

MATCH DATA

11
位
勝ち点
11
得失点差
-5
直近5試合の戦績

6
位
勝ち点
14
得失点差
4
直近5試合の戦績
過去の対戦成績
HOME
AWAY
通算対戦結果
勝利21
分け12
負け23
チームスタッツ (シーズン平均)


12.3
シュート
10.5
3.9
枠内
シュート
3.5
54.8
ボール
支配率
48.1
10.5
ドリブル
8.8
512.4
パス
402.3
9.1
ファウル
13.9
選手リスト
MATCH PREVIEW試合の見どころ

代表ウィークが明けて再開される明治安田J1リーグ。セレッソ大阪は、ホームに横浜F・マリノスを迎え、明治安田J1リーグ第9節に挑む。直近のリーグ戦は3試合未勝利と足踏みが続いているだけに、再び勢いを付けるためにも、是が非でもホームで勝利を掴みたい。
リーグ戦の中断期間はカップ戦の2試合が行われ、Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド2回戦では藤枝MYFCに2-1、天皇杯3回戦では鹿児島ユナイテッドFCに2-0で勝利した。いずれもJ2、J3と下のカテゴリーが相手だったとは言え、しっかりと公式戦2連勝で終えたことでチームの士気も高まった。代表活動で抜けていた選手たちもいたが、開幕からリーグ戦8試合を戦った中で見えた課題、3バックの利点も含め、今季のスタイルを改めて見つめ直す時間にもなった。パブロ マチン監督も、「成長しているところはたくさん見受けられます」と手応えを示し、公式戦3試合連発中のルーカス フェルナンデスも、「自信を持ってリーグ再開に臨めます」と表情を引き締めた。もちろん、再びJ1の舞台に戻ることで、相手のレベルも上がる。「そうした相手に自分たちが成長している姿を見せられるか。そこは私自身も見ていきたい」と指揮官は冷静な視点も持ち合わせている。中断期間の収穫としては、より多くの選手がプレーすることで、今季のスタイルへの理解を深めたこと。藤枝戦はゴール、鹿児島戦ではアシストと結果を残したパブロ サバックら、カップ戦の2試合はリーグ戦での出場時間が短い選手たちも多くプレーしたことで、チーム全体の底上げにもつながった。今月は最大で公式戦8連戦という過密日程となる。チームの総力を上げていく作業はこれからも欠かせない。

今シーズンの横浜FMはスティーブ コリカ新監督を迎えてスタート。鹿島アントラーズとの開幕戦では、打ち合いの末に3-4で敗れたが、初戦から指揮官の色はピッチに落とし込まれていた。センターバック、ボランチを中心とした強度の高い守備、ウイングを生かした縦に速い攻撃が特長であり、1トップには先日の日本代表に初招集された谷村海那もいる。まずは各局面におけるデュエルで負けないことが重要であり、守備では、ボックス内での決定力が高い谷村にいいボールを配球させないようにしたい。天野純、かつてセレッソでもプレーしたジョルディクルークスら名手の左足には警戒が必要だ。攻撃では、鹿児島戦でも有効だったサイドチェンジ、大外からの仕掛けは今節も発揮していきたい。直近のリーグ戦は4試合連続でミラーゲームとなった中、今節は4バックの横浜FMが相手。サイドを中心にミスマッチも発生する中、ウイングバックがいかに高い位置を取れるか。押し込むためにはそこがバロメーターになる。また、横浜FMのジェイソン キニョーネスとは、「コロンビア時代、デポルティーボ・カリのU-20で一緒にプレーしていた」と話すサバックは、「対戦が楽しみ」と今節に向けて胸を高鳴らせる。彼らのマッチアップも注目ポイントだ。
6位・横浜FMとの勝点差は3。セレッソとしては、勝てば彼らに並ぶことができる重要な一戦。シーズンも序盤から中盤に差し掛かっていく第9節。上位に食らい付いていくためにもここで離されるわけにはいかない。新体制になって開幕から公式戦負けなしが続くホームのファン・サポーターの声援も力に変えて、勝点3だけを目指して戦い抜く。

