9.13日
セレッソ大阪ヤンマーレディース
北原 朱夏 (2')
浅山 茉緩 (73')
2
HOME
FULL TIME
3
YANMAR HANASAKA STADIUM
1-1
1-2
ちふれASエルフェン埼玉
髙橋 雛 (38')
大曽根 由乃 (52')
髙橋 雛 (61')
YANMAR HANASAKA STADIUM
873人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
松田岳夫監督
「開始早々のゴールで、ゲームの入りとしては非常に良かったです。ただし先制した後、相手が最後まで勝利に対して、ボールに対して執念を持ってプレーしていたのに対し、我々は1点取ったことで受け身になってしまった。そこがこのゲームを象徴する時間帯だったなと思います。それでも何度かチャンスは作りましたが、シュートで終われない。終わり方が悪く、カウンターを受ける悪循環。ハーフタイムで修正もしましたが、守備のところでハマる瞬間が少なかった。メンタル面、フィジカル面、戦術的な要素も含め、全てにおいて空回りした。そういうゲームだったと感じています。誰がいない、とかではなく、それぞれの選手、私を含めたスタッフ、みんながもう一度自分に矢印を向けて修正するところは修正する。そういう気持ちでいかないと、このカップ戦、ズルズル行ってしまうという印象を受けました。簡単なことではないですが、積み上げてきたものをしっかりと出すこと。まずはそこに徹して次のゲームに臨みたいと思います」
Q:入りの部分では、得点だけではなく守備も良く、20分ごろまではかなり押し込んだゲームをしていたと思います。その後、徐々に相手にペースが移った印象もありますが、失点する前後の時間帯について
「ボールに対しての意識が強い時間帯は、ファーストディフェンダーがしっかり決まっていました。ただ、それを1試合継続してやることは難しい。そういう意味では、15分以降、若干我々がセットした形で守備をすることになりました。その際に、ボールに対して振られた時はスライドしないといけないですし、相手をどこに追い込んでいくかということでは、そこでのフィジカル的な要素も必要になってきます。今日はその部分が足りなかった。ボールを出されてから後追いになったり、サイドに出されないようにしながらも真ん中に簡単に付けられてしまったり。我々の守備の連係で小さなミスが積み重なって、(前半の)失点につながってしまったのかなと感じています」
選手コメント
■北原朱夏選手
Q:(涙を流しながらミックスゾーンに現れて)悔しさが伝わってきますが、どのような感情ですか?
「昨年もクロスでやられていることは分かっていたので、練習でも取り組んできて、今日も意識はしていました。マークの見方も改善して挑んで、今日の失点場面もマークは見れていました。やり方を変えた部分はちゃんとできていたのですが、身長が低いところでリリースポイントが相手とは違う。クロスも軌道も速いボールではなく、そこに落ちて来るボールだったので、そこへの対応が足りていなかった。結局、昨年と同じような感じで失点したことが悔しかった。クロスの守備は元々苦手ではなく、得意な部分だったので、そこも悔しい。あの失点でチームの流れを変えてしまったことが本当に悔しいです」
Q:ただ、最初のいい流れを作ったのも北原選手でした。シュートもチームで一番打っています。積極性を発揮することは心掛けていた?
「攻撃が求められていることは自分でも分かっていました。直近の試合ではシュートが3本しか打てなかったこともあって、『シュートは積極的に狙っていこう』という話はしていました。先制点を決めた後、もう一回シュートチャンスが来た時に、サイドで(脇阪)麗奈さんが待っていたことも分かっていたけど、流れ的にも打つべきかなと思って打ちました。結果、ミスにつながってしまったのですが、いつもならパスを選択してしまうところで打てたことは、自分としては成長した部分なのかなと思います。そのあと、ポストに当たったシーンもあったので、そこでも決められたら良かったですし、後半、クロスバーに当てたFKも練習していた得意なコースだったので、決めたかったです」
Q:脇阪選手のクロスに合わせて決めた先制点については?
「(それまでの試合で)逆サイドの選手が上がれていないことが多いと感じていたので、自分は飛び込むことを意識して入りました。クロスを上げるのも得意なので、自分もクロスをもっと上げたかったと思います」
■浅山茉緩選手
Q:得点シーンはパスを引き出すFWらしい動きだったが?
