2016明治安田生命J2リーグ 第35節

2016.10.8 (土) 14:04

キンチョウスタジアム

入場者数:9391人

セレッソ大阪
  • 山村 和也 (19'), 杉本 健勇 (45+2'), 玉田 圭司 (60')
FC岐阜
  • 岡根 直哉 (68'), レオミネイロ (69')
3-2
2-0 1-2

セレッソ大阪

GK 27 丹野 研太
DF 4 藤本 康太
DF 5 田中 裕介
DF 15 松田 陸
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 14 丸橋 祐介 36'
MF 18 清原 翔平 70
MF 24 山村 和也 19'
FW 9 杉本 健勇 45+2' 90+2
FW 20 玉田 圭司 60' 78

サブ

GK 1 武田 博行
DF 3 茂庭 照幸
DF 17 酒本 憲幸 70
DF 33 椋原 健太
MF 30 木本 恭生
FW 11 リカルド サントス 78
FW 29 澤上 竜二 90+2
監督 大熊 清

FC岐阜

GK 22 ポープ ウィリアム
DF 2 阿部 正紀 85'
DF 30 田代 雅也
DF 4 岡根 直哉 68'
DF 35 磐瀬 剛
DF 20 鈴木 潤
MF 5 青木 翼 87
MF 23 小野 悠斗 51
MF 9 エヴァンドロ
MF 24 難波 宏明 57
FW 33 レオミネイロ 69' 82'

サブ

GK 21 高木 義成
DF 17 野垣内 俊 51
DF 18 冨士 祐樹
MF 7 田中 パウロ淳一 57
MF 14 風間 宏矢
MF 34 田中 達也 87
FW 36 瀧谷 亮
監督 吉田 恵

シュート数

6 8
    松田 陸(1), 山村 和也(1), 杉本 健勇(3), 玉田 圭司(1)
    田代 雅也 (1), 岡根 直哉 (1), 青木 翼 (1), エヴァンドロ (2), レオミネイロ (2), 田中 パウロ淳一 (1)

ゴールキック

9 3

コーナーキック

5 4

直接フリーキック

10 19

間接フリーキック

2 1

オフサイド

2 1

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・後半の立ち上がりを集中しよう。
    ・ボランチを起点にサイドを有効的に使おう。
    ・ディフェンスからコミュニケーションを図り、しっかり守ろう。
  • 【試合後】
    監督会見①
    https://youtu.be/sM5vVWdwESg

    監督会見②
    https://youtu.be/jouTAriJtyA

    「まず、多くのサポーターがホームゲームに来てくれて、本当に感謝しています。
     前節で、連勝から試合を落としてしまい、ホームで勝点3を取るということが必須だった試合でした。メンバーが替わったり、GKも(丹野研太には)なかなか出場機会がなかったなかで、少し連係の部分とか課題も出たのですが、全体的にはよく立ち直って、メンタルの部分も立て直して、今までの反省を生かしてくれたと思います。ただ、1失点目はセットプレーからということで、我々がケアしなくちゃいけない形で取られてしまっている。そういうところは、非常に残念なところ。山村(和也)がいる前後の、我々の弱いところを突いてくるというのは、何回もミーティングしていたのですが、そこでやられているというのは大きな課題だと思っています。その課題をしっかり克服して、次節に臨みたい。代表選手(山口蛍とキム ジンヒョン)も頑張っていて、そこから(次節までに)帰ってきてくれるので、ここで一丸となって、残りの試合もしっかり戦っていきたい」

    Q:玉田圭司選手からリカルド サントス選手に替えた意図について
    「玉田も少し膝の違和感とかがあったりするので。少し前線の運動量が落ちたところ(を補完することが)、意図としてありました。前線の起点だけでなく、前線の守備も、今日は玉田が頑張ってくれていたので、いつもより体力のロスもあるかなと思うくらい、ここぞというところでの守備のきっかけも今まで以上にやってくれていたことによって、非常にバランスも取ることができていた。ただ、やはり少し運動量落ちていたので、前線の起点と、前線の守備の始まりというところを期待して(リカルド サントスを)出しました」

