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山東魯能戦 遠征レポート【3月15日前日記者会見】

    3月15日、山東省体育中心体育場(済南)で、試合前日の記者会見が行なわれました。その様子をお知らせいたします。
    会見の冒頭には司会の方から、「3月11日、日本ではとても深刻な大地震と津波が発生しました。中国でも、以前雲南省で大きな地震が起こっていますので、私はACL関係者を代表して、被災され犠牲になられた皆さまに謹んで哀悼の意をささげます」との挨拶がありました。また、山東魯能からも、会見の中でお見舞いの言葉をいただきました。

    ■レヴィー・クルピ監督のコメント
    「皆さん、こんにちは。こういった日本にとって非常にデリケートな時期に試合をするということで、非常に複雑な思いがあります。まずは、中国の皆さまに感謝をしたいと思います。というのは、昨日こちらに来てから、たくさんの人に日本はどうですか? と心配していただいて、励ましの言葉をいただきました。あるいは、中国政府を含めて、いろいろな多くの国々から支援をするということを言っていただいて、日本の被災者の方々は本当にありがたく思っています。
    私たちは、今回済南までやってきて、明日ACLの試合を戦うわけですが、私たちとしては被災者の方々を励ますために、全力で戦い、もし勝利をおさめることができれば、被災者の方々に喜んでもらえるのではないかと思っています。私はブラジル人ですけれども、日本人というのはひとつの大きな精神力を持っています。それは、私は『頑張れスピリッツ』という日本語の言葉で覚えたんですが、どんなに苦しいことがあっても、決してあきらめないで我慢強く耐え抜いていく、そういう忍耐力が日本の国民にはありますので、私は、近いうちに日本の国民、日本の国は必ず復興を遂げると確信しています」

    ■質疑応答
    Q クルピ監督にうかがいます。山東のチームにも2人のブラジル人がいますが、彼らはセレッソ大阪に脅威となると思いますか?
    A「間違いないと思います。ブラジル人選手はどのチームにもいて、私たちのチームにも韓国人の選手が2人、ブラジル人の選手が2人います。山東にも4人の外国人の選手がいて、監督さんは非常に経験のある方です。本当に高いレベルの試合になると思います。両チームがチャンスを作り出す試合になると思います。なぜならば、両チーム共に外国人選手を含めて、非常にレベルが高い。本当に明日の試合はいい試合になると思います」
    Q 茂庭選手にうかがいます。大地震という状態で、選手たちの心境はどうでしょうか? 
    A 「まずは、セレッソの関係者、山東の関係者の皆さんに、明日ここで試合が出来ることにすごく感謝しています。僕の親戚や友人も、たくさん被災地にいますが、チーム一丸となって戦うことで、被災地の皆さんに少しでも勇気や元気を与えることができれば、すごくうれしいし、チームもみんなそういうモチベーションで明日はいきます」

     

    15時~スタジアムで公式練習が行われました。

     

    内容は、いつもの試合前日と同じ、2タッチゲームでした。冷たい風が吹く中、1時間弱のトレーニングを行ないました。

     

    また、今日は宿舎に山東省人民対外友好協会の崔副会長と、趙副秘書長がお越しになりました。藤田社長、レヴィー・クルピ監督、梶野強化部長がご挨拶、会談が行なわれました。

     

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