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2010新体制発表会見【質疑応答】

    2月5日の「新体制発表会見」での質疑応答です。

    Q)クルピ監督へ、今季の具体的な準備とかACL出場を目指すなどあるのか?
    また、キャプテンは決められているかどうか? 今季はたくさん新加入の選手が入って、顔ぶれがかなり変わると思いますが、それをまとめていくのにこれから何が重要になってくるか?
    A)まずは天皇杯、あるいはナビスコカップというトーナメントの大会が2つありますが、トーナメントの大会というのは短期間で一発勝負の試合ということですので、どのチームにも優勝の可能性があると思います。そういう意味ではまずそういったトーナメントの大会でタイトルを獲りにいきたい。さらにはJリーグで上位に進出したい。そして最終的にはACLであるといった国際的な大会につながる順位に食い込むことができればそれがベストだと思っています。我々のチームに比べて、ここ数年同じような顔ぶれでチームが仕上がっているチーム、あるいは経済力のあるチームそういったチーム強敵は非常にたくさんあると思いますが、サッカーというのは結果につながるのはグラウンドでのパフォーマンス、それしかないと思っております。そういう意味では今ここにいる選手たちと力を合わせてその目標を達成することは可能だと思っております。
    ふたつ目の質問ですが、キャプテンは昨シーズンに引き続き、羽田がキャプテンということです。羽田は非常に去年もチームをうまくまとめてくれましたし、サポーター、選手さらにはスタッフ各方面から厚い信頼をおかれている人物でもあるので、今年も引き続きキャプテンを任せたいと思っています。
    最後のご質問で、新加入の選手が多い中で、どういった風にチームをまとめていくかということですけれども、これは例えると結婚生活を始めた夫婦に近いものがあり、いろんな要素があります。なかなか一言では言いがたいものがあります、ただし私が言えるのはチームの全員が同じ目標に向かって一つになる、そのためには自分のエゴを捨てて、チームの一員として自分の役割を果たす。この気持ちを常に持ち続けている限り、高い目標を達成することが可能だと思っています。さらには、シーズンの中では必ずうまくいかないと時というのはあるものです。しかしその時がチームとしての実力、真価を問われるとときだと思います。そういった時にあらためて選手たちにはチームの一員であるということ、チームのためにプレーする、貢献するということを問いかけていきたいと思っています。

    Q)監督に伺いますが、10人を超える新加入選手がいるなかで、チームのベースは、やはり昨シーズンJ2を戦ってきた香川選手であり、乾選手、マルチネス選手といった選手を軸に攻撃的なサッカーを展開したいとお考えなのか、また新しく加わった選手をそんな中でどのように生かしていきたいとお考えなのか、そのあたりのお考えを聞かせてください。
    A)やはり新しい選手が入ってきましたので、多少変えていかなくてはいけない部分というのはあると思います。そうは言っても先ほど社長からも説明がありました「攻めきる」という姿勢ですね、これはやはりチームの持ち味ですし、チームの持ち味として持ち続けていきたい。しかし先ほども話にあった試合の終盤での失点、これを続けてしまう、この問題点はやはり改善していかなければいけない。そういったところをふまえると、J1というのはJ2よりも当然上がりますので、チームとしてしっかり昨年の反省をふまえて変えていくところは少しずつ変えていかなければいけないと思っています。

    Q)クルピ監督にご質問ですが、新外国人選手のお二人、このお二人に関して実際に監督がプレーをご覧になられて獲得を決められたのかという点と、獲得の決め手となった点、セレッソの中で期待するプレーを教えてください。
    A)もちろん二人のプレーというのは見たことがあります。見て判断の材料にしました。さらには時間をかけて彼らの監督として一緒に仕事をしたことのある知り合いの監督に何度も電話をして、彼らの人間性を含めて、どういった選手であるか、そういう情報をかなりの時間を割いて集めました。そして本当にどの監督も絶対にチームの力になる選手だ、プレーだけでなくて人間性を含めて非常に素晴らしい選手たちであるということを言ってくれて、獲得にいたりました。彼らの持っている技術、あるいは体力を含めてチームのために大きく貢献してくれることと思います。ブラジル人が日本のサッカーに慣れるということは簡単なことではないですけれども、そういった多くの友人からの話を聞いて、彼らなら間違いなくチームに貢献してくれると確信しました。

    Q)加入された選手の皆様にお聞きしたいのですが、具体的なアピールポイントというものがあれば、一人ずつお聞かせください。
    A)〔清武弘嗣〕ポジションは香川君とか乾君とかとかぶるんですけれど、まあ自分はドリブルとかパスとかが得意なので、そこを注目して見て欲しいですし、セレッソは本当に上手い選手が多いので、色々盗みながらがんばっていきたいと思います。
    〔茂庭照幸〕昨シーズン失点数が多かったということなので、少しでもその失点数を減らすことができればいいなと思います。
    〔アマラウ〕僕はやっぱりチームにとって大事なのはチームの絆、和だと思っています。まずはそういった部分をチームの中で大事にしていきたい。そして個人的には僕の仕事はまずはディフェンスということになりますので、失点をしないように最終ラインの選手たちとコミュニケーションをとって失点を減らしていきたいと思っています。
    〔播戸竜二〕ゴールが求められると思うので、それに応えられるように、やっぱりひとつでも取れるように。究極に言うとそこだけを集中してやれたらなと思います。
    〔家長昭博〕去年のセレッソの攻撃力がさらに増すように、攻撃のほうで力を発揮できればいいと思います。
    〔高橋 大輔〕運動量を生かした攻守両面において、運動量を生かして貢献したいですし、攻撃的な部分でもしっかり貢献したいと思ってます。
    〔上本 大海〕スピードを生かしたディフェンスをしたいなと思います。
    〔松井 謙弥〕クロスボールに積極的にどんどん出られたらなと思います。
    〔永井 龍〕自分はドリブルとかで持っていくほうではないので、インザーギ選手のような、ゴール前で仕事ができたらなと思います。
    〔扇原 貴宏〕ディフェンダーですけど攻撃も好きなので、左足でのフィードや攻撃の起点となるようなパスを見て欲しいです。
    〔荻野 賢次郎〕スピードを生かしてアグレッシブに、かつ野性的にいきたいです。
    レヴィー・クルピ監督から
    「ちょっと待ってください。これだけすごい能力を持った選手が集まると、今聞いてたら感心しました。この中で11人選らぶのかと、正直困ってしまいます」