    Q:2失点をして1点差になったあと、ピッチにいる選手へ監督からどのような指示をされましたか?また、今日先発した丹野選手のよかったところと、今後のディフェンスラインを含めた改善点については?
    「まず、2失点したとき、多少ディフェンスラインとGKの連係(の課題)もあった。今は、GKから落ち着き、GKから声を掛けてDFを落ち着かせ、そしてDFが前のボランチを落ち着かせるということをやっている。最後尾のああいうときの落ち着きというところでは、今まではなかなか落ち込んで声を掛けるということでは少しドタバタしたところもあったのですが、そんなに(丹野が今季試合をこなした)履歴がないなか、2失点後でも、彼の振る舞いも落ち着いた様子で仕事をしてくれたことがディフェンスラインの落ち着きにつながったのかなと思います。それと、相手が(途中から)2トップで来たので、山村のところで前回の反省を生かしてバイタルを締めることで、余計に(ディフェンスラインの背後を狙ってくる)一発の裏を狙ってくる。これでディフェンスラインも読みやすくなるということで、山村のポジションをよりバイタルを消すようにと指示をしながら、あとはうまくボールを(収めて)時間を使いながらということをやっていました。
     相手が2トップになるまでは相手にチャンスらしいチャンスがほとんどないなか、前回もそうでしたが、何回かチャンスを作られたあとに動揺するということがあった。多少のやられた部分があったなかの、その修正と切り替えを試合のピッチで誰がどのようにやるかというところを、もう少しGKなりディフェンスラインが微調整する(ことが大事になる)。たとえば、ディフェンスラインを上げるとか、ボランチの位置(を修正すること)なのかサイドバックを(中に)しぼらせることなのか。その辺のリーダーを今は藤本(康太)が真ん中でラインコントロールなどをやっているが、時間の経過とともにそれができるように、ピッチのなかで(リーダーがもっと)出てくれば、非常にいいのかなと思います。藤本だけでなく、そういったリーダーが多く出てくれば、失点のときのような(苦しい)時間帯も少なくなるのかなと思います」

選手コメント

  • https://youtu.be/Cjq3J7qnbwg


    https://youtu.be/k3GZvmXEnCM



    https://youtu.be/oikdB7rp2Xw


    ■杉本健勇選手
    「2点を取ってからハーフタイムでロッカーに入ったとき、横浜FC戦 でのこともあったので、あのときの教訓を生かしてしっかり最後まで集中して戦おうということと、受け身にならず自分たちは点を取りに行こうという話をしていました。後半に3点目も入りましたが、一方で1失点目では完全に俺のマークを外してしまったので、そこはこの試合を苦しい試合にしてしまった要因だったと思います。しっかりそこは俺自身が反省して、もっと責任感を持って、一から自分のプレーを見つめ直したい。その後、立て続けに失点してしまったが、そこから後ろがしっかり耐えて勝つことができたのはよかったと思います。ただ、残り試合のなかで、セレッソは得失点差が(他の上位より)下回っているので、そこは失点なしで勝ちたかった。それでも、まずは勝つことが大事。自分として反省するところがあったので、しっかり反省してやっていきたい」

    ■清原翔平選手
    「前半に2点を取れたことは大きかったですが、3点目を取ってから、1失点した後の次の1失点が早かったので、そこははっきりした課題だと思います。試合の締め方としては、そこからまた集中し直せて、しっかり終わらせることができていたと思いますが、ああいう失点をしないようにしっかりやっていくことが大事。第一に勝点3が必要な試合だったので、そこは達成できたのですが、まだまだ課題も残っているので、またしっかり準備をして次の試合に臨みたい。
    (Q:前節の悔しい敗戦のムードを断ち切り、今節ではなにより結果が大事ななかで勝点3を取れたことは、次節につながるところもあるのでは?)
    本当に落とせない試合だった。またここから連勝するという意識がチームにはありますし、その第1歩として今日勝つことができたのはよかったです。正直、2失点のところは得失点差を考えると落としてしまったというイメージ、感覚もありますが、一方で勝点3は取ることができた。今はその両方の気持ちがあります」

    ■丸橋祐介選手
    「後半に3点目を取れて3-0になったが、そこからの試合の進め方をもっと突き詰めてやっていきたい。ただ、2失点して、いつもなら慌てていたかもしれないのですが、しっかりピッチのなかでみんなで声を掛け合って耐えることができたと思います。
    (Q:リスクをかけてでも攻めに行くプレーをよく見せていたが?)
    (杉本)健勇の近くでできるだけサポートしようと思ってやっていました。健勇もしっかりキープをやってくれるので、高い位置を取ってプレーできました。
    (Q:前節の悔しい敗戦後の試合で、プレッシャーもあるなか、勝点3を取れた意義について)
    もう勝つしかないので。どんな試合でも勝点3を泥臭く取っていきたい。
    (Q:山口蛍選手、キム ジンヒョン選手不在のなかでも、しっかり勝っていい報告ができるのでは?)
    蛍の代表での活躍にみんなも刺激を受けていますし、2人がいなくても『これだけ戦えるんやぞ!』というところは見せたかったので、(チームにとって)大きな勝利になったと思います」

    ■田中裕介選手
    「ちょっとまったりしてしまったところもありましたが、3点を取るまではよかったのかなと。(山口)蛍とか(キム)ジンヒョンがいないなかでうまくやれていたと思いますが、3-0からの相手のセットプレーと、そのあとにすぐに追加点を入れられたことが、周りの人も見てのとおりよくなかったところ。2失点目は相手の1本のパスからで、丹野(研太)も久々の出場だったこともあったと思います。1失点目ではマークを離れてしまっていますし、そういうところも含めて、集中力が課題。3点の貯金があったから勝つことができましたが、もし2点だったら今回引き分けていた。これを次への教訓にして、集中すべきところで集中してやることと、3点取ったからOKじゃなくて、試合終了の笛が鳴るまでしっかりやらなきゃいけない。
    (Q:2失点後、しっかりピッチ内で修正して試合を締めくくれたが?)
    失点の前から、試合を通して裏への1本を狙ってくるという相手の狙いは、だいたいスカウティングどおりだった。そこの局面で負けないようにすることとカバーするところ、そこをもう一度試合のなかで整理しようとベンチからも声が出ていました。自分たちも中で気を引き締めてやっていけるように、声を掛け合っていました」

