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AFCチャンピオンズリーグvsアレマ・インドネシア戦前日記者会見

    本日開催しました「AFCチャンピオンズリーグ vsアレマ・インドネシア戦前日記者会見」のレポートをお届けします。

     

    3月1日(火)@大阪長居スタジアム
    【セレッソ大阪】
    レヴィー・クルピ監督

    「みなさんこんにちは。今シーズンをACLという非常に重要な試合で開幕させることができるということに、本当に試合を前にしてワクワクしているところです。セレッソの夢でもあった、ACL出場という昨年達成した目標があったんですけれども、このACLで(今季が)開幕するという重みを今感じています。今日選手たちの表情を見ても非常に明るく明日の試合に向けて手応えを感じる雰囲気でした。明日の試合にはすべてをぶつけて、必ず勝利をものにしたいと思います」

    茂庭照幸選手
    「こんにちは。セレッソも、僕自身も、この大会は初挑戦になるのですごくワクワクしています。アレマはインドネシアのチャンピオンチームと聞いていますので、常に挑戦者の気持ちで、セレッソ大阪らしい攻撃的なサッカーで、ぜひホームで勝ちをおさめたいなと思っています」

    【質疑応答】
    Q クルピ監督にお伺いします。チームがスタートしたのが2月に入ってからで、期間があまりなかったと思うのですが、現在、チームの状態をどのように考えていますか。それとアレマの印象をお伺いしたいです。
    A「アレマは今シーズン14試合、シーズンの中で戦っていらっしゃることを考えれば、我々よりもゲーム勘という部分では、コンディション的には良いかもしれません。でも我々はキャンプとキャンプ以降合わせて90分のゲームを3回練習試合としてしてきました。明日のゲームは非常にコンディションで臨めると思うし、選手たちもしっかりと走りきれる状態にあると思います。そして、アレマの印象は、中国あるいは韓国のサッカーとは少し違って、技術的なレベルの高い選手がより揃ったチームだと思います。そしてポゼッションを重視してボールを回してくるチームだと思っています。中国あるいは韓国のチームほどタフでハードなサッカーという印象ではないと思います」

    Q 昨日練習を休んだ高橋(大輔)選手の状態と、試合出場の見通しは?  そして、ACL6試合の中で得失点差というのも重要になってくると思うのですが、そういう意味で明日の試合はただ勝つだけではなくて得点というのも必要となってくると思うのですが、その辺のゲームプランついてお聞きしたいです。
    A 「まず高橋大輔の状態ですが、今日は他のメンバーと通常通りの練習をしました。ただし、もしもの場合に備えて今日発表したメンバーには1名追加して19人のメンバーを明日試合に準備させようと思っています。それから先ほどおっしゃった得失点差に関する件なんですけれど、まず予選リーグは6試合しかないということ、そういった中で実力差がもし大きくなければおっしゃったように得失点差が大事になってくる、これは本当に大事な部分だと思いますので、どの試合も勝利だけに満足するのではなく、最後まで攻めきる姿勢が重要になってくると思っています」

    Q 茂庭選手に質問です。アジアの大会は代表で行かれていると思うのですが、ACLというのは初めてなんですが、Jリーグで戦ってらっしゃる色々なお友達とかに話は聞いてらっしゃると思うのですが、この大会の印象はいかがでしょうか?
    A 「印象はやっぱりクラブチームで国を代表して戦うということで、また日の丸を背負って戦うというのでは少し違うかなという風に思いましたね。今までのACLはやっぱりテレビでしか見たことがなかったですし、クラブ同士がすごく熱い戦いを繰り広げていたから、それに参加することができてすごく誇りに思うし、この大会はいい経験だけで終わらせることなく、自分のステップアップのためにしっかりいいものにしていきたいなと思っています」
    Q 茂庭選手にお伺いいたします。過去にクラブレベル、もしくは代表レベルの中で東南アジアと戦った経験があるならば、インドネシアとか、シンガポールとかあると思いますが、そのときの選手の戦い方の印象があれば教えてください。もしなければビデオとかで見たインドネシアの守備の印象を教えてください。
    A 「体は、日本・韓国・中国に比べて若干小さいという印象があります。そのかわりすごくテクニックやがあって、本当にボールをつなぐ技術が高い選手が揃った国柄なのかなという印象は受けました」

    Q 監督、茂庭選手にお伺いします。ここ2年、優勝は韓国のクラブで、日本クラブ、セレッソが彼らに上回っている部分と、逆に韓国や中国のクラブに足りない部分があれば教えてください。
    A (監督)「我々がタイトルを取るために、そして韓国という壁を乗り越えるために必要なのは一言で言えば、“バランス”ということだと思います。ディフェンス、中盤、そして攻撃、このすべてにおいてバランスのとれた試合運びをしていかなければいけない。もう一つは勝利へのこだわり、勝者のスピリッツというのを存分に見せていかなければ最後タイトルという形には結びつかないと思います。オーガナイズされた中でしっかりとバランスを取ったサッカーをしていく、ここが鍵になると思っています」

