2025/26 SOMPO WEリーグ第13節

2025.11.9日

セレッソ大阪ヤンマーレディース

中谷 莉奈 (36')

1

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FULL TIME

0

1-0

0-0

ちふれASエルフェン埼玉

ヨドコウ桜スタジアム

1,046人

監督コメント

■松田岳夫監督
「雨の中応援に来ていただいたファン・サポーターの方々に感謝したいと思います。 勝利しましたけれども、今日来ていただいた方々に、点数だけではなくもっともっと選手のパフォーマンス、躍動感、勝利に対する執念、そういう姿を見て欲しかったです。それを全部出し切れないゲームになってしまったことは非常に残念です。私から選手たちにゲームへの入りの伝え方をもっと工夫できなかったかと非常に反省しています。 前半のシュートまで行くシーンを作りその中で1点取れ、結果的に勝利を得たわけですが、それ以外のプレーのところでは、やはりゴール前の迫力不足。ゴールに近づく機会は作れるけれど、やはり決定力というか、ゴールへの意識や執念というのが不足している、そういうような印象でした。後半に入ると相手にリズムを取られて、なかなか高い位置でボールを奪えず防戦一方になりましたが、自分たちはリズムを取り戻すためにどうしていくのか、選手交代も含め取り組んでいきましたが、最後までそれが実らなかったと思います。今日得たものは勝利。それ以外の部分では、課題に非常に多かったゲームでした。これもしっかりと修正して、次週以降の皇后杯、カップ戦に向けて、またチームを高めていきたいと思っています」

Q:試合を通してFWがサイドに流れたり、全体的に選手が流動的に動いている印象がありました。そうした動きは、チームとして意図的にディフェンスラインの裏でボールを受ける狙いがあったのか?
「比較的これまでのゲームは、FWが足元でボールを受けてポストプレーをし、起点をつくる場面が主でした。ただ、浅山のようなスピードのある選手がスペースで受けられるようになってきており、それはここ数試合継続できていて、今日のゲームでもその形をよく出してくれたと感じています。ただ、FWにボールがついた時の2人目、3人目の連動がなかなかなく、どうしてもFWが孤立するシーンが多く、守備ではコンパクトを意識できていましたが、攻撃では距離感が悪く全体が間延びしてしまう。そこが今日のゲームで起きていた課題かなと感じています」

Q:EL埼玉のプレッシャーがきつく、ボールが落ち着きにくかったことについて、どのように感じられましたか?またWEリーグ初ゴールでもある決勝点を挙げた中谷選手の評価について
「相手のプレッシャーに対して、我々も相手チームもボールを動かしながら相手を剥がしていくというこだわりは当然持っていますが、やはりパスだけではなく前にスペースがあれば運ぶことも必要ですし、アタッキングサードでは1対1で仕掛けることも大事です。前だけでなく横方向など360度に出口を持っておかないと、どうしても慌ただしい展開になってしまう。プレッシャーを受けるとバックパスが増えて逃げの姿勢になることもあるので、もっとサポートの質を高め、最後の3人目の飛び出しを増やしていく必要があると思いました。中谷のゴールについては、チームが当初3バックでスタートし、今は4バックになっていますが、サイドバックには攻撃的な姿勢を強く求めています。今日のような攻撃参加をもっと増やしていって欲しいです。決勝点となるゴールを決められたこと、その瞬間は本当にゴールへの意識が非常に高かった。あの場面のように90分間を通してゴールへの意識を持ち続けることが、これから彼女に求められることだと思います。本当に素晴らしいゴールだったと思います」

選手コメント

■中谷莉奈選手
Q:まずは36分の決勝点のシーンを振り返ってください
「ボールが反対のサイドに出たときに、絶対に中に入ろうというのが、自分の中にありました。(和田)麻希がゴールライン際で(ボールを)持ち、クロスを入れてくれるだろうと思って信じて入っていきました。ボールが来たときはもう思い切ってシュートを打つだけでした」
 
Q:自身にボールが渡ってきた時、どう思いましたか
「『来た!』と思ったのですが、あまり考えすぎてしまうと、決められない部分もあると思ったので、思い切って打ちました」
 