「練習では後ろのポジションをやっているのですが、相手を見ながらボールを動かしています。それを前でも生かせるなと。相手を見ながら動くことは少しずつ意識できているので、それを今日は生かせました。(宮本)光梨さんがいい形で足元にボールをくれたので、ファーストタッチでいい場所に置けて決めることができました」
Q:練習では3バックもやっていますが、試合では途中出場で、前で起用されることが多いです。切り替えもうまくできている?
「練習はディフェンスでやっていますが、松田監督からは、『試合でどのポジションで出たとしても相手を見ながらプレーしろ』と言われているので、どのポジションで出ても、どのタイミングで出ても、相手を見ながらプレーすることを突き詰めていきたいです」
Q:ビハインドの状況で入っただけに、同点、逆転へ持っていきたかった?
「勢いづけようと思って試合に入ったのですが、自分のパスミスから失点につながった。このままでは終われないと思ってプレーして、ゴールに向かって走ったことで得点できたことは良かったですが、チームとしては勝つことができなかったので、個人としてもチームとしても全然足りていないと思います」
■荻久保優里選手
Q:今シーズン公式戦初先発でした。試合やプレーを振り返ると?
「入りで得点を取れたことは良かったと思います。その分、早く取れたがゆえに少し緩んでしまった部分もあったのかなと。前半の攻撃の仕方も、いつもより少し単調になったのかなと思いました。1発で背後を狙うだけではなく、もっと自分が運んだり、味方を使いながら前進できたら、もっと自分たちのリズムを作れたのではないかと思います
Q:先制後も幅を使いながら攻めて、守備でも前から奪えて相手を押し込んでいたと思うが、その時間帯については?
「プレスのかけ方で良かったシーンもありましたが、相手がいい状態で持っている時の自分たちのプレスの嵌め方がもう少し整理されていれば、裏返される前にボールを奪えたんじゃないかなと思います。攻撃でも、サイドに展開してからキッカーがいい状態ではなかったり、中も入れていない状況もあったので、ゴール前の工夫はもう少し要るし、人のかけ方ももっと必要だなと思います」
Q:前半の飲水タイム明けから相手もボールを持つ時間が増えました。失点直前の時間帯については?
「自分たちのボールの失い方が良くなかった。食い違っていたことはあったので、失点する前にもっと自分たちで修正できていれば、失点までは行かなかったのかなと思います」
Q:個人としての手応えはいかがですか?
「半分ぐらいかなと思います。もっとゴール前に行ってシュートに関わりたかったですが、そこまで自分自身が走れていなかった。単調な攻撃になったので、もっとリラックスして自分がボールを回したり、はたいて動き直すなど、自分自身も背後へ飛び出すことができればもっと良かったです」
■石田心菜選手
Q:WEデビューになりました。試合を振り返って感想はいかがですか?
「入りが良かっただけに、すごく悔しいというのが率直な感想です」
Q:早い時間帯に先制しましたが、自身としてもうまく試合に入れた感じでしょうか?
「そうですね。緊張も特になく。試合に出るまでの期間は長かったですが、いい準備はしてきたつもりだったので、試合の入りも特に悪くはなかったのかなと思います」
Q:良い入りをした前半ですが、飲水タイム明けに少しずつ相手にボールを持たれるシーンも増えていきました。前半の失点前後の時間帯については?
「相手のペースに飲み込まれたというよりは、自分たちから崩してしまった。自分から見ても、相手は特にプレッシャーに来ているわけではなかったので、もっと冷静に、焦れずにボールを動かしていれば、前半で失点することもなかったと思いますし、もっと点も取れたのかなと思います」
Q:前半の失点前、相手と1対1になった場面の駆け引きについては?
「シュートを打った髙橋雛選手は(早稲田)大学の2コ上の先輩です。結局2点を決められてしまったのですが、あの場面はすぐに打ってくるとは思わなかったので、頭が下がった瞬間を狙って間合いを詰めようと思っていました」
Q:後半の1失点目、クロス対応で振り返って思うことはありますか?
「あの場面のクロス対応に関しては、自分が出られたとは思わないです。ニアも意識しつつ、(ファーも)視野にあったので。それよりは、シュートに対していい準備をして止めることがあのシーンでは大事でした。シュートに対する準備で、もっといい準備ができたのかなと思います」
Q:実際に試合に出たことで感じたこと、今後に生かしたいことは?