Q:リーグ戦としては3週間ぶりになります。再開されるリーグ戦へ向けた意気込みをお願いします
「正直、そんなに空いたのか、という感覚です。その間にカップ戦もあったので、中断期間は短く感じました。リーグ戦の再開をホームで迎えられることを嬉しく思います。サポーターの皆さんの前で勝利を挙げられるよう、全力を尽くします。カップ戦では2試合勝利しましたが、どんな時でも応援して下さるファン・サポーターの皆さんのために、リーグ戦でも良い試合をして、勝利をお届けしたいと思います」
Q:天皇杯3回戦の鹿児島ユナイテッドFC戦は、4バックの相手にサイドチェンジが効いていました。ウイングバックが高い位置を取ることも含め、少しずつ監督のスタイルが浸透してきた手応えもありますか?
「成長しているところはたくさん見受けられます。新しいシステムを使うことに関して、監督である私自身も選手を見てアジャストしないといけないですし、選手もシステムにアジャストしないといけません。そういったところをしっかりと一人ひとりが汲み取って、自分たちのシステムを理解し始めているところかなと思います。鹿児島戦に関しては、いい攻撃といい守備ができましたが、リーグ戦に戻れば相手のレベルも上がります。そうした相手に自分たちが成長している姿を見せられるか。そこは私自身も見ていきたいと思います」
Q:横浜FMの印象と、彼らの強みをどう認識されていますか?また、試合のポイントについてはどうお考えですか?
「歴史あるクラブで素晴らしい選手も揃っています。個々のデュエルも強い印象がありますし、サイド攻撃も魅力的です。ウイングとサイドバックの選手の関わりも良いと思います。試合のポイントについては、戦術的なこと以外が大事になると思います。全ての試合において言えることですが、自陣ではミスを少なく、相手の陣地では決定機を仕留めること。この2つが大事になります。そのためにもデュエルで勝つこと、セカンドボールを拾うこと。それができれば主導権を握ることができます。主導権を握れば相手の特長も抑えることができます。その先に、自分たちのフットボールを表現することにもつながっていきます。全てがつながっているという意味では、試合のポイントを一つに挙げることはできませんが、今、話したことが試合に勝つために必要になると思います」