    Q)加入された皆さんにセレッソの誰とプレーをするのが楽しみなのか、ホーム開幕が大阪ダービーということで、その意気込みをお願いいたします。
    A)
    〔清武弘嗣〕そうですね、まあ本当にセレッソは強いチームですし、本当にチームの皆とサッカーができることを本当に幸せだと思いますし、誰っていうことはなく、皆とプレーできることが本当に嬉しいです。ホームがダービー戦ですけれど絶対に負けられないと思うので、絶対に勝ちたいと思います。
    〔茂庭照幸〕個人的には羽田とやれるのが非常に楽しみです。高校生の頃からいっしょにやってきた仲間なので非常に楽しみにしています。開幕戦の大阪ダービーは、僕も色々とダービーとか大きなゲーム経験してきましたけれど、また独特な雰囲気の中でやれると思うんで、楽しみながら勝ちたいなと思います。
    〔アマラウ〕私は本当に海外で初めてプレーするので、やはり誰ということでなくこのチームにいる皆とサッカーができるというのが本当に楽しみで仕方がないです。なぜなら本当に来日してから、本当に皆がこころよく、気持ちよく受け入れてくれたので、そういった仲間達とプレーをすることができるということが本当に楽しみで仕方がありません。あとやっぱりダービーですけれど、ダービーであるという以上に、やはり開幕から序盤の試合というのは結果を求められる大事な試合なので、そういう意味でも勝利という結果に結び付けたいと思います。
    〔播戸竜二〕やっぱり香川、乾という今、日本代表でやっている選手たちと一緒にやるのは楽しみですし、そういう選手たちとたくさんゴールを取りたいなと思います。大阪ダービーなんですけど、2006年に万博でやったのが最後だと思うんですけど、あの時はガンバの一員としてゴールを取っているので、今度はセレッソの一員としてゴールを取って、セレッソを勝利に導きたいなってふうに思います。
    〔家長昭博〕ピンクのユニフォームを着て、昨シーズンいっしょにプレーした大分の選手とあのフィールドに立つのを楽しみにしています。あとダービーに関しては、久しぶりのダービーですし、大阪が盛り上がると思うので長居でいい試合をして勝ちます。
    〔高橋 大輔〕初めての移籍ということで、いろんなことが初めてづくしというか。そういった面で皆とプレーするのが楽しみだし、ダービーっていうことに関しても楽しみながら、しっかり結果を求めていきたいなと思います。
    〔上本 大海〕僕も誰とではなく、皆とやれるってことが本当にすごい楽しみです。ダービーも本当に絶対負けたくないっていう気持ちをもって、前向きにやっていきたいなと思います。
    〔松井 謙弥〕僕も皆とやれることを楽しみにしていたので、楽しみながらやりたいと思います。ダービーのほうは必然的に熱くなると思うので、頭は冷静に、勝ちにこだわってやりたいと思います。
    〔永井 龍〕特に誰とやりたいというのはないんですけど、やっぱり香川選手とか乾選手は日本のトップレベルの選手なんで、そういう選手たちと一緒にプレーしてやっていきたいと思います。ルーキーですけど、そんなんは多分関係ないんでこれからアピールしていって、大阪ダービーに出られるようにしていきたいです。
    〔扇原 貴宏〕ユースの時からトップの試合を見たときに羽田選手のプレーがとても好きで、羽田選手とプレーするのがとても楽しみです。ダービーにはやっぱり個人的には、そのダービーのメンバーに入れるようにこれからもがんばっていって、チームとしても勝てるようにしていきたいです。
    〔荻野 賢次郎〕他のキーパーの3人の方々といっしょにやって、その3人のいいところを我がものにして、それでレベルアップします。大阪ダービーについては、僕もチームの一員としてがんばって貢献したいです。アピールしていきます。

    Q)監督に1点だけ伺いたいんですが、もう1ヵ月後にはJリーグも開幕するわけなんですが、他のJリーグ、J1のチームすべては始動してる中で、フィジカルトレーニングはセレッソはここまで積んできましたが、このひと月でどのような形でチームを作っていくのか、今監督の中でどのようなイメージを持たれているのか、またその時間というのは決して長くはないと思うのですが、十分な時間はないと思うのですが、その中でどのように開幕に向けて準備をしていきたいのか聞かせてください。 A)その点に関してはもう私はまったく心配はしていません。というのは、ブラジルにはシーズンのカレンダーの関係で強豪チームになればなるほど1月になって、1週間あるいは10日の練習をした後にもうシーズンが始まってしまう、そういう国から私は来ましたので、今から1カ月ある、逆に今までの練習を含めると1カ月以上もある、こんなパラダイスといっていいほどの時間がとれる国というのは世界を見渡してもないと思うんです。これから1カ月あればその中で技術、戦術あるいはフィジカルをしっかり磨き上げることができますし、さらには公式戦開幕までに3試合の練習試合も組んでいます。その点に関してはまったく心配はしていません。

                                                                   以上

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