【ハーフタイム】
チャンスはしっかり作れているのでこのまま続けていこう。
相手もカウンターにやられているので、もっと気を付けよう。
前がかりになりすぎず、冷静にやろう。
前半のようなサッカーを続けられれば、絶対に逆転できる。

【試合後】
普段あまり起きないことがたくさん起きた試合内容だったので、振り返ることは難しいです。甲府さんは退場者が出たにも関わらず、勝利にふさわしいサッカーでした。ケガ人が出てしまったところからリズムを崩してしまい、2点目、3点目と追加点を獲られてしまった。サイドからの攻撃を狙いましたが、もう少しのところでゴールを決められなかった。やはり決定力が足りなかったと思います。来週もアウェイで大事な広島戦がありますが、切り替えて絶対勝利できるようにトレーニングしていきます。

連勝で迎えたJ1降格チームとのアウェイゲーム。内容、結果ともに荒れる試合展開となった。
　予想通りしっかりしたパスワークで立ち上がりから一気に仕掛ける甲府。セレッソもサイドの香川選手、酒本選手のスピードを活かし攻撃を仕掛ける。お互い持ち味を出し合う前半の立ち上がり。そんな中、ディフェンダー前田選手がキープしようとするボールを奪われそのままゴールネットを揺らされてしまう。先制されたことにより、前がかりになりサイドから果敢に攻め立て何度か惜しい場面を作り出す。しかし、その時が訪れた。24分には古橋選手、26分には柳沢選手と立て続けに足を痛めてしまい、早い時間帯での負傷交代。セットプレーやゴール前でのシュートなどチャンスは多く作るが、終了間際にディフェンスがうまく崩され2得点を献上してしまう。前半だけで3点のビハインド。
ハーフタイム、レヴィーからは「点差が逆でもおかしくない。それだけ内容も良く、チャンスも作れている」と、後半の逆転に向けて檄が飛ぶ。
後半の立ち上がりはセレッソペースで展開される。どんどん前がかりになり攻撃を仕掛ける。ペナルティエリア付近のプレーに対してファールを受け、フリーキックが続く。すると、後半11分にはカレカがペナルティエリア内で突破しようとしたところを倒されて甲府ディフェンダーが一発退場。このPKをジェルマーノが決め1点を返す。ここから展開が早くなる。後半19分には甲府のコーナーキックから奪ったボールをすぐに前線にパスをつなぎ、サイドを駆け上がってカウンターを狙うが、またしてもファールを受ける。甲府ディフェンダーが2枚目の警告で退場となり、甲府は9人での戦いとなった。セレッソにとっては逆転の絶好のチャンスとばかりに勝負をかけに行く。中盤では自由にボールをまわし、攻撃パターンを探る。香川選手、柿谷選手が中央でボールを受け、サイドに展開し、何度も甲府ゴールを脅かす。その後、全くと言っていいほど甲府に決定的場面を作らせずに、常に優位に立つ。後半ロスタイム、右サイドの酒本選手から中を見てクロスを挙げると、中央で待っていたカレカ選手が絶妙のタイミングでヘディングシュート。移籍後初ゴールを挙げた。終了間際も立て続けにコーナーキックのチャンスが3回続くが、ゴールネットを揺らすことができなかった。負傷交代という不運な状況もあり残念ながら昇格ライバル相手に3連勝とはいかなかった。シュート数を見ても相手より倍以上も多い21本。勝つチャンスは十分にあっただけに非常に残念な結果となった。