Q:WEリーグ初ゴールです。得点を挙げるまで長かったという思いがありますか
「本当にずっと結果を残したくて。でもなかなかチャンスがなかった中で、今日やっと決められて良かったなと思っています」
 
Q:チームメイトからはどう祝福されましたか
「『ナイス!』って、みんなが言ってくれました。すごく嬉しかったです」
 
Q:今季は3バックで始まり、今は4バックの布陣です。最近は左サイドバックでプレーしています。普段からどんなことを心がけていますか
「4バックの時は攻撃参加に行くことを心がけています。逆サイドに(ボールが)ある時は必ず中に入っていくのと、前の選手が持ったら追い越すというのは大事にしています」
 
Q:逆サイドにボールが出たあと、どう中に入っていくイメージですか?
「特に高い位置では、(ボールを)奪われても戻る時間はあるので、とにかく中に入ってと思っています。よりゴールに近い位置に入っていけるようにというのを意識しています」
 
Q:ただ、チームとしては後半、リズムを出し切れませんでした
「相手に(ボールを)持たれた時にファーストディフェンダーが決まっていない状態だと、後ろも狙えません。そこはもっと、後ろから前の選手に声をかけて(相手の選択肢を)限定させ、自分たちが後ろから奪うというのを意識していければいいと思います」
 
Q:今後に向けての意気込みをお願いします
「これからもゴールやアシストといった結果を残していけるように頑張りたいです。このチームに必要とされる選手になれるように日々努力し、チームに欠かせない選手になりたいと思います」
 
 
■宝田沙織選手
Q:松田監督は会見で「力を全然出しきれなかった」と話されていました。1-0で勝利した今日の試合をどう振り返りますか?
「勝ったということだけはプラスに捉えられる試合だったかなと思います。というのは、べレーザ戦は負けましたが、今日よりもセレッソらしいサッカーがたくさん出ていたし、一人ひとりの攻撃の迫力もベレーザ戦のほうがたくさん出せました。その一方、今日の試合では(攻撃の迫力を)出し切れませんでした。ですので、勝ったとはいえ、何もできなかったという評価になってしまいます」
 
Q:「何もできなかった」原因はどういうところにあると感じますか?
「パスを出した後の動き出しや、3人目の関わりが少なく、相手をなかなか動かすことができませんでした。止まってパスを受けることが多く、相手のプレスを受けてしまって奪われることも多かったと思います。もっとたくさんの選手がボールに関わって相手を意図的に動かしていく。その部分はチームとして取り組んでいかないといけないと思います」
 
Q:後半は選手を代えて、立ち位置も変えてきたEL埼玉に主導権を握られる時間帯もありました。修正を試みたけれど修正し切れなかった部分とは?
「一番は選手一人ひとりの距離感です。ディフェンス、フォワード、ボランチ、それぞれの距離感が全部遠いと感じていました。それで、セカンドボールが拾えない。攻撃にもなかなか関われない。そこは大きな課題だと感じました」
 
Q:後半アディショナルタイムには、あわや失点というピンチもありました。そうした中でもしっかりと勝ち切れたことは大きいと思いますが?
「前回のベレーザ戦は勝てる試合を落とした感覚がありました。メンタル的にも時間帯的にも少しマイナスに働いてしまった部分があったのかなと思います。その教訓を生かして今日の試合は最後まで(集中力を)切らさずに全員で守ることは共通理解を持って実践できたと思います」
 
Q:公式戦ホーム4連勝です。勝ち切れたのはファン・サポーターの皆さんの存在も大きいと感じますか?
「やっぱり観客の皆さんの声援はホームとアウェイでは全く違います。選手みんな、ホームでは絶対に勝つという強い思いを持っています。それが結果につながっているのかなと思います」
 
Q:次戦は皇后杯になります。意気込みをお願いします
「皇后杯は負けたら終わりというまた違うプレッシャーがありますが、そういう試合でもセレッソが表現したいサッカーをたくさん出しながら勝って、次節以降のリーグ戦にもつなげていきたいと思います。
 