    (茂庭)「セレッソが優れているという部分は、インドネシア・韓国・中国に比べてスピード・テクニック・技術そういった部分が非常に高い、特にセレッソに関しては個人の能力が日本でも優れていると思います。それがグループリーグで1番優れている部分だと思います。まぁ韓国が2年連続チャンピオンということで、足りないというか、フィジカルの部分、体の大きさだったり、やっぱりそういうところでは敵わないなとは若干感じてはいます。ただ、90分間戦う中で韓国と中国、そういったチームと同じ土俵で戦わない、体をぶつけてくる相手に対して体をぶつけにいかない、そこを賢くスピード、テクニックで交わしにいく、そういったことができれば間違いなくセレッソ大阪は決勝トーナメントにも行けるし、優勝争い、チャンピオンになることもできると思っています。

    Q 茂庭選手にお伺いします。茂庭選手自身、代表に呼ばれた時期があって、その後FC東京でケガなどがあって、そしてまたセレッソにきて国際舞台に戻ってきたという、感慨みたいなものはありましたか。
    A 「はい。色んなものに感謝しております。セレッソ大阪はもちろん、僕を信じ続けて使ってくれた監督や選手もそうだし、僕に関わってくれたすべての人に感謝しています。もうそれにつきますね」

     


    【アレマ・インドネシア】

    Q この大会に向けての意気込みを聞かせてください。あと、セレッソ大阪という相手の情報をどの範囲までつかんでいるのか教えてください。
    A ミロスラフ・ジャヌ監督「私は、日本のサッカー界というものが非常にレベルが高い、質が高いということは十分に承知しております。みなさんご存知のようにアジアカップ、そして日本の選手の結果を残すということに敬意をはらっております。日本選手の熱い魂というものにも敬意を表しております。本来ならば、私どももフルメンバーで来る予定でしたけれども、どうしても国のU-23の代表に4名、選手がどうしても参加しなければならなかったので残念ながら、主力選手の4名が来れなかったんですけれども、しかし、この2週間私たちは、明日のセレッソの試合にむけて準備をしてきました。ですので、明日の試合は本当にに私たちのMAX、精一杯の力をつかって挑みたいと思っております。またセレッソのサポーターのみなさんも非常に熱いという風に聞いておりますので、やはり私たちの最高の試合を見せるよう頑張っていきたいと思います。セレッソに関する情報ですが、私を含め、他のコーチであるとか、非常にインターネットで探してきたり、もしくは大阪に在住している“アレマニア”言われる、アレマインドネシアを応援する在日のインドネシア人のサポーターの方からセレッソ大阪についての選手の情報をいただいております。しかし、セレッソは新しい選手が加入しているということもあり、あまり新しい情報はなかなかつかめていないのですが、私たちは生でセレッソの試合というものを実際に見たかったと思っていましたが、なかなかその機会がなかったのは残念だったと思います」

    Q キャプテンにお伺いします。日本に来日しての日本の印象と、このACLではどんなプレーを見せて、どんな目標をおいているか教えてください。
    A モハンマド・ノー・アラム選手「日本の印象は、とても素晴らしい国だという印象を持っています。サッカーに関して言いますと、とてもレベルの高い選手が多い、そしてまたこのようにスタジアムも立派な設備を持っていてすごくいいなという印象をもっています。試合に関しては、私たちはインドネシアから日本までわざわざ遊びにきたりとか、何か休暇を過ごしにきたわけではないので、やはり全力を尽くしてセレッソと対戦したいと思います」

    Q 監督にお伺いします。チームの特徴というか、強みなどがあれば教えてください。
    A 「強みを聞かれましたが、非常にお答えするのは難しいと思います。私は今まで3回海外の試合、2004年、2007年はアレマを川崎フロンターレの試合に導いてきましたし、今回はセレッソの試合に対戦するわけですが、やはり私たちインドネシアのサッカー自体のレベルを申し上げますと、日本や中国、韓国に比べて、その次にくるような、正直言ってあまりレベルの高いとは思っていません。しかし、チームの中には横にいるキャプテンの選手であったりとか、リデゥアンというシンガポールからの選手もおりますので国際試合や海外を経験している選手がいるのは特徴です。しかし、他の選手に目を向けますと、国際試合を経験したことがないような選手も中にはいます。なので、どうなるかは明日みなさんの目で是非見てください。そして、私はいつも試合に向けては非常に楽観的、プラス思考で臨むことにしています。現実はどうであるかは問題ですが、非常に選手を信じております。いつも選手に対してはベストを尽くして、最高の試合をするようにと言っていますし、私はそうしてくれるものだといつも信じております」

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