Q:リーグ戦の中断期間、チームはカップ戦に2試合勝利して、ルーカス選手もゴールという結果を残しました。リーグが中断していた3週間はチームにとって、ルーカス選手個人にとって、どのような期間になりましたか?
「チームにとっても個人にとっても、非常にいい時間になりました。自分自身も試合に出ることで試合勘をかなり取り戻せたと感じています。チームとしても、試合に勝ったことで自信が付きました。明日からリーグ戦が再開されますが、自信を持って臨めると思います」
Q:ルーカス選手は北海道コンサドーレ札幌時代、ペトロヴィッチ監督のもとで3バックも経験している分、3-4-2-1のやり方は理解されていると思いますが、この中断期間も含め、改めてパブロ マチン監督が志向する3バックへの理解度も深まった感覚はありますか?
「そうですね。システムだけで話すと、ミシャさんのもとでプレーした経験は生かされています。ミシャさんのもとではウイング(バック)でプレーしていましたが、この形の基本的な考え方、原理・原則は理解しているつもりです。ただし、システムは同じでも、監督が違えばサッカーも変わります。そうはいっても、ミシャさんのもとでプレーした時間がパブロ マチン監督のサッカーをやる上でも助けになっています」
Q:再開されるリーグ戦へ向けて「自信を持って臨める」という言葉もありましたが、改めて、横浜FMの印象や強みも含め、今節へ向けた意気込みをお願いします
「皆さんが知っている通り、横浜FMはいいチームで攻撃的なチームです。何試合か見ましたが、アグレッシブなチームという印象です。前線には速い選手もいて、クラブ自体が速い攻撃をスタイルとして持っています。彼らの強みも頭に入れて、いい意味でリスペクトしながらも、自分たちのホームですし、自分たちのサッカーを展開して勝ちたいと思います」
Q:相手の攻撃陣を抑えるためには、前線からの守備、攻守の切り替え、セカンドボールを拾うことも大事になりますか?
「そうですね。プレッシャーをかけて相手にリズムを作らせないことは大事です。相手は隙を見せれば得点につなげてくる攻撃力があるので、開始から終了の笛が鳴るまで集中を切らさないように戦うことも大事です。セカンドボールの回収に関しては常にパブロ マチン監督から強く求められています。監督が求めるサッカーを体現する上で必要な要素なので、そうしたところもチーム全体で表現しながら、勝利に向けて良いパフォーマンスを発揮したいです」
FOCUS ON THE MATCH試合の注目ポイント
代表ウィークが明けて再開されるリーグ戦。明治安田J1リーグ第9節、セレッソ大阪は、ヤンマーハナサカスタジアムに横浜F・マリノスを迎える。ホームでのリーグ戦は約1カ月ぶり。待ちわびたサポーターへ歓喜を届けたい一戦だ。横浜FMとのJ1リーグでの対戦成績はセレッソの20勝12分20敗(78得点81失点)。全くの五分だが、ホームに限ると2012シーズン以降、12試合で8勝4分と圧倒的な勝率を誇る。
今シーズン、横浜FMはオーストラリア籍のスティーブ コリカ新監督を迎えてスタート。鹿島アントラーズと激しく打ち合った開幕戦の記憶も新しい中、第7節を終えた時点で3勝2分2敗の9位。新指揮官1年目から攻撃的なスタイルを落とし込んでいる。まず抑えるべき選手は第7節終了時で得点ランク2位の6点を決めている谷村海那。ワンタッチゴールをはじめ多彩な得点パターンを持つだけに、古巣戦となる畠中槙之輔を中心にひと時も目を離さずマークしたい。また、開幕戦で今季の“ファーストゴール”を決めた三井寺眞、近藤友喜の両翼を止めることも重要だ。
セレッソとのつながりで言えば、23シーズンから1年半プレーしたジョルディ クルークスがハナサカに相手として帰ってくる。今季はここまでサブからのスタートが多くなっているが、25シーズンのアウェイ戦ではゴールも決められた。その左足は強烈であり、カットインからのシュート、クロスに警戒したい。もう一人、セレッソでU-12からU-18まで過ごした鈴木冬一も在籍。今年1月に負った左膝外側半月板損傷から天皇杯2回戦で約9カ月ぶりに復帰を果たし、第7節のFC町田ゼルビア戦では後半途中から左サイドバックでプレーした。推進力のある攻撃参加を封じたい。
リーグ戦再開となる今節はここから再び勢いを付けるためにも重要な一戦。今シーズンから指揮を執る新監督同士のマッチアップを制し、今季ここまでリーグ戦負けなしのホーム・ハナサカで勝利の喜びを分かち合いたい。
(※データなどは9月15日時点)
SAKURA DIARYセレッソ番記者コラム