 
■和田麻希選手
Q:今日は右サイドハーフで先発出場しました。どういう意識をもって試合に入りましたか?
「右サイドでは、前向きでボールをもらいやすいポジションなので、自分の得意なドリブルを出していこうと思って試合に入りました」
 
Q:サイドに張るだけではなく、中にポジショニングを取ったりして自由に動き回っていましたね
「松田監督から『攻撃は自由にやっていい』と言われていました。前の試合でも『中に入ってボールを受けろ』と指示がありましたし、自分に求められている動きはそういうことなのかなと思って、中で積極的に受けてボールはさばくことも意識しました」
 
Q:前半36分には素晴らしいターンを決めたあと、ドリブルからのクロスで中谷莉奈選手の決勝点をお膳立てしました。あの場面を解説すると?
「あそこの位置(コーナーフラッグ付近)は好きというか、得意というか(笑)。ドリブルしやすい場所ですし、どんどん仕掛けることを意識していました。クロスを上げたときは、莉奈が見えていたわけではないんですが、そこに飛び込んできてほしいという思いであそこに出しました。決めてくれて良かったです」
 
Q:ただ、その後は攻撃の迫力を出し切れませんでした。課題に感じた部分は?
「やっぱりゴール前のクオリティです。今日は自分で仕掛けるのではなく、パス優先のプレーになっていました。自分で仕掛けて相手が食いついてからパスを出すなど、もっとクオリティを上げつつ、より積極的にフィニッシュに関わっていければと感じました」
 
 
■名和咲香選手
Q:今日は雨中での戦いになりました。ピッチコンディションを含めて、より意識したことはありますか?
「雨でも、晴れでもいつもどおりのプレーを出せるように意識しています。雨でピッチコンディションが変わったからといって、自分のプレーが変わったらダメだと思うので、普段どおりのプレーを出そうと思って試合に入りました」
 
Q:77分にはEL埼玉の栃谷美羽選手の強烈なミドルシュートを指先で触ってのビッグセーブがありました。あのシーンを振り返ると?
「辛うじて触れましたが、もっとしっかり触ってクロスバーの上にまで弾き出したかったです。相手にミドルシュートが多いということは分析でも言われていました。頭にも入っていたので、もっといい準備をしないとダメだなと」
 
Q:1-0で勝利し、公式戦ホーム4連勝となりました
「無失点で勝ちはしましたが、今日は自分のプレーは全然出せませんでした。味方に助けてもらった部分が大きいです。しっかり振り返って反省して、次の1週間でまたしっかり準備していきたいと思います」
 
 
■米田博美選手
Q:リーグ戦では6試合ぶりの先発出場となりました。右サイドバックとして意識していたことは?
「久々のスタメンでの出場だったので、何かを残そうと思っていましたが、なかなか自分のプレーや周りを生かすプレーができませんでした。悔しさが残りました。EL埼玉は背後に蹴ってくるという分析があったので、ディフェンスラインを早めに下げて、ダウン、アップのラインコントロールも意識していました。あとはチャレンジ&カバーもしっかり意識してプレーしました」
 
Q:今日は和田選手との縦関係でした。和田選手をどう生かそうとい考えていましたか?
「麻希と縦関係を組むことはあまりなかったのですが、麻希はドリブルが武器で、あと中で受けられることも特長だと思うので、自分が幅を取って彼女が中で受けやすいようにと意識しました。また、守備面では常に声をかけて、コミュニケーションを取りながらプレーしていました」
 
Q:いろいろなポジションで試合に出ていますが、どこのポジションであれ自分の力を出すという意識が強いですか?
「そうですね。どのポジションであっても、まずは目の前の相手に絶対に負けないこと。その上で自分の良さ、ビルドアップの部分や、サイドバックであれば攻撃に関わるチャンスがたくさんあるので、そこをもっともっと出していけたらと思います」
 
Q:来週から皇后杯の戦いがスタートします
「皇后杯はリーグ戦とは違って一発勝負です。負けたら終わりですので、緊張感や戦いづらさがあると思います。ですが、それで引いて守ったりするのではなく、自分たちのアグレッシブなサッカーをして、一戦一戦、目の前の相手に負けないように頑張っていきたいです」