「この日のために、このスタートに立つために、練習をやってきました。ただ、試合に出てみると、練習ではできていても、試合での体感は全然違うと感じました。試合に出たからこそ得た成果と課題はありますし、それを練習から埋めていくと同時に、試合に出続けないと修正は難しいと思うので、また出られるように、今日の試合を無駄にしないようにやっていきたいです」
Q:ピッチに立って、スタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
「ハナサカならではというか、サポーターの声がよく聞こえるので、それは本当にプレーしていて力になりました」











クラシエカップ初戦は北原朱夏のゴールで幸先よく先制も、無念の逆転負け
2026/27WEリーグクラシエカップ リーグステージ第1節、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームにちふれASエルフェン埼玉を迎えた。先発は直近のリーグ戦から3人変更。GK石田心菜がWEリーグ公式戦初出場を果たし、宝田沙織が不在のボランチには荻久保優里、左ウイングバックには北原朱夏が入った。ここまでリーグ開幕から3試合スタメンで好プレーを見せてきた林祐未はベンチからのスタートとなった。
開始2分、試合はいきなり動く。米田博美のクロスを相手DFがクリアミス。拾った脇阪麗奈がダイレクトで中へ上げると、逆サイドで北原が合わせた。勢いづいたセレッソは、ここから素早くボールを動かしゴールへ迫る。攻から守への切り替えも早く、敵陣で奪う回数も増やす。13分、右サイドの背後をドリブルで進入した和田麻希がクロスを上げてチャンスを作ると、16分に決定機。ただし、宮本光梨のパスに抜け出した脇阪のクロスに合わせた北原のシュートはポストを直撃した。続く21分にも決定機。北原とのワンツーで左サイドを抜け出した百濃がドリブルで進入。角度のないところからシュートを放ったが、ここも惜しくもポストを叩いた。はね返りを拾った宮本のミドルシュートもGKの好セーブに阻まれゴールならず。この時間帯で追加点を奪えずにいると、前半の飲水タイム明けはEL埼玉にボールを握られる時間も増えていく。30分、32分の被決定機は何とかしのいだが、38分、自陣左サイドを崩され失点。セレッソとしては、この時間はやや縦に急ぎ過ぎていただけに、もう少し落ち着いて試合をコントロールしたかった。その後はボールを握って敵陣に入るも、決定機を作り切れないまま1-1で前半を折り返した。
後半の立ち上がりもセレッソがボールを握ると、49分に右サイド、51分には左サイドの背後を取ってクロス。良い形を作ったが、中と合わせることはできず。すると52分に失点。自陣右サイドからのクロスにファーサイドでヘディングを決められた。崩された形ではなかっただけに、何とか防ぎたいシーンではあった。55分、北原が狙った直接FKは惜しくもクロスバーを叩く。56分に最初の選手交代。和田と北原に代えて浅山茉緩と林 祐未を投入。両ウイングバックにテコ入れを図った。反撃に出たいセレッソは60分、荻久保のパスで右サイドを崩すと、脇阪のクロスに百濃がシュート、DFにブロックされたこぼれ球を宮本がシュート。怒とうの攻撃を展開したが、同点とはならず。すると直後の61分、縦に付けたパスをカットされ、ターンオーバーの形になると、先制点を決められた髙橋雛にGKの頭上を越すロングシュートを決められた。2失点目に続き不用意な失点でリードを広げられると、65分、松田岳夫監督はさらに2枚替え。高和芹夏、荻久保に代えて久保田晴香、武内マイアを投入。浅山を1トップに配置を変えると、73分、宮本のパスに抜け出した浅山がGKとの1対1を冷静に沈めてゴール。高い決定力を発揮して1点差に迫った。このまま同点、逆転へ持っていきたいセレッソだったが、81分、林が負傷交代するアクシデント。急遽、池田柚葉が入る。再び配置を変えながら最後まで攻めたセレッソは、後半アディショナルタイム、その池田がゴール前で巧みな切り返しからシュート。ゴール前で武内が合わせてネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドでノーゴール。試合は2-3で終了し、セレッソはクラシエカップのリーグステージ初戦を白星で飾ることはできなかった。
リーグ戦では控えからスタートしている北原と浅山にゴールが生まれるなどチームの底上げという部分では収穫もあったこの試合だが、勝負という意味では良い入りをしながら3失点を喫しての逆転負け。失点の軽さと試合運びに課題を残した。「選手、私を含めたスタッフ、みんながもう一度自分に矢印を向けて修正するところは修正する。そういう気持ちでいかないと、このカップ戦、ズルズル行ってしまう印象を受けました」と試合後に話した松田監督。この流れを断ち切るべく、アウェイでの開催となる第2節、AC長野パルセイロ戦で今大会初勝利を目指す。