    ■玉田圭司選手
    「自分が点を取って3-0になって、いい雰囲気になっていたのですが、その後の戦い方は考えていかないといけない。ただ自分自身、点も取れたし、思うようなプレーがある程度できたので、それを続けていきたいと思います。ホームでなかなか勝てていなかったが、それを勝てたことをうれしく思いますし、次の試合に繋がるような戦い方ができたなと思います。残り試合は少ないですが、ともに戦ってください。よろしくお願いします」

    ■山村和也選手
    「3-0で試合を終わらせることができればよかったが、2失点してしまって、少し課題の残るゲーム内容になったかなと思います。次までにしっかり改善して、サポーターの皆さまに結果で喜んでもらえるようにまた頑張るので、応援よろしくお願いします」

試合後記

  • 明治安田生命J2リーグ第35節、前節に続くホームゲームにて、20位のFC岐阜と対戦した、セレッソ大阪。日本代表MF山口蛍と韓国代表GKキム ジンヒョンが、代表戦のためにチームを一時離脱しているなか、今節の先発には、ボランチの一角にMF山村和也が名を連ね、3試合ぶりのリーグ戦出場。GKには、前節、キム ジンヒョンの負傷を受けて後半からピッチに立っていた丹野研太が、第16節カマタマーレ讃岐戦以来、リーグ戦では2度目の先発。そして、最前線には2試合ぶりにFW玉田圭司がピッチに立った。さらに、GK武田博行が今季初めてベンチ入りした。

     天気予報では雨も心配されたが、実際には青空も広がり、32.7℃という秋とは思えない陽気と暑さのなかで行われた、キンチョウスタジアムでの一戦。強風も吹き、前半は逆風のなかでプレーすることになったセレッソは、立ち上がりに精彩を欠く場面もあったが、19分に先制。左サイド、杉本健勇からの右足でのクロスに、ゴール前であわせた山村が、ヘディングシュートを叩き込んだ。この試合のキーマンの1人が、早速、結果を出し、チームは主導権を得た。

     その後、前節同様、前半途中に飲水タイムがとられた試合では、さらに攻勢をかけたかったセレッソだが、1点をとったあとは清水戦のときのようにペースがあがらない。それでも、前半終了間際、左サイドでの丸橋のフリーキックにニアサイドであわせた杉本がヘディングシュートを相手ゴールに突き刺し、今季12得点目を獲得。頼もしきゲームキャプテンが、閉塞感を打ち破った。

     ハーフタイムには、「点を取ったあとの課題を克服しようと、自分たちで主導権を握って次の点を狙うという、チームでそういう意識を統一して、後半に入った」(清原翔平)と、気を引き締め直した桜色の戦士たち。後半開始から岐阜を攻め立てると、60分、3点目が生まれる。杉本とのワンツーから左サイドを突破した丸橋のクロスに、ゴール前でヘッドをあわせたのは、玉田。百戦錬磨の20番が貴重な追加点をチームにもたらした。

     3-0として勝負を決めたかに思われたセレッソだが、その後、岐阜に隙を見せてしまう。68分、途中出場の田中パウロ淳一(大阪桐蔭高校卒)の右コーナーキックから岡根直哉(初芝橋本高校卒、大阪府岸和田市出身)にヘディングシュートを決められると、その1分後には相手の1本の縦パスにGK丹野が対応しようとした鼻先で、スピードのあるFWレオミネイロにボールをさらわれてしまい、またも失点。あっという間に1点差に詰め寄られた。

     スタジアムには不穏な雰囲気も流れ始めたが、2失点の直後に酒本憲幸を送り込み、立て直しを図ったセレッソ。その酒本の突破から再び攻勢をかけ、チームに活気が蘇る。終盤は途中出場のリカルド サントスと澤上竜二が身体を張って敵陣でボールをキープ。そのまま3-2で試合を締めくくったセレッソは、苦しみながらも勝点3を獲得。同日、ファジアーノ岡山と引き分けた2位・松本山雅FC(勝点68)との勝点差を2に縮めた。

    「3-0で試合を終わらせることができればよかったが、2失点してしまって、少し課題の残るゲーム内容になった」と山村も振り返るように、反省点も少なくなかったセレッソ。しかし、今、J1復帰のために大事なことは勝利、勝点3の積み上げ。「またここから連勝するという意識がチームにはありますし、その第一歩として今日勝つことができたのはよかった」と清原もいうように、この1勝をきっかけに、課題も克服しながら、残り7試合も勝ち続けて、J1への道をたぐり寄せたい。次節の5位・岡山とのアウェイ決戦を含めて、これからもセレッソはチーム一丸となって高みだけを見据えて前進する。

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