代表ウィークが明けて3週間ぶりにJ1のある週末が帰ってくる。体感としては長かったが、この間もセレサポとしては十分に楽しめたはずだ。まず第20回アジア競技大会では男女のサッカーが毎日のように行われていた。宝田沙織がプレーしたなでしこジャパンは金メダルに輝いた。横山夢樹と石渡ネルソンがプレーした大岩ジャパンは惜しくも銀メダルに終わったが、決勝の韓国戦も悲観する内容ではなく、ロサンゼルス五輪の出場権を懸けた予選へ向けて大きな経験を積めただろう。そして、北中米ワールドカップを終えて再スタートを切った日本代表では、瀬古歩夢が“初陣”のウルグアイ戦から4試合連続先発でプレー。クラブに戻ってからの疲労が懸念されるほど出続けたが、そこで見せたパフォーマンスは圧巻で、実に堂々としていた。本来のポテンシャルにリーグ・アン(フランス1部リーグ)でプレーした自信が加わったことで、選手としてのランクが一回りも二回りも上がった印象だ。4年後のワールドカップへ向けて主軸になり得る姿を披露したことは、とても誇らしかった。
チームも代表ウィークの間はカップ戦があり、ルヴァンカップ2回戦では藤枝MYFC、天皇杯3回戦では鹿児島ユナイテッドFCを下してトーナメントを勝ち上がった。ルーカス フェルナンデスの公式戦3試合連続ゴールやパブロ サバックの加入後初ゴール、阪田澪哉の復帰後初ゴールなど、今後に向けた好材料も多く、実りある2試合となった。10月は最大8連戦の過密日程。その分、多くの選手がプレーして、成長を遂げることができる。我々はそれを見る楽しみもある。ただし、リーグ戦としては直近3試合未勝利という事実もある。再開初戦となる今節、ホームでは相性の良い横浜F・マリノスをしっかり叩き、リーグ戦としても上昇気流に乗っていきたい。
(文=小田尚史)
PICK UP PLAYERMF 14 横山夢樹
今年の上半期に行われた特別大会、明治安田J1百年構想リーグでは、開幕直後から武器であるドリブル突破は異彩を放ち、J1でも十分に通用することを証明した。地域リーグラウンド第17節の名古屋グランパス戦でJ1を舞台にした初ゴールを含む2得点を挙げると、「ここから急角度で上がっていきたい」との言葉通り、続く地域リーグラウンド最終節のファジアーノ岡山戦でも2得点。自信を付けた状態で百年構想リーグを終えた。
26-27シーズンの開幕戦では、香川真司の落としを受けてドリブルで運び、豪快な一撃を放ち、正真正銘のJ1初ゴール。百年構想リーグの勢いそのままにシーズンインを果たした。もっとも、キャンプでは葛藤もあった。アーサー パパス前監督のもとではウイングとして活躍。そこからオフに監督交代があり、パブロ マチン監督のシステムは3-4-2-1。キャンプではシャドーとウイングバックにトライした中、前者は相手を背負った状態でパスを受ける難しさがあり、ウイングに比べてスペースは少ない。後者は前方にスペースはあるが、押し込まれると5バックになり、守備に追われてゴールへの距離が遠くなる。最終的にはシャドーで開幕を迎えたが、「ゴールに近くなる」(横山)利点も生かし、得点につなげた。伏線として、百年構想リーグ終盤も外に張るだけではなく、中に入って行くことでゴールを決めていた。プレーの幅を広げる上で、今季のトライもプラスに働くだろう。
直近はU-21日本代表のメンバーとして第20回アジア競技大会を戦った。ボールが入れば仕掛ける横山のプレーは戦術の一つになっていた。グループステージ第2戦では、オフ・ザ・ボールの動きで背後を取ってゴールを決めるシーンもあったが、足元に入ってからのプレーだけではなく、背後への抜け出し、周りと上手く関わることも覚えていけば、より怖さは増す。ヤンマースタジアム長居で行われたウズベキスタンとの準決勝では、後半から入り、劣勢の流れを一変。自身の仕掛けで日本に主導権を引き寄せた。1-1で迎えた延長でも決着付かず、勝負はPK戦に委ねられた中、自身もしっかり決めて、決勝進出に貢献した。決勝では押し込みながらも1点が遠く、韓国に敗れて銀メダル。大会を振り返って、「結果、結果、という思いになって空回りした部分もあったので、結果はもちろん大事ですが、そこが先行しないように、落ち着いてやるべきことをやることも大事」という教訓も得た。
チームに戻って初戦となった天皇杯3回戦では68分に途中出場すると、早速チャンスを作った。今季のドリブル総数41回はリーグ2位。回数の多い選手たちの中で、成功率68%は群を抜いて高い数字だ。チームはリーグ戦の直近3試合は2分1敗と未勝利。この間、1点、0点、1点と得点力に課題も抱えている。そうした攻撃陣の起爆剤となるべく、勝利を目指すチームの強力なエンジンとしてゴールへ向かっていきたい。
(文=小田尚史)